1級電気通信工事施工管理技士は通信設備に関する施工管理業務にあたり必要な施工技術・知識を問う新たな資格。
2022年の1級電気通信工事施工管理技士試験は下記のような日程・内容で行われました。
■1級電気通信工事施工管理技士試験の日程・時間
2022年9月4日(日)
午前: 10時15分から12時45分(2時間30分)
午後: 14時15分から16時15分(2時間)
1級電気通信工事施工管理技士試験の出題範囲・問題数
設問数:92問(うち必須問題を含め60問を選択)
出題形式:択一式(マークシート方式)
※令和元年度の例
午前の部:
電気工学 15問中10問
電気設備 33問中15問
関連分野 8問中5問
設計・契約関係 2問中2問※必須問題
午後の部:
工事施工 9問中6問
施工管理 12問中12問※必須問題
法規 13問中10問
○電気工学等
気工事の施工に必要な電気工学、土木工学、機械工学および建築学に関する一般的な知識を有すること。
発電設備、変電設備、送配電設備、構内電気設備等に関する一般的な知識を有すること。
設計図書に関する一般的な知識を有すること。
○施工管理法
電気工事の施工計画の作成方法および工程管理、品質管理、安全管理等工事の施工の管理方法に関する一般的な知識を有すること
施工の管理を行うために必要な能力
(1級:監理技術者補佐として必要な応用能力)
○法規
建設工事の施工に必要な法令に関する一般的な知識を有すること。
1級電気通信工事施工管理技士試験解答速報
1級電気通信工事施工管理技士は、建設業法に基づいて行われる国家試験です。国土交通大臣が指定した機関が実施し、電気通信工事における施工管理の専門知識とスキルを持つための資格です。
2023年の1級電気通信工事施工管理技士試験は下記のような手段で解答速報を知ることができます。
九州建設専門学院
https://dentsuu.l-mate.net/report_answer.php
5ch
twitterのハッシュタグ「#1級電気通信工事施工管理技士解答速報」
twitterのハッシュタグでは他にも「#1級電気通信工事施工管理技士」や「#1級電気通信工事施工管 解答速報」で解答が続々と投稿されるし、5ch掲示版にも解答がドンドン投稿されていきます。
最終的に完成度の高い解答速報が出来上がるスピードで言えば、例年だと5ch掲示版が最も速くなります。
一般財団法人 建設業振興基金 施工管理技術検定のホームページでも後日、1級 電気通信工事施工管理技術検定の正式な解答が過去問として発表されます。
https://www.fcip-shiken.jp/about/kako.html
1級電気通信工事施工管理技士試験の合格率,合格ボーダーラインは?
1級電気通信工事施工管理技士試験の学科試験では、すべて四肢択一形式の出題で、合格基準点は60%以上の得点(60問中36問以上正解)となっています
試験項目により選択解答して出題数90問中60問を選択解答。
合格ラインは正答率60%で60問中36問以上が基準となっています。(令和3年度例)
■ 試験項目 解答方式 解答数/出題数
1 電気通信工学 選択問題 11/16
2 電気通信設備 〃 14/28
3 法規 〃 8/14
4 設計図書 必須問題 2/2
5 関連分野 選択問題 5/8
6 施工管理法 〃 15/17
7 施工管理法(応用能力) 必須問題 5/5
実施年 受験者数 合格者数 合格率
2021年 8,076人 4,730人 58.6%
2023年 8,532人 4,190人 49.1%
2019年 13,538人 5,838人 43.1%
平均合格率は45.6%。
1級電気通信工事施工管理技士試験の難易度は?
1級電気通信工事施工管理技士の難易度は、非常に高いです。
試験は、第一次検定と第二次検定の2段階に分かれています。第一次検定は学科試験のみで、2級電気通信工事施工管理技士の資格を有していなくても受験できます。第二次検定は学科試験と実技試験があります。
第一次検定の合格率は、2023年度は49.1%でした。これは、一般的な国家試験の合格率と比べても高い水準です。しかし、第二次検定の合格率は、2023年度は54.5%でした。これは、第一次検定の合格率よりも低い水準です。
第二次検定が難しい理由は、以下の2つが挙げられます。
記述式で解答する問題が多い
実務経験に基づく問題が出題される
記述式の問題では、正確な知識と論理的な思考力が必要となります。また、実務経験に基づく問題では、これまでの経験を踏まえて、的確に答える必要があります。
そのため、1級電気通信工事施工管理技士の資格を取得するためには、十分な知識と経験を身につける必要があります。
1級電気通信工事施工管理技士試験の受験生感想まとめ
1級電気通信工事施工管理技士は、国土交通省が管轄する国家資格です。電気通信工事とは、電話やインターネット、テレビなどの電気通信設備を設置する工事のことですね。
1級電気通信工事施工管理技士は、この電気通信工事の施工管理の技術と知識を認められた資格です。施工管理とは、工事全体の計画を立て、工程を管理し、安全を確保しながら工事を進める仕事です。
1級電気通信工事施工管理技士の資格を取得すると、以下のメリットがあります。
- 特定建設業の専任技術者や主任技術者になることができる。
- 一般建設業の許可を受ける際に必要な専任技術者や主任技術者として認められる。
- 工事現場における施工管理上の技術責任者として、高く位置づけられる。
- 昇給や転職で有利になる。
1級電気通信工事施工管理技士の試験は、一次検定と二次検定に分かれています。一次検定は、学科試験のみで、2級電気通信工事施工管理技士の資格を有していなくても受験できます。二次検定は、学科試験と実技試験があります。
2級電気通信工事施工管理技士の資格を取得することで、一次検定が免除されます。
1級電気通信工事施工管理技士の資格は、電気通信工事の施工管理の技術と知識を身につけたい人におすすめの資格です。