一級建築士は家屋、学校や体育館、商業施設や病院など、取り扱える建物の規模、構造、用途に制限はなく全ての建物が対象となる国土交通大臣からの認可を受ける国家資格。
2022年の一級建築士試験(学科)は下記のような日程・内容で行われました。
■一級建築士試験(学科)の日程・時間
2021年7月24日(日)
■一級建築士試験(学科)の出題範囲・問題数
学科I(計画) 20問 計2時間
学科II(環境・設備) 20問 計2時間
学科III(法規) 30問 1時間45分
学科IV(構造) 30問 計2時間45分
学科V(施工) 25問 計2時間45分
【設計製図】
あらかじめ公表する課題の建築物についての設計図書の作成
※設計製図試験の過去5年間の課題一覧
令和2年 高齢者施設
令和元年 美術館の分館
平成30年 健康づくりのためのスポーツ施設
平成29年 小規模なリゾートホテル
平成28年 子ども・子育て支援センター(保育所、児童館・子育て支援施設)
一級建築士試験(学科)解答速報2022
2022年の一級建築士試験は下記のような手段で解答速報を知ることができます。
twitterのハッシュタグ「#一級建築士試験解答速報」
5ch
twitterのハッシュタグでは他にも「#一級建築士試験」や「#建築士解答速報」で解答が続々と投稿されるし、5ch掲示版にも解答がドンドン投稿されていきます。
最終的に完成度の高い解答速報が出来上がるスピードで言えば、例年だと5ch掲示版が最も速くなります。
なお正式な解答は公益財団法人 建築技術教育普及センターのホームページに後日、「過去の試験問題等」のページで掲載されます。
一級建築士試験(学科)の合格率,合格基準は?
一級建築士試験で合格基準点はおおむね次のようになっています。
科目 満点 合格基準点
学科Ⅰ(計画)20点 11点
学科Ⅱ(環境・設備) 20点 11点
学科Ⅲ(法規) 30点 16点
学科Ⅳ(構造) 30点 16点
学科Ⅴ(施工) 25点 13点
総得点数 125点 90点
合格基準点は総得点で約90点が目安
ただ各科目及び総得点の合格基準点すべてに達している場合に合格となり、その年度により調整が入ります。
概ね125点満点中90点以上が合格の足切りラインになってきます。
一級建築士は試験の合格率が10%程度と低く、とても難易度が高い試験とされていますが、現在の一級建築士試験の難易度が昔に比べて上がった背景には、建築基準法などの大幅な法改正が影響しています。
学科試験さえ合格すれば、もし万が一、設計製図の試験で落ちたとしても、向こう2年間は学科の試験が免除されます。