イバラガニとイバラガニモドキの違いは?
味や値段を比較するとどれくらい違うんでしょうか?安いのはどっち?
■ポイント
- イバラガニはイバラガニモドキよりも大型で、体色は赤褐色、トゲは太く長い。味は甘みがある。
- イバラガニモドキはイバラガニよりも小型で、体色は赤色、トゲは細く短い。味はタラバガニに似ている。
- イバラガニは高級食材として珍重されているが、イバラガニモドキは安価で手に入りやすい。
- 近年、イバラガニモドキの漁獲量が増え、日本では「イバラガニ」として流通していることが多い。
イバラガニとイバラガニモドキの違いを比較
イバラガニとイバラガニモドキの違いを上げると
外見の違い
味の違い
価格と提供場所
生息地と旬の時期
食性と繁殖特徴
といった点があります。
イバラガニは、北太平洋に分布する大型のカニで、日本では北海道や千島列島で漁獲されます。甲幅は最大25cmにも達し、体色は赤褐色です。トゲは太く長く、触ると痛いほどです。味は甘みがあり、高級食材として珍重されています。
イバラガニモドキは、北太平洋や北大西洋に分布する中型のカニで、日本では北海道やロシアから輸入されています。甲幅は最大17cmほどで、体色は赤色です。トゲは細く短く、イバラガニに比べると痛みは少ないです。味はタラバガニに似ており、イバラガニよりも安価で手に入りやすいため、近年注目されています。
なお、日本ではイバラガニモドキが「イバラガニ」として流通していることが多いようです。
イバラガニとイバラガニモドキの違い1:外見
違い イバラガニ イバラガニモドキ
甲幅 最大25cm 最大17cm
体色 赤褐色 赤色
トゲの形状 太く長い 細く短い
イバラガニは、イバラガニモドキよりも大型で、甲幅は最大25cmにも達します。体色は赤褐色で、トゲは太く長く、触ると痛いほどです。
イバラガニモドキは、イバラガニよりも小型で、甲幅は最大17cmほどです。体色は赤色で、トゲは細く短く、イバラガニに比べると痛みは少ないです。
イバラガニとイバラガニモドキの違い2:味
イバラガニは、甘みがあり、高級食材として珍重されています。
イバラガニモドキは、タラバガニに似た味わいで、イバラガニよりも安価で手に入りやすいため、近年注目されています。
イバラガニとイバラガニモドキの違い3:価格と提供場所
イバラガニは、高級食材として扱われるため、高価です。また、漁獲量が限られているため、提供される場所も限られています。
イバラガニモドキは、イバラガニよりも安価で手に入りやすいため、比較的多くの場所で提供されています。
イバラガニとイバラガニモドキの違い4:生息地と旬の時期
イバラガニは、北太平洋に分布し、日本では北海道や千島列島で漁獲されます。旬の時期は、秋から冬にかけてです。
イバラガニモドキは、北太平洋や北大西洋に分布し、日本では北海道やロシアから輸入されています。旬の時期は、イバラガニと同様、秋から冬にかけてです。
イバラガニとイバラガニモドキの違い5:食性と繁殖特徴
イバラガニは、甲殻類や貝類、魚介類などを捕食します。繁殖期は、7月から8月です。
イバラガニモドキも、イバラガニと同様に、甲殻類や貝類、魚介類などを捕食します。繁殖期は、イバラガニと同様、7月から8月です。
まとめ:イバラガニとイバラガニモドキの違いを比較|味・値段は?
イバラガニとイバラガニモドキは見た目からも違いがあります。イバラガニは赤みの強い色合いで、背中には鋭い棘が生えています。一方、イバラガニモドキは茶褐色で、棘がそれほど鋭くないのが特徴です。見た目の他にも、イバラガニモドキはイバラガニに似せた偽物と勘違いされがちですが、実は甘みが強い味わいがあるんですよ!
価格についても、イバラガニモドキはタラバガニの半額程度で買えることから、飲食店などでもよく提供されています。最近ではロシア産のイバラガニモドキも入ってくることから、これからはもっと身近になるかもしれませんね。
生息地や旬の時期もそれぞれ異なります。イバラガニは日本海や太平洋沿岸の汽水域や淡水域に生息し、旬は6~8月の夏頃です。一方、イバラガニモドキは塩分濃度の高い海域に生息し、北海道以外の四国や本州でも見られます。
特に注目すべきは、イバラガニとイバラガニモドキの食性や繁殖の特徴の違いです。イバラガニは肉食性で小魚や甲殻類を捕食しますが、イバラガニモドキは雑食性で水生植物や小動物も食べるんですよ!また、繁殖においても異なり、イバラガニは卵を体内で保持して孵化させるのに対し、イバラガニモドキは卵を外部に放置して孵化させます。
共通点もありますよ。どちらもイバラガニ科に属し、淡水域を好むカニの仲間です。体の形状も特徴的で、その点からも見分けはしやすいです。