映画「perfect days」でラストシーンの意味は?
役所広司さん主演で第76回カンヌ国際映画祭では最優秀男優賞を受賞しましたが、最後に平山が涙を流した理由は何でしょうか?
perfect days(映画)ラストシーンの意味|最後になぜ平山が涙?
役所広司「物語というのは日本映画史の中でほぼ出尽くした」 『VIVANT』『PERFECT DAYS』経た今“惹かれる企画”とは
日本を代表する俳優であり、テレビドラマ『VIVANT』(TBS系)での活躍も記憶に新しい役所広司。ヴィム・ヴェンダース監督作『PERFECT DAYS』では日々を実直に、丁寧に生きる寡黙なトイレの清掃員にふんし、第76回カンヌ国際映画祭にて最優秀男優賞に輝いた(同作はエキュメニカル審査員賞も受賞)。本作は渋谷区のデザイナーズトイレ「THE TOKYO TOILET」プロジェクトをきっかけに生まれた。なんてことない日々の豊かさを再認識させてくれる傑作の主演を務めた役所が、撮影の舞台裏はもとより自身の俳優としてのルーティンや惹かれる企画についても語ってくれた。
https://news.yahoo.co.jp/articles/b93d84571cb620e4115c4d11969078fc80bdb761
映画「perfect days」でラストシーンの平山が涙を流した理由は感動と感謝の涙です。
完璧な日々(perfect days)に感動し、その日常に感謝したのです。
いつもの日々を素晴らしくしようとするのは言わずもがな。
他者と交わることで揺さぶられる日々。過去とのつらい邂逅や失われる居場所、その一方で飲み明かして生まれる楽しさや、毎日感じ取れる喜び等もある。すべてがうまくはいかないがされど日々を素晴らしい日にしようと葛藤し前を向いて車を進める平山さん。今度は今度、今は今。この今(朝日)の美しさを噛みしめる演技がラスト、秀逸すぎますよね。このために映画が存在していたようにも感じますね
perfect days(映画)あらすじ
東京・渋谷でトイレ清掃員として働く平山(役所広司)は、静かに淡々とした日々を生きていた。同じ時間に目覚め、同じように支度をし
同じように働いた。
その毎日は同じことの繰り返しに見えるかもしれないが、同じ日は1日としてなく、男は毎日を新しい日として生きていた。
その生き方は美しくすらあった。
男は木々を愛していた。木々がつくる木漏れ日に目を細めた。そんな男の日々に思いがけない出来事がおきる。それが男の過去を小さく揺らした。
perfect days(映画)キャスト
平山:役所広司
タカシ:柄本時生
ニコ:中野有紗
アヤ:アオイヤマダ
平山の妹:麻生祐未
居酒屋の女将:石川さゆり
その元夫:三浦友和
街の老人:田中泯
■受賞
カンヌ国際映画祭(2023年)- 主演男優賞(役所広司)、エキュメニカル審査員賞
アジア太平洋映画賞(2023年) – 作品賞 (Best Film)
モントクレア映画祭(2023年)- 若手審査員賞 (Junior Jury Prize)
■使用楽曲(一部)
アメリカのフォークソング「朝日のあたる家」(The House of the Rising Sun)アニマルズと浅川マキの2つのバージョンが用いられている。後者は、歌唱:石川さゆり ギター伴奏:あがた森魚。
ヴェルヴェット・アンダーグラウンド「Pale Blue Eyes」
オーティス・レディング「ドック・オブ・ベイ」((Sittin’ On) The Dock of the Bay)
ルー・リード「パーフェクト・デイ」(Perfect Day)
パティ・スミス「Redondo Beach」
ローリング・ストーンズ「めざめぬ街」((Walkin’ Thru The) Sleepy City)
金延幸子「青い魚」[30]
ヴァン・モリソン「ブラウン・アイド・ガール」(Brown Eyed Girl)
キンクス「サニー・アフタヌーン」(Sunny Afternoon)
ニーナ・シモン「Feeling Good」
劇中で流れる音楽はヴィム・ヴェンダース自身によって慎重に選ばれ、作品の重要な要素となっている。ともに選曲にかかわった共同脚本の高崎卓馬によると、ヴェンダースは製作の早い段階で「演出効果のために平山が聞くはずのない音楽を使うこと」を自ら封じ、時間をかけて選んでいったという[29]。