2024年1月13日/14日に実施された日本史Bの大学入学共通テスト(旧大学入試センター試験)解答速報および難易度速報についてまとめています。
2024年の共通テストの傾向は?難易度は難化したのでしょうか?
日本史Bの共通テスト2024解答速報
「自信を持って」「最後まであきらめずに」大学入学共通テスト前に受験生が合格祈願 弘前市
あすから始まる大学入学共通テストに向けて弘前市の予備校で志望校への合格を祈願しました。
合格を祈願したのは弘前市の「まなびの森弘前城東予備校」に通う受験生28人です。弘前八幡宮の神主が祝詞を詠み上げたあと受験生の代表が玉串を捧げて志望校への合格を祈りました。
https://news.yahoo.co.jp/articles/73603fa96c4c7f1bd732084ea30efe35e9e08815
2024年の大学入学共通テスト(旧大学入試センター試験)日本史Bの解答は例年だと当日の午後21時前後に大学入試センターや新聞社のホームページで発表されています。
それよりも早く共通試験の解答速報を知るには、東進や代々木ゼミナール(代ゼミ)など予備校の共通試験解答速報ページなどを見る方法があります。
例年、どこの予備校のサイトでも試験終了直後から1分、1秒を争うように大学入学共通テストの解答をサイトで発表し始めます。
早いところだと試験終了から1時間くらいで正解(模範解答)および配点の公開が始まっているようです。
共通テスト解答速報2024|予備校の東進
2024年度 大学入試共通試験速報 | 大学入試解答速報 | 大学受験の予備校・塾 河合塾
大学入試共通試験解答速報 | 代々木ゼミナール
ベネッセ・駿台 データネット2024 大学入試共通テスト 自己採点集計
その他の方法としてX(旧ツイッター)でも
「#日本史B #共通テスト #解答速報」
「#日本史B #大学入学共通テスト」
「#日本史B #共通テスト」
といったハッシュタグ検索で解答速報を調べることができます。
日本史Bの共通テスト2024の平均点・配点は?
随時更新
2023年の大学入学共通テスト日本史Bの平均点は100点満点中64.26点でした。
■2023年の大学入学共通テスト日本史Bの配点
大問 内容 配点
1 地図から考える日本史 18
2 古代の陰陽道 16
3 中世の京都 16
4 近世の人々の結びつき 16
5 幕末?明治期の日本 12
6 旅 22
日本史Bの共通テスト2024難易度は難化?傾向は?
2024年の共通テストの日本史Bの傾向について詳しくお伝えいたします。
2023年度の日本史Bは、正確な歴史知識に基づいた思考力や推論能力が問われる出題で、難化の反動か平均点が上昇しました。2024年も引き続き、知識を元に思考力を試す傾向が変わらず、一問一答の暗記中心の学習では対応できないため、正確な知識を身につけた上でその知識を応用できるように準備しましょう。
具体的な構成については、大問数が6題、小問数が32問と、2021年・22年度と同様です。大問のうち2題が近・現代史からの出題で、テーマ別に原始・古代、中世、近世、近代の各時代が1題ずつ出題されます。この構成は変化がないようです。
資料・史料を用いた問題が全体の半数近くを占め、多様な資料を用いた出題という傾向が2024年も続く見込みです。共通テスト日本史は、「資料読み取り問題」「資料読み取り+知識問題」が主要な割合を占めます。
重要なポイントとして、細かい用語の内容よりも「基本的な知識の内容と出来事の原因や影響」「出来事同士の繋がり」に焦点を当てましょう。知識問題と資料読解による考察問題が、知識と思考力のバランスを求める傾向が強調されています。
共通テストで日本史Bと日本史Aの違いは?
日本史Aと日本史Bは、どちらも日本史の勉強ですが、学ぶ範囲が異なります。
■日本史A
学ぶ範囲:近現代史(明治維新以降)
授業単位数:2単位
学習難易度:比較的易しい
入試科目として使える大学:少ない
■日本史B
学ぶ範囲:原始時代から現代まで
授業単位数:4単位
学習難易度:比較的難しい
入試科目として使える大学:多い
日本史Aでは、近現代史の流れを、地理や世界の歴史と関連付けて学びます。具体的には、以下の内容を学びます。
明治維新から現代までの政治・経済・社会・文化
国際関係
日本史Bでは、原始時代から現代までの日本の歴史を、地理や世界の歴史と関連付けて総合的に学びます。具体的には、以下の内容を学びます。
原始・古代・中世・近世・近現代の政治・経済・社会・文化
国際関係
共通テスト2024の傾向は?
2024年の共通テストの傾向についての見解をまとめます。
2024年の共通テストの傾向は、大きく二つの観点から考察できます。一つは試験内容の変化、もう一つは受験状況の予測です。
試験内容について、2024年度の共通テストは2023年度と比べて大きな変更はなく、出題教科や科目は変わらない見込みです。ただし、2025年度からの新課程の導入に備えて、試験科目に「情報」が追加される予定です。この変更が共通テストの難易度にどのような影響を与えるかは不透明ですが、現役合格を目指す受験生は、これまで通り高校の授業で習う基礎知識を確実に身につけ、広範な知識や能力を養うことが重要です。
受験状況について、2024年度の共通テストの出願者数は約3%減少する見込みです。これは高卒者数の減少が一因とされ、また、学校推薦型選抜や総合型選抜の「年内入試」で合格を早期に確保したい受験生が増加することも影響しています。共通テストの難易度は、2023年度と同様に予測されますが、共通テスト離れと呼ばれる現象も見受けられ、私立大学の独自入試を選ぶ受験生が増えていると考えられます。
最後に、共通テストは難化の主要な要因として、単なる知識の有無ではなく、思考力・理解力・応用力を問う試験へと変化しています。これは社会や世界で活躍できる人材を輩出するための要請に基づくものであり、従来のような情報処理能力や問題解決能力が求められる試験への移行を示しています。
まとめ:日本史Bの共通テスト2024解答速報|難易度は難化?傾向は?
2024年の共通テストの日本史Bは、正確な歴史知識をもとにした思考力や推論する力が試される出題になるよ。
具体的には、
資料(史料・図版・地図・統計表・グラフ)を利用した問題が、多く出題されるよ。
歴史上の出来事の因果関係や意義などに着目した問題が出題されるよ。
時間に留意した演習に取り組むことが大切だよ。
問題演習を学習の軸に置くことが大切だよ。
という傾向があるよ。
因果関係や意義を理解するためには、教科書や問題集を読みながら、出来事同士の関連性を考えてみましょう。
時間に留意した演習に取り組むことが大切だよ。
日本史Bでは、複数の資料を読み込まなければならない問題や、思考を要する問題など、解くのに時間がかかる問題が出題されます。
そのため、問題を解く際には、時間配分を意識して取り組みましょう。