映画「すずめの戸締まり」でダイジンの名前の由来は?
ダイジン(すずめの戸締まり)の名前の由来は?サダイジンは?
映画「すずめの戸締まり」に登場する白い猫のような姿をした謎の存在・ダイジン。その名前の由来は、大きく2つの説があります。
大臣説
映画のパンフレットや劇中では、ダイジンの名前の由来として「大臣」という説が示されています。
ダイジンは、災いの元となるミミズを封じる要石の化身であり、重要な役割を担っています。
昔の大臣は、威厳や権力を象徴する存在であり、ダイジンもまた、その威厳ある雰囲気から「大臣」と呼ばれたと考えられます。
劇中では、ダイジンが立ち寄った場所が繁盛するなど、招き猫のような力を持っている様子も描かれています。これは、大臣が国の繁栄を導く存在であることとも関連付けられるでしょう。
大神説
一方、映画のパンフレットには「大神」という意味も込められていると記述されています。
大神とは、人間の力を超えた偉大な存在・神を指します。
ダイジンは、もともと猫の姿をした神ではなく、長い時間をかけて神になった存在であると示唆されています。
劇中でダイジンは、様々な場所を旅し、人々と関わりながら成長していく様子が描かれています。これは、神が人々と共に歩み、世界を導いていく存在であることを象徴していると言えるでしょう。
ダイジン(すずめの戸締まり)の本来の名前はウダイジン?
主人公・岩戸鈴芽の名前は、天岩戸伝説に登場する神楽舞の女神・アマノウズメから取られています。
アマノウズメは、岩戸に隠れた天照大神を誘い出すために、洞窟の前で宴会を開き、陽気に踊り狂いました。
これと同様に、ダイジンもまた、災いの元となるミミズを封じるために、各地を旅し、様々な人々と関わりながら、世界を救う鍵となる存在へと成長していきます。
■ダイジンという名前の真意
以上の考察から、ダイジンの名前には、
重要な役割を担う存在であること
偉大な力を持つ神であること
人々と共に歩み、世界を導いていく存在であること
といった意味が込められていると考えられます。
劇中では、ダイジンと出会った人々が、その髭の様子から「大臣みたい」とコメントしていました。
このことから、ダイジンの名前は、人々の印象によって自然と付けられたものなのかもしれません。
また、ダイジンと対になるもう一匹の要石は「サダイジン」と呼ばれています。
このことから、ダイジンの本来の名前は「ウダイジン」ではないかという説も存在します。
サダイジン(すずめの戸締まり)の名前の由来は?
サダイジンはすずめに「誰?」と問われて(環さんを通して)「サダイジン」と名乗っていますのでダイジンも偶然なのか、サダイジンが環さんを操ったようにダイジンもSNSの発信者を操ったのか分かりませんが、本当の名前だったようです。
ちなみにダイジンの「ヒゲ」はキャラクターデザインの段階で、白猫の名前を「ダイジン」にすることから決まってから「大臣」らしく見えるように後付けで付けられたらしいので
元々は天岩戸伝説でアメノウズメ(ヒロインの名前「岩戸鈴芽」はこの二つが合わさって出来ています)が天岩戸から誘い出した太陽神、天照大神(アマテラスオオミカミ)の「大神」=「ダイジン」だったのに「大臣」=「ダイジン」の意味を加えてダブルミーニングになるようにしたものだと思われます
ダイジン(すずめの戸締まり)の名前の由来まとめ|サダイジンは?
「ダイジン」という名前の意味についてです。この名前には大臣と大神という二つの意味が込められています。
「大臣」という意味について、作中でも示されている通り、ダイジンは大臣のような威厳や雰囲気を持っています。また、その言動や態度からも少し偉そうであると感じられることがあります。そのため、この名前は彼の持つ重要な役割や力強さを示すために付けられたと考えられます。
「大神」という意味について、ダイジンは人間の力を超えた存在として描かれており、その姿や行動から神聖な存在であることが示唆されています。劇中では、彼が立ち寄る場所が賑やかになるという描写もあり、招き猫のような力を持っているように見えます。また、要石という役割からも、神としての側面が強調されています。
なお、猫というモチーフになった理由について
ダイジンは作中でかわいい猫のような姿をしており、その姿がSNSで話題となりました。猫のモチーフが選ばれた理由は明確には示されていませんが、彼の見た目や振る舞いが猫に似ていることが挙げられます。猫は日本の伝統的な文化や信仰においても重要な存在であり、その神秘性やかわいらしさがダイジンのキャラクターに反映されていると考えられます。