+1(500)や+1500からはじまる電話番号について
+1(500)や+1500から始まる電話番号の着信は、アメリカからの国際電話である可能性があるため警戒が必よです。
+1(500)・+1500からはじまる電話番号の着信は国際電話詐欺？
+1はアメリカの国番号で、+1の後に続くエリアコードで発信元の地域がわかることもあります。 しかし、+1(500)は特定の地域に紐づかないエリアコード（UPT）であるため、発信地域を特定することはできません。 +1(500)は、一般の人が日常的に使用する電話番号ではないため、詐欺などの危険性がある国際電話と警戒する必要があります。 特に、身に覚えのない国際電話には出ない方が安全です。
近年、+1など「+」で始まる国際電話番号を悪用した特殊詐欺が増加しています。 警察庁によると、特殊詐欺で「+」が頭に付いた発信は、2023年9月までに4775件と、2022年1年間の150件から30倍以上に増加しています。 詐欺グループは、警察からの番号利用停止要請に対応できない国際番号を使うケースが増えているとみられます。
国際電話番号を使った詐欺には、以下のような手口があります。
- ウェブサイトの利用料金が未納であると電話で伝え、電子マネーの購入を指示する。
- 「サイト利用料金が1年間未納。詳細を聞くには『１』を押して」などと自動音声で案内し、電子マネーの購入を指示する。
国際電話番号からの電話は、出ないのが一番の対策です。 不安を煽り、金銭を騙し取ろうとする詐欺師もいるため注意が必要です。 知らない国際電話番号には、絶対に応答したり、折り返したりしてはいけません。 被害を防ぐためには、少しでも怪しいと感じたら反応しないことが重要です。 また、固定電話であれば、国際電話の発着信を「国際電話不取扱受付センター」（0120・210・364）で休止することができます。
国際電話詐欺について｜+1(500)・+1500からはじまる電話番号の着信
国際電話詐欺は、+1 や +800 などの国際電話番号からかかってくることが多く、金銭をだまし取ることを目的としています。 日本の企業や機関が、国際電話を使って支払いの案内をすることはないので、このような電話には注意が必要です。
国際電話詐欺には、以下のようなものが挙げられます。
- 国際ワンギリ詐欺: 海外の知らない番号から電話がかかってきてすぐに切れるというもので、折り返し電話をかけると高額な通話料金を請求されます。 犯罪グループは、適当に選んだ電話番号にワン切りをして、折り返し電話をかけてきた被害者に高額な通話料金を請求します。
- 存在しない国番号からの電話: 存在しない国番号から電話をかけてきて、折り返し電話をさせようとする詐欺もあります。
- 架空料金請求詐欺: 海外の番号から電話をかけてきて、「有料コンテンツ利用料」や「情報料」などの名目で料金を請求してきます。
国際電話詐欺の被害に遭わないためには、以下の点に注意することが重要です。
- 知らない国際電話番号からの電話には出ない: 特に心当たりのない場合は、電話に出ないようにしましょう。 詐欺師は巧妙な手口で不安を煽り、正常な判断を鈍らせてお金を騙し取ろうとします。
- 留守番電話にメッセージが残っていても、折り返し電話をかけない: 海外の知人からの重要な用事であれば、再度電話がかかってくるはずです。
- 電話口で個人情報を安易に伝えない: 詐欺グループは、個人情報を悪用することを目的としているため、電話口で名前や住所、家族構成などの個人情報は伝えないようにしましょう。
- 不審な電話はすぐに切る: 詐欺だと気づいたら、相手に怒ったりせず、毅然とした態度で「必要ありません」と伝え、電話を切りましょう。
- 着信番号をインターネットで検索する: 企業や団体の公式サイトに電話番号が掲載されている場合があり、発信元を特定できることがあります。 また、口コミサイトで電話番号を検索すると、発信者に関する情報を得られることもあります。
- 迷惑電話対策アプリを活用する: 架空請求などの迷惑 SMS や迷惑電話を警告表示し、公共施設や企業などからの着信時には、発信元名称を自動で表示してくれるアプリもあります。
- 海外からの電話を停止する: 海外の番号からの着信を停止する設定も有効です。
国際電話詐欺は、手口が巧妙化しており、自分は大丈夫と思わずに、十分に注意することが大切です。
+1(500)・+1500からはじまる電話番号の着信は無視？放置？対策は？
