銀沙飛燕は、将棋棋士の谷合廣紀四段と山本博志五段が結成した漫才コンビ。
銀沙飛燕挑戦を目指して2023年1月に結成された銀沙飛燕についてまとめています。
銀沙飛燕wiki|読み方は?
銀沙飛燕の結成のきっかけは2023年1月、東京・将棋会館の廊下で谷合廣紀四段と会った山本博志五段は、「僕、(M-1に)人生で一回は出てみたいんですよね」と谷合廣紀四段に話したことから。
谷合廣紀四段もM-1に興味があり、吉本興業にマネジャーとして勤めている大学時代の仲間がいたため、文化人枠として吉本興業に所属。
山本博志五段は谷合廣紀四段が吉本に所属しているのを忘れており、谷合廣紀四段からM-1出場宣言を聞いた後、「ここまできたら後戻りできないようにしてやろう」と谷合廣紀四段は思ったそうです。
コンビ名は、そろって交流の深いトップ女流棋士・西山朋佳女流三冠が名付けました。
将棋会館には「銀沙(ぎんさ)」と「飛燕(ひえん)」という名前の対局室があり、2人が奨励会時代によく指していた部屋でもあるため、この名前が選ばれました。
銀沙飛燕wiki|谷合廣紀四段のプロフィール
谷合廣紀四段は、1994年1月6日に東京都中央区で生まれました。現在30歳です。東京大学大学院情報理工学系研究科電子情報学専攻博士課程に在籍し、将棋棋士と情報工学者の二足のわらじを履いています。
■将棋棋士としての経歴
6歳から将棋を始める
2006年:新進棋士奨励会に入会
2011年9月:三段に昇段
2019年10月:第66回三段リーグで2位となり、四段昇段・プロ棋士となる
2021年:棋王戦予選・決勝で窪田義行に勝ち、本戦トーナメント進出
■情報工学者としての経歴
2014年:大学の授業に関連して、将棋盤面の画像解析による棋譜の自動記録プログラムを開発
2019年3月:自動車技術会主催の『Japan Automotive AI Challenge 自動運転AIチャレンジ』にチーム「MTLLAB」の代表として参加し、優勝
2020年7月現在:車載画像認識アルゴリズム開発に携わるエンジニアとして勤務
2021年5月:MCTS(モンテカルロ木探索)およびBERT(Transformerベースの機械学習手法)を応用した将棋エンジン「BERT-MCTS-YOUTUBE」を開発
2021年10月:プログラミング言語・Pythonの国際カンファレンス「PyCon JP 2021」に登壇し、「将棋とPythonの素敵な出会い」と題した基調講演を行う
2022年5月:第32回世界コンピュータ将棋選手権に、自作の将棋ソフト「prelude」で参戦
銀沙飛燕wiki|山本博志五段のプロフィール
山本博志五段は、1996年8月13日に東京都江東区で生まれました。現在27歳です。都立白鴎高校を卒業し、現在は棋士として活躍しています。
■棋歴
- 小学1年の時、父親に教わって将棋を始める
- 2008年:奨励会入会
- 2016年:第59回三段リーグで藤井聡太から勝利
- 2018年:第63回三段リーグで2位となり、四段昇段
- 2019年:第28期銀河戦で本戦ブロック7連勝の最多勝を記録
- 2020年:第70回NHK杯で本戦初出場
- 2023年:五段昇段
- 2024年:週刊少年マガジン連載中の将棋漫画「盤上のオリオン」の将棋監修を担当
■棋風
- 得意戦法はノーマル三間飛車
- 先手番ではしばしば、初手7八飛戦法を採用
- 積極的な攻め将棋を得意とする
銀沙飛燕wikiまとめ|読み方は?谷合廣紀四段・山本博志五段でM-1挑戦
銀沙飛燕の2人の共通の目標は、「漫才をやるからには将棋で勝たなければいけない」ということです。
山本は、体調を崩したり、ここ数年自分を追い込めていなかったため、今年度はいいふうに自分を追い込めるのではないかと考えています。
谷合は、最近将棋が楽しい時期で、直近の勝率がいいので、この調子を今年度も維持したいと考えています。
また、自分の強みとして、「これがあったらいいな」というパソコンのツールをすぐ自分で作れるので、自分用の勉強ツールを充実させて勉強効率の差で強くなれれば、今年度こそそれを完成させたいと考えています。