烏は主を選ばない|早桃(さもも)を突き落とした犯人は誰?藤波の宮?

スポンサーリンク
当サイトはアフィリエイト広告を使用しています。
0未分類

烏は主を選ばないについて

早桃(さもも)を突き落とした犯人は誰?

また犯人の動機・理由は?

スポンサーリンク

烏は主を選ばない|早桃(さもも)を突き落とした犯人は誰?

「烏は主を選ばない」で早桃を突き落としたのは藤波の宮です。 藤波の宮は、あせびが若宮の妃になることを強く望んでいました。

■藤波の宮の動機
あせびから、早桃が自分を嫌っており、浜木綿に自分が宮中に下男を呼び入れたことを密告するかもしれないと相談され、あせびから助けを求められたため。
貴族社会の窮屈さに嫌気がさしていた。
母親はすでに亡くなっており、大好きな兄は不在、女房たちは自分を内親王として扱うため、本当の自分を理解してくれる人がいないと感じていた。
美しい母と兄に似ていない、父親似の凡庸な自分の容姿にコンプレックスを抱いていた。
育ての母である浮雲と、その娘あせびを幼い頃の記憶の中で異様に美化していた。

これらの理由から、藤波の宮は冷静な判断力を失い、早桃を突き落としてしまったと考えられます。

烏は主を選ばない|早桃(さもも)と藤波の宮の関係

藤波の宮と早桃は、直接的な関係性は薄いものの、あせびという共通の人物を介して間接的に関係していました。

藤波の宮にとって早桃は、あせびの友人という認識でした。 あせびは内親王である藤波の宮と幼少の頃より親しく、藤波の宮はあせびを「おねえさま」と呼び慕っていました。 早桃はそんなあせびと親しくしており、藤波の宮も早桃の存在は認識していました。

早桃にとって藤波の宮は、仕えるべき主君の一人でした。 早桃は元々、宗家の藤波の宮付きの女房でした。 その後、南家の浜木綿の女房に加わりますが、浜木綿があまり后になることに積極的ではなかったため、仕事も少なく夏殿の雰囲気も悪いと感じていました。 そんな中、早桃はあせびと親しくなり、彼女が若宮に恋心を抱いていることを知ります。 早桃は、あせびの恋が政治の道具としてではなく、純粋な恋として成就することを願い、彼女を応援するようになりました。

このように、藤波の宮と早桃は、あせびという共通の友人を持ちながらも、異なる立場からあせびと関わっていました。

しかし、早桃は事件に巻き込まれ死亡してしまいます。 早桃はあせびと、あせびと親しかった下男・嘉助の密会を手引きしますが、それが桜花宮への侵入という重大な罪になると気づき、結果として藤波の宮に追い出される形で死亡します。

肉にも、早桃はあせびの恋を応援しようとした結果、命を落としてしまったのです。

タイトルとURLをコピーしました