迷惑電話への対策としては、以下の方法が有効です。
- 知らない番号からの電話に出ない: 特に非通知や国際電話の場合は、詐欺の可能性が高いので、出ない方が安全です。 覚えのない番号や不審な番号からの着信は、無視するのが最善の防御策です。
- 留守番電話サービスを活用する: 相手が重要な用件であれば、メッセージを残してくれる可能性が高いので、後で確認できます。
- 発信元を調べる: インターネット検索や電話番号検索サイトを利用して、発信元が信頼できる相手かどうかを確認しましょう。 企業や公的機関であれば、公式サイトに電話番号が掲載されていることが多いです。
- 着信拒否設定をする: 特定の番号からの着信を拒否することができます。
- 迷惑電話対策アプリを利用する: 自動的に迷惑電話をブロックしてくれるアプリもあります。 一部のアプリは、報告された迷惑電話番号のデータベースを元に、着信をブロックします。
- 電話会社に相談する: 迷惑電話防止サービスを提供している電話会社もあります。
迷惑電話の手口
- 事前に録音されたメッセージ: 多くの場合、ロボコールと呼ばれる自動音声で、緊急性のある用件を装ってきます。
- 個人情報の提供を求める: 銀行や政府機関を装い、個人情報を聞き出そうとします。
- 緊急性を装う: 今すぐ対応しないと大変なことになると不安を煽り、冷静な判断力を奪おうとします。
- うまい話をする: 懸賞当選や無料プレゼントなどを謳い、個人情報を聞き出そうとします。
- 支払いを要求する: 未払い料金があると嘘をついて、支払いを要求してきます。
もし、迷惑電話に出てしまったら
- 個人情報を伝えない: 相手が誰であっても、個人情報は絶対に教えてはいけません。
- 早急に電話を切る: 相手に言い訳をせず、きっぱりと電話を切りましょう。
- 必要に応じて相談する: 脅迫まがいの言動を受けたり、身の危険を感じたりした場合は、警察や消費生活センターに相談しましょう。
迷惑電話は、巧妙な手口で私たちを騙そうとしてきます。日頃から、不審な電話には注意し、適切な対策をとるように心がけましょう。
まとめ：+1(500)・+1500からはじまる電話番号の着信は国際電話詐欺？無視？放置？
+1(500)や+1500といった国際電話番号は、近年増加している特殊詐欺に利用されるケースが非常に多く、安易に出たり、折り返し電話をかけたりすることは極めて危険です。
■なぜ危険なのか？
- 特殊詐欺の手口: これらの番号からの電話は、自動音声で未納料金や法的措置を通知し、不安を煽ることで、折り返し電話を誘導します。その後、オペレーターに繋ぎ、電子マネーでの支払いを要求するといった手口が一般的です。
- 国際フリーフォン: +800や+844などの番号は、国際フリーフォンと呼ばれるもので、発信元を特定しづらく、詐欺グループが利用しやすいという特徴があります。
- 日本の企業や行政機関が利用しない: 日本の企業や行政機関が、国際電話で個人に支払いを要求することはまずありません。特に、電子マネーでの支払いを要求するケースは、ほぼ詐欺と判断できます。
■なぜこれらの番号が増えているのか？
- IP電話の規制強化: 従来、特殊詐欺では050などのIP電話が利用されていましたが、警察による規制が強化されたため、国際電話にシフトしていると考えられています。
- 国際電話の取得の容易さ: インターネットを利用して、誰でも簡単に国際電話番号を取得できるようになったことも、増加の一因です。
■どうすれば防げるのか？
- 知らない番号には出ない: 特に国際電話番号は、安易に出ないようにしましょう。
- 折り返し電話をかけない: 留守電メッセージが残っていても、折り返し電話は控えるべきです。
- 電子マネーでの支払いを要求されたら詐欺を疑う: 日本の企業や行政機関が、電子マネーでの支払いを要求することはまずありません。
- 国際電話不取扱受付センターを利用する: 固定電話の場合、国際電話不取扱受付センターに連絡することで、国際電話の発着信を停止することができます。
ご自身の安全を守るためにも、この情報を周りの方にも共有していただけると幸いです。
■さらに詳しく知りたい方へ
- 消費者ホットライン: 188
- 警察相談専用電話: #9110
- 国際電話不取扱受付センター: 0120-210-364
これらの電話番号に相談することで、より詳しい情報や具体的な対策を知ることができます。
ご自身の大切な資産を守るために、ぜひこの情報を役立ててください。
