数字の「七」の読み方は「しち」?「ひち」?
数字の「七」を「シチ」ではなく「ヒチ」と読んだり言ったりするのは方言なんでしょうか?
7の読み方|ひち?しち?方言?
数字の「七」の読み方は「しち」?「ひち」?
国語政策的には「しち」が正解です。
内閣告示の常用漢字表では、漢字の「七」の読みを「しち」としています。つまり、国語の教科書や辞書などでは、数字の「七」も「しち」と表記されています。
しかし、実際には「ひち」と読む人も多くいます。
関西(近畿)で7の読み方がひち?
関西地方では「ひち」と読む人が多く、質屋の看板などに「ひちや」と平仮名で書かれていることもよくあります。
「ひち」と読む理由は、
「し」と「ひ」の発音が紛らわしい
「し」の発音が言いにくい
などが挙げられます。
「し」と「ひ」の発音は、舌の位置が少し違うだけで、どちらも唇を閉じて発音します。そのため、どちらの発音にするか迷う人が多いようです。
また、関西地方では「し」の発音が言いにくいという人もいます。これは、関西地方のアクセントの影響によると考えられています。関西地方のアクセントでは、子音が連続するときに、前の音が弱く発音されることがあります。そのため、「し」が弱く発音され、「ひ」に聞こえてしまうことがあるのです。
まとめ:7の読み方|ひち?しち?方言?
「七」の読み方は「しち」です。一般的に国語の基準としては「しち」が正解とされています。しかし、「ひち」と読む人も多くいて、地域によっては異なる発音があります。
たとえば、関西地方では「しち」よりも「ひち」と発音する人が多いです。関西では「し」と「ひ」の区別があまり明確でないこともあり、「七」を「ひち」と発音する傾向があります。同様に、布団を「敷く」も関西では「ひく」と言います。
しかし、関西地方だけでなく、和歌山では「七」を「なな」と言うこともあるようです。地域ごとに独自の発音が存在するのが特徴です。
これは、言語や発音の違いが地域によって異なることを示しています。ただし、国語の基準としては「しち」が推奨されていますが、実際の日常会話では「ひち」と発音する地域も存在することを覚えておくと良いでしょう。
参考:Dの読み方はディー?デー?
DをデーTをテーと読む人がいますが、これらはもともと日本語にあった音ではないので、年配の人の場合は、発音できないため、「デー」「テー」と言ってしまうのだと思います。
言えるのにあえて「ディー」「ティー」という人は、たいてい、聞き間違いされないようにこう言っています。
特に電話越しなどでは「ディー」と「ビー」は区別しにくいです。
ドイツ語読みだと言っているかたがいますが、これは間違いです。
この方の言うように、日本はイギリスの文化などを取り入れるようになったので、アルファベットもイギリスでの読み方(英語読み)します。「エイビーシー」まで英語読みで「デー」だけドイツ語読みするということは普通しません。
z の日本での読み方「ゼット」が、ドイツ語読みの「ツェット」に近いとありますが、ドイツ語から来たわけではなく、これは英語読みの「ゼッド」から来ています。英語はもともとドイツ語の一種だったのでドイツ語に発音が似ていますが、日本語に入ってきたのは他の文字と同様、英語からです。
z を「ズィー」と読む読み方もありますが、これは北米での読み方です。明治時代はイギリスの言葉や文化を取り入れていったので、イギリスでの読み方「ゼッド」が日本に入ってきたのです。