iPhoneで「このパスワードはデータ漏えいで検出されたことがある」という警告通知が来た場合の対処法は？
iPhoneの通知センターにて「侵害されたパスワード」「漏洩の危険があるパスワードを検出」と表示された場合、どうすれば良いんでしょうか？
iPhone｜漏洩の危険があるパスワードを検出とは？
iPhoneで「このパスワードはデータ漏えいで検出されたことがある」という通知が表示された場合、まず冷静に対処しましょう。この通知は、iPhoneのパスワードリストに登録されたパスワードが漏洩リストに含まれている可能性があることを示すものです。以下に詳しく説明します。
まず、慌てずに警告文を読み、状況を把握します。この警告は、iOS 14で追加されたiCloudキーチェーンのパスワード監視機能によるものです。Safariなどのアプリで入力したユーザIDやパスワードが、漏洩した可能性があるパスワードリストと一致する場合に表示されます。ただし、この通知は単なる警告であり、直ちにセキュリティ上の危険が生じるわけではありません。
iPhone｜漏洩の危険があるパスワードを検出とは？対処法は？
iPhoneで「このパスワードはデータ漏えいで検出されたことがある」という警告通知が来た場合の対処法は
パスワードを変更する
二段階認証を有効にする
同じく、以下の予防策も有効です。
パスワード管理ツールを使用する
定期的にパスワードを変更する
異なるサイトで同じパスワードを使用しない
フィッシング詐欺に注意する
パスワードを変更する
漏洩の危険があるパスワードは、速やかに新しいパスワードに変更する必要があります。
新しいパスワードを設定する際には、以下の点に注意しましょう。
推測困難なパスワードにする
英数字、記号を組み合わせる
他のサイトで使用していないパスワードにする
パスワードの変更方法は、以下の通りです。
iPhoneの「設定」アプリを開きます。
「パスワード」を選択します。
漏洩の危険があるパスワードを選択します。
「Webサイトのパスワードを変更」を選択します。
各サイトの指示に従って、パスワードを変更します。
二段階認証を有効にする
二段階認証は、パスワードに加えて別の認証要素を要求することで、セキュリティを強化する機能です。
二段階認証を有効にすることで、仮にパスワードが漏洩しても、不正アクセスを防ぐことができます。
二段階認証の有効方法は、各サイトによって異なりますが、一般的には以下の手順で行います。
二段階認証を有効化したいサイトにアクセスします。
アカウント設定画面を開きます。
二段階認証の設定項目を選択します。
画面の指示に従って、二段階認証を有効にします。
iPhone｜漏洩の危険があるパスワード｜パスワードの注意点
漏洩の危険があるパスワードは、速やかに新しいパスワードに変更する必要があります。
新しいパスワードを設定する際には、以下の点に注意しましょう。
推測困難なパスワードにする
英数字、記号を組み合わせる
他のサイトで使用していないパスワードにする
パスワードが推測困難であるためには、以下の要素を組み合わせることが有効です。
英大文字と英小文字
数字
記号
また、他のサイトで使用していないパスワードにすることも重要です。
同じパスワードを複数のサイトで使用すると、1つのサイトでパスワードが漏洩した場合、他のサイトも不正アクセスされるリスクが高くなります。
iPhone漏洩の危険があるパスワードを検出まとめ
iPhoneの「漏洩の危険があるパスワードを検出」とは、この警告文は、iOS 14で追加されたiCloudキーチェーンのパスワード監視機能によるものです。
iPhoneのパスワードリストに登録されているパスワードの中に漏洩リストに含まれているものがあったということを示しています。
「漏洩の危険がある」というのは、iPhoneから直接パスワードが盗まれるという意味ではありませんが、「パスワードの強度が弱いですよ」と教えてくれています。
「使い回し」というのは、「同じパスワードを複数のサービスで使い回すのは危ないですよ」と教えてくれています。
簡単なパスワードは、フィッシング詐欺に騙されたとか、何らかのサービスがパスワード流出事故を起こしたといった理由で、ダークウェブ上にパスワードデータベースが放流され、悪意ある者が辞書型攻撃に悪用できる状態になっている事が多いです。
それを「漏洩の危険がある」と教えてくれているわけです。
しかも、同じパスワードを複数のサービスで使い回しをしていると、そのパスワードが何かしらの原因で悪意ある第三者に知られた場合、複数のサービスが芋づる式でパスワードリスト攻撃の被害に遭う事になります。
それを「同じパスワードの使い回しはやっちゃダメだよ」と教えてくれているわけです。
そもそもそこに保存されたパスワードは、iPhoneの生体認証経由でセキュアに「自動入力」できますので、強度の高いパスワードをサービス毎に別々に設定しても、何も困る事はありません。
なので、重要性の高いサービスのものから変更するのがベターです。
