5%食塩水の作り方は?どのくらいの量の水・塩を用意すれば良いんでしょうか?割合は?
5パーセントの食塩水に含まれる食塩の量は?どのように計算・計量すれば良いんでしょうか?
5%食塩水の作り方は?5パーセントの食塩水に含まれる食塩の量は?
0.5%の食塩水とは、水と食塩を足して1としたときに塩が0.5だけ含まれているという意味です。
塩分5%の塩水を作ろうとした場合にはそれは水100cc に対して5g の塩を加えるのは間違いです。
正しくは、水95gに食塩5gで食塩濃度5%の水溶液ができます。
5÷(5+95)×100=
で求めます。
どうしても水100ccだとしたら、塩の量をXとすれば
X/(100g+X)=0.05
X=5+0.05X
0.95X=5
X=5/0.95=5.2631g
となります。
割り切れませんが、約5.3gの塩ということになります。
逆に5%の食塩水に含まれる塩分の量は、100cc(100g)だと5gで残りの95g(95㏄)が水ということになります。
ついでに、1リットル(1000g)の水でそれぞれ10、15、20、25、30%の濃度の食塩水を作るのに必要な塩の量は
1000gの水が、食塩水の95%に当たるから、10%,15%,20%,25%,30%の時の食塩の量」(重さ)は、
1000g÷90%×10%=1000g÷9=1000/9g=約111.1g
1000g÷85%×15%=1000g÷(17/3)=3000/17g=約176.5g
1000g÷80%×20%=1000g÷4=250g
1000g÷75%×25%=1000g÷3=1000/3g=約333.3g
1000g÷70%×30%=1000g÷(7/3)=3000/7g=約428.6g
食塩水の限界最高濃度、飽和食塩水の濃度は溶解度が温度によって変化する物質が多いのですが、塩は温度によって溶解度がほとんど変化しません。
■塩の飽和溶液の中の塩の量(溶解度)と密度(比重)
温度(度) 溶解度g/100g 密度g/cm3
0 26.28 1.2093
20 26.39 1.1999
100 28.15 1.1660
また食塩水は何度で凍るかというと、食塩水の濃度などにより変わります。
水は基本的に0℃で凍りますが不純物が混ざると凝固点降下が起きて凝固点が下がります。
それは
⊿t=km kはモル凝固点降下(溶媒によって一定)
cは質量モル濃度
という式でどれくらい凝固点が下がるか下がるか計算できます。