8月25日に隕石が落ちるという噂をネットで見かけますが本当なんでしょうか?
8月25日に隕石が地球に落下すると言うのはデマ?
8月25日に隕石が落ちるはデマ?本当?信憑性は?
8月25日に地球に衝突する可能性がある小惑星は見つかっていません。未発見の小さいものは落ちてくるかもしれませんが、地上に大きな被害を及ぼすようなものが衝突まで二か月を切っているのに見つけられないという可能性は極めて低いと考えるべきでしょう。
ただ、1年間に地球に降り注ぐ隕石は約2万個にもなるということで、地球に向かってほぼ毎日、隕石が地球に降り注いでいます。
地球には毎日合計1トンの隕石が落ちているとされるので、むしろ8月25日だけ隕石が落ちないほうがおかしいという言い方も出来そうですが、そのほとんどが直径数cm程度の小さなもので、人里離れた場所や海上に落ちて、発見されることはほとんどありません。
恐竜を絶滅させた直径10kmを超える隕石が衝突する確率は数千万年に1度ですから、生命が絶滅するような隕石が落ちてくることは滅多にありません。
しかし、直径が10mの隕石の衝突でも、広島型原爆1個分の威力があるといわれており、ひとつの都市が壊滅してしまうほどのエネルギーを持っているので、決して侮ることはできません。
世界中の天文学者たちは、地球に接近する小惑星を発見し、その軌道を予測する活動を行っています。また、隕石の衝突による被害を軽減するために、地下シェルターや防災訓練などの対策も進められています。
まとめ:8月25日に隕石が落ちるはデマ?本当?信憑性は?
隕石は太陽系の中にある小天体からやってくるんだ。太陽と火星の間には小惑星帯と呼ばれる場所があり、そこには無数の小惑星が集まっているんだよ。実は地球の近くを通過する可能性がある小惑星は4600個以上もあるんだよ。
1年間に2万個もの隕石が地球に降り注いでいると言われているんだけど、そのほとんどは人里離れた場所や海上に落ちるので、見つかることはほとんどないんだ。そして、大きなクレーターを作るような隕石は滅多に落ちてこないんだよ。
恐竜を絶滅させたような大きな隕石が衝突する確率は、数千万年に1度だから、生命が絶滅するような隕石が落ちてくることはめったにないんだよ。でも、直径が10mの隕石でも、広島型原爆1個分の威力があるんだ。だから、都市を壊滅させるほどのエネルギーを持っていて、ちょっとした隕石でも侮れないんだよ。
つまり、隕石で人間に被害が及ぶ確率はとっても低いんです。米国テューレーン大学の資料によると、1年間で隕石の落下で死亡する確率は、最大で250,000分の1だそうです。これは、地震や竜巻、洪水、飛行機の墜落事故、自動車の衝突事故で死亡する確率よりもはるかに低いんですよ。
それに、落雷で死亡する確率も隕石よりも低いんだって。米国海洋大気庁(NOAA)の落雷情報サイトによると、任意の1年で雷に打たれる確率は775,000分の1から100万分の1。ひとりの人生(80歳)の間で雷に打たれる確率は10,000分の1で、誰かの落雷に巻き込まれる可能性は1,000分の1だそうです。
実は、地球に衝突する隕石の大きさと頻度についてもわかっているんです。たとえば、直径10mの隕石の衝突では、広島型原爆1個分の威力があるといわれていますが、その確率はまだ低いんです。また、直径10kmの小惑星が衝突する確率は1億年に1回なんです。このような大きな隕石の衝突は地球全体に大きな影響を与えてしまう可能性があるので、天文学者たちは隕石の監視を行っているんですよ。
でも大丈夫!現在のところ、地球に衝突する可能性が高い天体は見つかっていないんです。NASAの「地球近傍天体(NEO)プログラム」では、今後100年間に衝突が起きる可能性を計算していますが、現在この表では、トリノスケールがレベル1を超える天体はないそうです。トリノスケールは、地球近傍天体が地球に衝突する確率や予測被害状況を表す尺度で、最大の値が与えられているのは2048年に接近する「2007 VK184」の「レベル1」だそうです。