鳥山明先生が自画像でガスマスクを被っている理由は?
鳥山明さんはどうして自画像がいつもガスマスク姿やロボットなんでしょうか?
鳥山明の自画像|なぜガスマスク(ロボット)?由来は?
漫画家デビューは、1978年に、『ワンダー・アイランド』を『週刊少年ジャンプ』で読み切りとして掲載されます。
そして、鳥山明は、『Dr.スランプ』で見事、第27回小学館漫画賞受賞を獲得します。
鳥山明さんの代表作としては、『Dr.スランプ』や『ドラゴンボール』など。
描かれている作品には、動物が人間の言葉を普通に話し、人間社会に何の違和感もなく溶け込んでいたり、多種多様なメカニックなどが登場します。
「Dr.スランプアラレちゃん」では連載当初は自分を鳥類の鳥として登場させていましたが、後に「トリヤマ」としてゼンマイ式ロボットとして登場しています。
この時は単にロボットの顔という事でガスマスクというわけではなかったのですが、その後は人間として登場するときにロボットの顔を真似てガスマスクをかぶるようになっています。
ドラゴンボールを連載開始してからロボットになっていますが、鳥山明さんの作品のサブキャラクターには異星人や動物が数多く登場しますが、その理由は普通の人間だけでは、何パターンもの顔を描き分けるのが大変だったからのようです。
動物や異星人、ロボットを取り入れることにより、執筆作業の負担を軽減。また、メカニックは『スター・ウォーズ』など、多数、見て来たSF映画からの影響を受け、ストーリーの本筋以上にメカを描いている方が楽しかったようです。
鳥山明の略歴
鳥山明さんは愛知県西春日井郡清洲町の出身で1955年4月5日生まれ。
1974年に、愛知県立起工業高等学校デザイン科を卒業後、漫画家及びキャラクターデザイナー、株式会社バードスタジオ代表取締役となっています。
結婚した妻はロック系コメディを専門とする、漫画家のみかみなちです。彼女は、結婚してからは、活動をあまりしていません。
『Dr.スランプ』の連載が始まった一年目には、3日に一度しか寝ることができず、最高、徹夜を連続6日し、ペン入れをした記憶がない回があったほど。
鳥山さんをめぐっては、「週刊少年ジャンプ」の公式サイトを通じ
「ファン、関係者の皆さまへ 突然のご報告になりますが、漫画家・鳥山明は2024年3月1日、急性硬膜下血腫により永眠しました。68歳でした。熱心に取り掛かっていた仕事もたくさんあり、まだまだ成し遂げたいこともあったはずで、残念でなりません。ただ、故人は漫画家としていくつもの作品を世に残して参りました。多くの世界中の方々に支持していただき、45年以上にわたる創作活動を続けることができました。これからも鳥山明唯一無二の作品世界が、末長く皆様に愛され続けることを切に願います。生前のご厚誼に深く感謝し、ここに謹んでお知らせいたします」
と報じられています。
ご冥福をお祈り申し上げます