「今期」と「今季」の違いは?
「今期」と「今季」は、どちらも「こんき」と読む同音異義語ですがどのように使い分けるのでしょうか?
今季・今期の違いは?
今季と今期の違いは、まず「今季」は現在の季節やシーズンを指し、「今期」は現在の期間や時期を指します。具体的には、今季は春夏秋冬のいずれかの季節を指し、例えば「今季のスキー日和」というように、その季節に関連する出来事や活動を表現します。一方で、今期は一般的には会計年度などの特定の期間を指し、「今期の決算報告」といったように、ある期間内での出来事や行動を指します。
また、「夏季/夏期」や「冬季/冬期」なども同様に、季節を意味する場合は「季」が使われ、特定の期間を表す場合には「期」が使われます。例えば、「夏期講習」のように、特定の期間を指す場合には「期」が使用されます。
今季・今期の違い|使い分け・使い方は?
今季:
「今季の桜はとても美しいですね。」(現在の春の季節に関して)
「今季のトレンドカラーは明るい色が流行しています。」(現在のファッションシーズンに関して)
今期:
「今期の売り上げは前年比で10%増えました。」(現在の会計期間や営業期間に関して)
「今期の目標達成に向けて、社内で新しいプロジェクトが立ち上がりました。」(現在のビジネスの期間に関して)
このように、「今季」は季節やシーズンを指し、「今期」は特定の期間や時期を指す言葉として使われます。
まとめ:今季・今期の違いは?使い分け・使い方は?
今季と今期は、どちらも「こんき」と読みますが、意味は全く異なる言葉です。
■今季
現在の季節を表す言葉です。
春夏秋冬のうち、同年の同じ季節を指します。
例えば、4月であれば「今季は春ですね」、10月であれば「今季は秋です」と言います。
スポーツなどのシーズンにも使われます。
■今期
現在の期間を表す言葉です。
特定の期間を指し、その年のものに限られます。
例えば、企業であれば「今期の決算は好調でした」、学校であれば「今期の生徒数は〇〇人です」と言います。
会計年度や年度単位の期間にも使われます。
例えば、「今期のJリーグは〇〇チームが優勝しました」と言います。