2級建築施工管理技士とは建築工事現場にて監督や進行の管理を行うことができる国家資格
1級建築施工管理技士は大規模な工事に関われますが、2級建築施工管理技士の場合は業務内容に制限があり主に中小規模の建設工事を扱います。
2023年の2級建築施工管理技士試験は下記のような日程・内容で行われました。
■2級建築施工管理技士試験の日程・時間
2022年6月11日(日)
9:45までに入室時刻
10:00~10:15 試験問題配付説明
10:15~12:45 学科試験
12:45~14:00 昼休み
14:00~14:15 試験問題配付説明
14:15~16:15 実地試験
■問い合わせ
(財)建設業振興基金試験研修本部
TEL.03-5473-1581
平日9:00~17:30(土・日・祝日は休業日です。)
メール:k-info@kensetsu-kikin.or.jp
■2級建築施工管理技士とは
2級建築施工管理技士とは、建築工事の施工計画、施工準備、施工段階の管理、施工完了後の検査・保全等のすべての工程を管理し、建築物の安全かつ適正な施工を確保するために必要な知識と技能を有することを認定する国家資格です。
2級建築施工管理技士は、建築工事において中間的なレベルの資格であり、その合格率は約30%と比較的難易度は低めです。しかし、2級建築施工管理技士の資格を取得することで、建築業界で就職や昇進に有利になります。
2級建築施工管理技士試験解答速報
2023年の2級建築施工管理技士試験は下記のような手段で解答速報を知ることができます。
twitterのハッシュタグ「#2級建築施工管理技士験解答速報」
5ch
twitterのハッシュタグでは他にも「#2級建築施工管理技士試験」や「#建築施工管理技士解答速報」で解答が続々と投稿されるし、5ch掲示版にも解答がドンドン投稿されていきます。
最終的に完成度の高い解答速報が出来上がるスピードで言えば、例年だと5ch掲示版が最も速くなります。
正式な解答は後日、一般財団法人 建設業振興基金の公式ホームページ「過去の試験問題及び正答肢・配点」で発表されます。
2級建築施工管理技士試験の合格率,合格基準は?
2級建築施工管理技士試験の1次検定(学科試験)はマークシートによる四肢択一形式
出題数65問、うち40問を選択して解答
分野 出題数 必要解答数
建築学等 14問 9問
共通 3問 3問
施工 15問 12問
施工管理法 10問 10問
法規 8問 6問
2級建築施工管理技士試験の合格基準は
学科試験:40問中23問以上正解
実地試験:得点が60%以上
となっています。
年度 学科受験者数 学科合格者数 学科合格率 実地受験者数 実地合格者数 実地合格率
2004年(平成16年) 12,850 8,186 63.70% 14,933 6,257 41.90%
2005年(平成17年) 13,180 8,133 61.70% 15,632 5,296 33.90%
2006年(平成18年) 20,114 8,329 41.40% 16,437 5,901 35.90%
2007年(平成19年) 21,766 10,171 46.70% 17,168 6,100 35.50%
2008年(平成20年) 22,920 13,078 57.10% 19,778 7,137 36.10%
2009年(平成21年) 23,081 8,044 34.90% 22,101 6,876 31.10%
2010年(平成22年) 22,980 9,820 42.70% 19,929 6,707 33.70%
2011年(平成23年) 20,402 9,739 47.70% 18,127 6,272 34.60%
2012年(平成24年) 20,461 11,474 56.10% 18,026 6,154 34.10%
2013年(平成25年) 21,097 8,482 40.20% 19,496 5,863 30.10%
2014年(平成26年) 24,306 11,651 47.90% 20,388 6,832 33.50%
2015年(平成27年) 27,592 13,385 48.50% 23,913 7,822 32.70%
2016年(平成28年) 31,466 16,331 51.90% 26,816 10,437 38.90%
2017年(平成29年)(前期) 2,935 1,247 42.50% — — —
2017年(平成29年)(後期) 7,868 3,148 40.00% — — —
2017年(平成29年) 30,262 11,725 38.70% 26,506 7,665 28.90%
2018年(平成30年)(前期) 5,993 2,377 39.70% — — —
2018年(平成30年)(後期) 8,587 1,771 20.60% — — —
2018年(平成30年) 28,888 7,495 25.90% 24,131 6,084 25.20%
2019年(令和元年)(前期) 8,341 2,781 33.30% — — —
2019年(令和元年)(後期) 9,334 2,358 25.30% — — —
2019年(令和元年) 19,384 6,725 34.70% 22,663 6,134 27.10%
2020年(令和2年)(後期) 12,159 4,363 35.90% — — —
2020年(令和2年) 20,309 7,003 34.50% 23,116 6,514 28.20%
2021年(令和3年)(前期) 13,074 4,952 37.90% — — —
2021年(令和3年)(後期) 13,391 6,533 48.80%
2級建築施工管理技士試験の出題範囲・問題数
■建築学等
◎ 知識
(1)建築学、土木工学、電気工学、電気通信工学及び機械工学に関する知識
(2)設計図書に関する知識
■施工管理法
◎ 知識
施工計画の作成方法及び工程管理、品質管理、安全管理等工事の施工の管理方法に関する知識
◎ 能力
施工の管理を行うために必要な能力
■法規
◎ 知識
建設工事の施工に必要な法令に関する知識
2級建築施工管理技士試験の難易度,受験生感想まとめ
2級建築施工管理技士を取得すると建設現場において主任技術者になることが可能です。
建設現場における施工計画の作成、現場の工程管理や安全管理、品質管理などに必要な資格で、建設現場には欠かせない存在となっています。
2級建築施工管理技士の資格を取得するには、次の要件を満たす必要があります。
高等学校卒業以上
実務経験を積んでいること。
試験に合格すること。
試験は、一次試験と二次試験に分かれています。一次試験は、建築工事に関する基礎的な知識を問う試験です。二次試験は、一次試験に合格した人のみ受験でき、建築工事の実務的な知識と技能を問う試験です。
2級建築施工管理技士の資格を取得することで、建築業界で就職や昇進に有利になります。また、2級建築施工管理技士の資格は、建築コンサルタントや建設会社の役員等、建築業界以外の職種にも活かすことができます。