「+694」など+69から始まる電話番号から着信があった場合、国際電話だとみられます。
国番号を調べても未割り当てとなっている番号もありますが、いずれにしても、着信履歴に+69から始まる国際番号で電話の着信があっても、身に覚えがない場合には無視・放置をするのが賢明です。
国際電話詐欺(ワン切り電話詐欺)の可能性があるので、掛けなおしたりしないように注意しましょう。
+69から始まる国際番号はワン切り電話詐欺に注意!
「+69」から始まる電話番号のように番号の初めに「+(プラス)」がついていると海外からの電話を意味しています
+69から始まる電話番号から着信について、調べてみると、
690 トケラウ諸島
691 ミクロネシア連邦
692 マーシャル諸島
が該当します
なお、693から699は国番号の割り当てなし(未使用)となっています。
693 未使用
694 未使用
695 未使用
696 未使用
697 未使用
698 未使用
699 未使用
ただ、心当たりがない場合、国際電話の詐欺の可能性があります
最近、国民生活センターに寄せられる相談によると、国際電話からの不審な着信や高額な請求に関する相談が増えています。
たとえば、70代の男性が着信があった国際電話番号に折り返しをかけたところ、アフリカのギニアからの電話であり、高額な通話料金が心配されました。
専門家によると、これらの電話は国際通話料金の詐取を狙ったものであり、犯罪グループが無作為に選んだ電話番号に「ワン切り」を繰り返して被害者に折り返しをかけさせ、高額な通話料金を請求する手口が使われています。
なお、+81は日本の電話番号ですが自分か相手が海外にいると080や090ではなく+81表示になります。
+69から始まる電話番号|国番号は未割り当て
+69から始まる電話番号のうち、693から699は国番号の割り当てなし(未使用)となっています。
特に近年では、存在しない国番号からの電話が急増しており、その中には中国語のアナウンスが流れるものもあります。これは中国大使館や公安を名乗り、ATMへの入金を要求する詐欺の手口です。このような詐欺の目的は、被害者に現金を騙し取ることです。
この詐欺の手口には、「発信者IDスプーフィング」という技術が使われており、インターネットを介して実際の発信地や発信番号とは異なる番号を表示することが可能です。さらに、自動音声ガイダンスを利用して個人情報を引き出す手法も確認されています。
+69から始まる国際番号はワン切り電話詐欺!対処法は?
電話番号が「+」から始まっている場合は国際電話である可能性が高いので、受ける際には注意が必要です。かかってきた電話番号が不審な場合は、一度Junkcallなどの迷惑電話検索サイトで調べてみましょう。安全な番号であるかどうか確認することが重要です。
もし電話に出てしまった場合は、自分の氏名など個人情報を言わずにすぐに切ることが賢明です。そして、その後もしつこくかかってくるようであれば、警察相談所に相談することをお勧めします。警察総合相談電話の「#9110」や、警視庁SOS47特殊詐欺対策に相談してみてください。
国際ワン切り詐欺では、折り返しをさせるだけでなく、通話時間を意図的に長引かせて高額な通話料を請求する手口もあります。そのため、長時間通話を待たされることや、聞き慣れない言語のアナウンスが流れることがあります。こうした電話に出てしまった場合は、できるだけ早く切断することが大切です
まとめ:+69から始まる国際番号はワン切り電話詐欺に注意!
+69から始まる国際電話のように、国際電話詐欺(国際ワン切り詐欺)は、最近、特に多発しています。
国際電話詐欺に対処するためにはまず、「+」から始まる国際電話の番号に心当たりのない場合には出ないようにしましょう。もし出てしまった場合は、すぐに切りましょう。
知らない番号からの電話には用心しましょう。国際電話だけでなく、電話帳に登録されていない番号からの電話には警戒が必要です。不審な番号の場合は、インターネットなどで検索して調べることが大切です。もし迷惑電話であれば、「迷惑電話」とすぐに分かります。
また、Android端末では一括で国際電話を拒否する機能があります。アプリを利用することも一つの対策です。iOS端末では同様の機能はありませんが、迷惑電話お断りサービスを利用したり、不明な発信者を消音することができます。
さらに、国際電話を受けた場合、かけ直さないようにしましょう。高額な通話料金が請求されることがありますし、詐欺や犯罪に巻き込まれる可能性もあります。