＋671から始まる電話番号から着信があった場合、国際電話だとみられます。
国番号を調べても未割り当てとなっていますが、いずれにしても、着信履歴に＋671から始まる国際番号で電話の着信があっても、身に覚えがない場合には無視・放置をするのが賢明です。
国際電話詐欺（ワン切り電話詐欺）の可能性があるので、掛けなおしたりしないように注意しましょう。
＋671から始まる電話番号の国際電話はワン切り詐欺に注意！
「＋671」から始まる電話番号のように番号の初めに「＋（プラス）」がついていると海外からの電話を意味しています
なお、＋67から始まる電話番号から着信について、調べてみると、
670 東ティモール
671 未使用
672 ノーフォーク島、南極大陸
673 ブルネイ
674 ナウル
675 パプアニューギニア
676 トンガ
677 ソロモン諸島
678 バヌアツ
679 フィジー
となっています。
「＋671」からはじまる電話番号は「未使用」となっていることから、国際電話の詐欺の可能性が高そうです。
最近、国民生活センターに寄せられる相談によると、国際電話からの不審な着信や高額な請求に関する相談が増えています。
たとえば、70代の男性が着信があった国際電話番号に折り返しをかけたところ、アフリカのギニアからの電話であり、高額な通話料金が心配されました。
専門家によると、これらの電話は国際通話料金の詐取を狙ったものであり、犯罪グループが無作為に選んだ電話番号に「ワン切り」を繰り返して被害者に折り返しをかけさせ、高額な通話料金を請求する手口が使われています。
なお、＋81は日本の電話番号ですが自分か相手が海外にいると080や090ではなく＋81表示になります。
＋671から始まる電話番号の国際電話｜国番号は未割り当て
＋671から始まる電話番号の国番号の割り当てなし（未使用）となっています。（かつてグアム島で使っていた番号。現在は「1-671」に変更）
特に近年では、存在しない国番号からの電話が急増しており、その中には中国語のアナウンスが流れるものもあります。これは中国大使館や公安を名乗り、ATMへの入金を要求する詐欺の手口です。このような詐欺の目的は、被害者に現金を騙し取ることです。
この詐欺の手口には、「発信者IDスプーフィング」という技術が使われており、インターネットを介して実際の発信地や発信番号とは異なる番号を表示することが可能です。さらに、自動音声ガイダンスを利用して個人情報を引き出す手法も確認されています。
＋671から始まる電話番号のワン切り詐欺の対処法
「＋671」から始まる電話番号のように国際電話詐欺の対処法は、まず電話番号の頭が「＋１」などで始まる国際電話には出ないことが大切です。これは、国際電話を使った特殊詐欺が急増しており、その対策の一環です。特殊詐欺の電話は自動音声で「料金の未納がある」といった内容を流し、指示されたボタンを押すと犯人と通話が始まり、金銭をだまし取られる可能性があります。したがって、身に覚えのない国際電話が表示された場合は、絶対に出ないようにしましょう。
さらに、国際電話を使った特殊詐欺の予兆電話にも注意が必要です。表示される国番号が「＋1（米国）」や「＋44（英国）」などであることが多く、自動音声で通知される内容は「料金の未納がある」などが特徴です。このような予兆電話があった場合も、決して電話に出ないことが重要です。
対策としては、固定電話やひかり電話で国際通話をしない人は、国際電話不取扱受付センターに申し込むことで、無料で休止することが可能です。
まとめ：289234099など＋671から始まる国際番号はワン切り電話詐欺に注意！
＋671などから始まる電話番号の国際電話詐欺では、巧妙な手口で被害者をだまし取る悪質な被害が急増しており、誰もが被害者になる可能性があります
国際電話詐欺の被害を防ぐためには、以下の対策を徹底することが重要です。
■＋（プラス記号）から始まる海外の電話番号には出ない
これは、国際電話詐欺の基本的な対策です。
身に覚えのない海外からの電話には、絶対に出てはいけません。
■＋（プラス記号）で始まる海外の電話番号から着信があっても、かけ直さない
たとえ、家族や友人からかと思われる電話であっても、すぐにかけ直すのは危険です。
必ず、別の方法で連絡を取って確認してからかけ直しましょう。
■何度も同じ番号から国際電話がかかってくるなら、着信拒否をする
何度も同じ番号から国際電話がかかってくる場合は、着信拒否設定をすることをおすすめします。
