一級建築士は、建築分野で最も高度な資格の一つであり、建築士の資格です。
2023年の一級建築士試験(学科)は下記のような日程・内容で行われました。
■一級建築士試験(学科)の日程・時間
2023年7月23日(日)9時30分~17時55分
一級建築士試験(学科)解答速報2023
一級建築士は、大規模建築物の設計や監理だけでなく、公共施設、商業施設、住宅などの幅広い建築物に関わることができます。また、建築の専門知識を持ち、法令や安全基準を遵守しながら、機能的で美しく、かつ環境に配慮した建築物を創り出す重要な役割を担います。
2023年の一級建築士試験も、例年通り下記のような手段で解答速報を知ることができます。
資格のTAC
https://www.tac-school.co.jp/kouza_kenchiku/kenchiku_1kyu_sokuhou.html
日建学院
https://www.ksknet.co.jp/nikken/guidance/architect1q/road/kaisoku/
総合資格学院
https://www.shikaku.co.jp/1k/info/
twitterのハッシュタグ「#一級建築士試験解答速報」
5ch
twitterのハッシュタグでは他にも「#一級建築士試験」や「#建築士解答速報」で解答が続々と投稿されるし、5ch掲示版にも解答がドンドン投稿されていきます。
最終的に完成度の高い解答速報が出来上がるスピードで言えば、例年だと5ch掲示版が最も速くなります。
なお正式な解答は公益財団法人 建築技術教育普及センターのホームページに後日、「過去の試験問題等」のページで掲載されます。
https://www.jaeic.or.jp/shiken/1k/1k-mondai.html
一級建築士試験(学科)の合格率,合格基準は?
一級建築士試験で合格基準点はおおむね次のようになっています。
科目 満点 合格基準点
学科Ⅰ(計画)20点 11点
学科Ⅱ(環境・設備) 20点 11点
学科Ⅲ(法規) 30点 16点
学科Ⅳ(構造) 30点 16点
学科Ⅴ(施工) 25点 13点
総得点数 125点 90点
合格基準点は計画・環境設備・法規・構造・施工の各科目で半分以上を得点し、なおかつ総得点で約90点が目安です。
総得点についてはその年度により調整が入ります。
概ね125点満点中90点以上であれば合格となっています。
■合格点・合格率の推移
試験年度 学科試験合格点 合格率
平成25年 92点 19.0%
平成26年 90点 18.3%
平成27年 92点 18.6%
平成28年 90点 16.1%
平成29年 87点 18.4%
平成30年 91点 18.3%
令和元年 97点 22.8%
令和2年 88点 20.7%
一級建築士は試験の合格率が10%程度と低く、とても難易度が高い試験とされていますが、現在の一級建築士試験の難易度が昔に比べて上がった背景には、建築基準法などの大幅な法改正が影響しています。
学科試験さえ合格すれば、もし万が一、設計製図の試験で落ちたとしても、向こう2年間は学科の試験が免除されます。
一級建築士試験(学科)の出題範囲・問題数
学科I(計画) 20問 計2時間
学科II(環境・設備) 20問 計2時間
学科III(法規) 30問 1時間45分
学科IV(構造) 30問 計2時間45分
学科V(施工) 25問 計2時間45分
【設計製図】
あらかじめ公表する課題の建築物についての設計図書の作成
※設計製図試験の過去5年間の課題一覧
令和2年 高齢者施設
令和元年 美術館の分館
平成30年 健康づくりのためのスポーツ施設
平成29年 小規模なリゾートホテル
平成28年 子ども・子育て支援センター(保育所、児童館・子育て支援施設)
一級建築士試験(学科)の難易度,受験生感想まとめ
一級建築士は家屋、学校や体育館、商業施設や病院など、取り扱える建物の規模、構造、用途に制限はなく全ての建物が対象となる国土交通大臣からの認可を受ける国家資格。
一級建築士になるためには、国土交通省が実施する試験に合格する必要があります。試験は、建築計画、構造、設備、環境、法規、施工の6科目から構成されます。合格率は約20%と難関です。
一級建築士は、建築物の設計や施工に携わるすべての人にとって、必要不可欠な資格です。一級建築士は、建築物の安全性や機能性、美観を向上させ、人々の生活に豊かさをもたらす重要な役割を担っています。