ワニは人に懐く？なつかない？
ワニは大きくなる分、他の小型の爬虫類よりも脳も大きくなるようですが知能も高いんでしょうか？
ワニは人に懐く？なつかない？ワニの知能は？
結論から言うと、ワニは、ある程度人に慣れることができますが、懐くとは言い切れません。
ワニは爬虫類の中でも知能が高く、飼い主を見分けたり、名前を覚えたりすることが可能です。また、子ワニを守ったり、仲間とコミュニケーションを取ったりするなど、ある程度の社会性も持ち合わせています。
これらのことから、生まれながらに飼育されたワニは、飼い主に対してある程度慣れると言えます。中には、名前を呼ばれると反応したり、一緒に遊んだりするワニもいるようです。
■補足
ワニの種類や個体差によって、性格や慣れやすさは異なります。
ワニを飼育する場合は、専門家から十分な知識と指導を受ける必要があります。
ワニは野生動物であり、人間に危害を加える可能性があります。
懐くワニと慣れるワニの違い
しかし、慣れると懐くは意味が違います。懐くとは、愛情や信頼関係を築くことを指します。ワニは人間と同じように感情を感じる生物ではないため、真の意味で懐くかどうかは疑問です。
■ワニを飼育することの危険性
ワニはどんな小型種でも全長1.5メートルを超えます。飼育には十分な設備と知識が必要であり、一般家庭で飼育することは適切ではありません。
■ワニは特定動物
ワニは特定動物に指定されており、許可なしに飼育することは違法です。
ワニが人に懐いた事例
タイのピッサヌローク県に住むカナシップ・ナシップさんのお宅には、ワニという最高に愛しく最強のボディガードがいます。20年もの間、ナシップさんと共に暮らしています。
カナシップさんは、20年前に2人の息子のために2匹のワニを飼い始めました。彼の子供たちはワニ牧場で強くかっこいいワニを見て以来、爬虫類の魅力に惹かれました。そこで、優しいパパであるナシップさんは、2人の息子に1匹ずつワニを与え、家族となることを決めました。その2匹のワニの名前は、「トーン」と「ンガン」と呼ばれています。
しかし、時が経つにつれて、トーンとンガンには個性の違いが現れました。ンガンは室内よりも外での暮らしを好むようになり、カナシップさんは彼のために家の敷地内に池を作りました。一方、トーンは室内での暮らしを好み、家の中でおとなしく暮らしています。
現在、息子たちは家を離れていますが、カナシップさんにとって、トーンはまるで三番目の息子のような存在です。彼はワニの危険性を理解していますが、気のいいトーンは時折、20年来の人間の友人に触れさせてくれます。
また、日本でもワニがペットとして飼われている例があります。広島県呉市では、カイマン君として親しまれるワニが30年以上も暮らしています。このワニは人慣れしており、近隣の人々によく知られています。彼と飼い主の関係は信頼と愛情に満ちており、彼の飼い主はワニの優しい姿勢を称賛しています。
まとめ：ワニは人に懐く？なつかない？ワニの知能は？
ワニは人に懐くのかというと、一般的には飼い主に馴れるという表現のほうが適切です。
ワニは爬虫類の中では非常に頭がよく、飼い主の顔などをよく認識することが知られています。
ただし、それが彼らにとっての毎日の環境に過ぎないため、飼い主以外の人間が触ることは非常に危険です。
ワニは爬虫類の中でも少し特殊で、鳥の方が種としては近いため、ワニが人に懐くと言っていいほど慣れることがあります。ただし、一般的に爬虫類は懐くことはありません。
しかし、ある程度条件が整えば、ワニは飼い主を見分け、飼い主の名前を覚えて、名前を呼ばれると飛んで来ることがあります。これは、飼い主との関係性やコミュニケーションが形成されている証拠です。
ただし、大型のワニは飼い主以外の人間に対しても凶暴化する可能性があるため、十分な注意が必要です。小型のワニであっても、飼育するためには適切な設備や知識が必要です。
実際に、日本にはワニをペットとして飼っている人もいますが、飼育は許可が必要であり、十分な知識や経験が必要です。ワニの知能は爬虫類の中でも高いとされ、ある程度の訓練を受けたワニは、飼い主とのコミュニケーションを取ることができます。
