小塩遥菜さんはカットマンとしてめきめきと頭角を現している卓球選手で、2020年現在はまだ中学生という将来を期待されている選手の一人。
すでに世界ランキングにも名前が挙がっている小塩遥菜さんの気になるプロフィールをまとめています。
小塩遥菜の横入れ動画がすごい!
小塩遥菜さんはネットを迂回させて入れる「横入れ」を連発することでも有名です。
卓球では通常、ネットの上を越えてボールを打ち返すものの、ルール上は、ネットの横からボールを返しても良いとされています。
ネットの上から返球をする場合は、ボールの回転などからバウンドを読むことができるものの、横入れの場合には台とほぼ同じような高さから打つため、ほとんどバウンドしません。
台の上を滑るような現象になりるため、なので、横入れされたボールを返球するのは難易度が高く、プロでも打ち返すのが困難です。
小塩遥菜のプレースタイルは?
小塩遥菜さんはカットマンらしく相手を焦らし、イライラさせてミスを誘う戦法を得意としています。
通常のカットマンが多用する下回転のカットと独自の横回転のカットを織り交ぜて時には予想外の奇襲に転じ、切り崩していきます。
下回転のカットと横回転のカットでは返球方法が変えなければいけないものの、小塩遥菜さんは立ち方やフォームに大きな差がありません。
つまり小塩遥菜さんは腕を動かすまで、どちらのカットが繰り出されるかは相手にはわからないため、相手がカットを読みきれず、あらぬ方向に「ホームラン」を打ってしまったり、
そもそも小塩遥菜さんの返球についていけず立ち尽くすこともしばしばあります。
小塩遥菜のラバー・ラケットは?
小塩遥菜さんの使用用具は、
ラケット:KOJI MATSUSHITA(松下浩二)
フォアラバー:V>15Extra(エキストラ)
バックラバー:カールP-1R ソフト
です。
ラケット
小塩遥菜さんのラケットは
全てのカットマンのために―世界のチョッパー、松下浩二が開発し発売当初から絶大な支持を集めるカット用ギア『KOJI MATSUSHITA(松下浩二モデル)』です。
全日本4回優勝、世界銅メダリストの松下浩二選手が自ら開発に関わった名器で、
カットの変化とコントロールに優れ、攻撃時には木材の合板特性で弾みを生みだします。
ラバー
小塩遥菜さんのラバーは、
フォアラバー:V>15Extra(エキストラ)
バックラバー:カールP-1R ソフト
となっています。
「V>15Extra(エキストラ)」は、ラバーが硬く球離れが早いのが特徴で、決定打を生むための威力を重視する選手に向いているとされています。
また相手のボールをスピード感のある攻撃的な打球で返すことができます。
小塩遥菜さんの他にも丹羽孝希選手や吉村和弘選手が使用しています。
「カールP-1R ソフト」は、ルールで定められた範囲で大きな変化幅を誇る最強の粒高ラバー。
細長い粒形状でブロックでは強烈な変化、カットではイレギュラーするほどの切れ味を生み出します。
粒高では難しいといわれる「切れたツッツキ」を繰り出すことが可能となります。
小塩遥菜wikiプロフィール
名前:小塩遥菜(こしお はるな)
出身地:福岡県
所属:JOCエリートアカデミー
生年月日:2005年8月3日
年齢:15歳
中学校:東京都北区立稲付中学校
戦型:右シェーク守備型
小塩遥菜さんは小学校に入る前から両親の方針で卓球ではなくボクシングや水泳などをしていたそうです。
卓球を始めたのは小学校3年生からで、競技を始めてわずか2年余りの小学6年で全国大会に優勝。
小塩遥菜は小学6年からすでに親元を離れて早田ひな選手などの強豪選手を輩出している福岡県中間市の石田卓球クラブで腕を磨き、
中学校に上がると日本オリンピック委員会(JOC)が中高生を集めて五輪選手育成を目指す「エリートアカデミー」(東京都北区)に入校しています。
小塩遥菜の経歴
小塩遥菜さんの世界ランキングは103位(2019年12月時点)となっています。
■2017年
ITTFゴールデンシリーズジュニアサーキット・カデット女子シングルス優勝
東アジアホープス・女子団体/女子シングルス優勝
■2018年
全国中学校卓球大会・女子シングルス準優勝
全日本卓球選手権大会・カデットの部13歳以下女子シングルス優勝
■2019年
ITTFジュニアサーキット香港オープン・ジュニア女子シングルス優勝/カデット女子ダブルス優勝
全国中学校卓球大会・女子シングルス優勝
2019アジアジュニア&カデット卓球選手権大会・女子ジュニアシングルス3位
2019年世界ジュニア卓球選手権大会・女子シングルス準優勝
小塩遥菜の中学校は?
小塩遥菜さんはJOCエリートアカデミーの規定で稲付中学校に通っています。
(おそらく)JOCエリートアカデミーの練習が行われている場所が味の素ナショナルトレーニングセンターで、稲付中学校は道路を挟んで隣に位置しています。
憶測をさらに重ねると、小塩遥菜さんはナショナルトレーニングセンターの寮で暮らしているんじゃないでしょうか。
稲付中学校ではアスリートの卒業生が多く、
張本智和選手
平野美宇選手
加藤美優選手
長崎美柚選手
といった名前があります。
小塩遥菜の身長・体重は?
小塩遥菜さんの身長体重については具体的な数字は公表されていないものの身長は、様々なメディアに掲載されている写真や動画から160㎝前後とみられます。
小塩遥菜の母親と妹は?
小塩遥菜さんの母親は、元卓球選手で女子元プロボクサーという経歴を持つ小塩真弓さんです。
卓球ではインターハイ8強の実力者で父親もソフトテニスの選手。
母親や現在は十六銀行の卓球チームのコーチをしているそうで、小塩遥菜さんの幼少期から母親が卓球に取り組んでいる様子を見て影響を受けたようです。
小塩遥菜さんの妹は「小塩悠菜」さん。
小学2年生の時に卓球の全日本選手権バンビの部で優勝するも早くも引退しボクシングに転向。
小学生の全国大会「ジュニアチャンピオンズリーグ」の体重27・5キロ以下の部で日本一に輝くと、
なんと2019年の春には卓球に復帰し岐阜から福岡の石田卓球クラブに留学しているそうです。
小塩遥菜さんという姉を持ちながら「運動能力では妹にかなわない」を言わしめるような逸材で、
「運動神経は全部あっちにいっちゃって。走るのも速いし、ジャンプ力とかも妹の方があるんですよ。学校の体力テストとかも妹はずっとAなんですけど、私はCとかで…。」と話しています。