石丸構文とは?
東京都知事選挙に出馬した石丸伸二氏の質疑応答で良くみられるパターンが「石丸構文」としてネットーミームとなりそうです。
石丸構文wiki
石丸構文とは、東京都知事選挙に出馬した石丸伸二氏特有の、質問に対して質問で返すような論理的なやり取りが特徴的な会話スタイルを指します。この独特なコミュニケーション方法は、ネットを中心に話題となり、様々な意見が飛び交っています。
本記事では、石丸構文について詳細に解説していきます。
石丸構文wiki|使い方は?
石丸構文は、以下の特徴を持つ会話スタイルです。
質問に対して質問で返す: 相手の質問に対して、別の質問で返すことで、論点をずらし、議論を深めるように見せかけます。
言葉の定義を厳密にする: 曖昧な表現を避け、言葉の定義を明確にすることで、議論の土台を築こうとします。
論理的な話し方: 論理的な話し方をすることで、説得力を持たせようとします。
しかし、これらの特徴が必ずしも悪いわけではありません。むしろ、議論を深め、誤解を避けるために有効な場合もあります。
石丸構文の例文
記「石丸構文と言われていることについて、どうお考えになりますか」
石「誰が言っているんですか」
記「SNSで言われています」
石「SNSって場所ですよね。SNSがしゃべるんですか?」
記「SNSの利用者が言っています」
石「(半笑い)SNSの利用者がしゃべるんですか? しゃべりませんよね。勉強しなおして来た方がいいんじゃないですか?」
記「SNS上で石丸構文という書き込みがあることについて、お考えを聞かせてください」
石「さっきから何度も同じ質問をしてますよね。時間の無駄なのでこれで終わります」
とにかく「前提を明らかにする」「言葉の定義をはっきりさせる」ここに時間を割くのが石丸構文のポイントのようです。
質問者「石丸さんが定義する政治屋とは何ですか?」
石丸「〇〇、△△です。」
質問者「石丸さん自身は政治屋では?」
石丸「ですから、私の言う政治屋は〇〇、△△です。」
質問者「・・・それに石丸さんは当てはまるのでは?」
石丸「堂々巡りになっていませんか?」
石◯「アイスコーヒーで」
店員「ミルクはおつけしますか?」
石◯「私ミルクの話しました?」
店員「それではミルクお付け致しましょうか?」
石◯「いや、私アイスコーヒーって言いましたよね」
店員「だから改めてミルクをお付けするか聞いてるんですけどミルクはどうしますか?」
石◯「同じ質問を今繰り返しされてます?さっき答えたばっかりですけど」
店員「だからそのミルクが必要かと聞いているんです」
石◯「え?もう1回言えってことですか?」
店員「いや、まだ答えてもらってないから聞いてるんです。石◯さんの注文するアイスコーヒーにミルクが必要かという話で・・」
石◯「え?注文はアイスコーヒーってさっき言ったばっかりですよ」
店員「整理しましょう。石◯さんはまずアイスコーヒーを注文されましたよね。一方で石◯さんはまだミルクが必要か答えられていない。ミルクはどうされるんですか?」
石◯「ん?さっきの注文の話は?」
店員「だからその注文を聞いてるんです。ミルクの有無はどうするかっていう注文の問題です」
石◯「え?だからだからミルクじゃなくて、アイスコーヒーの注文を聞いてるってことでよろしいですか?」
店員「石◯さんはアイスコーヒーを注文してるわけじゃないですか。そこまで合ってますよね?一方でミルクの有無は選んでないわけですよね今ね」
石◯「もうちょっとまとめて質問してもらっていいですか?」
(時間切れ)
石丸構文wiki|小泉構文(進次郎構文)との違いは?
石丸構文は、小泉進次郎環境大臣が用いる「小泉構文」と類似している点があります。小泉構文も、言葉の定義を厳密にすることで議論を深めようとする特徴があります。
しかし、石丸構文と小泉構文には、以下のような違いもあります。
石丸構文は論理的な話し方をするのに対し、小泉構文はポエム的な話し方をする
石丸構文は議論を深めることを目的としているのに対し、小泉構文は自分の意見を主張することを目的としている
石丸構文の評価は賛否両論
石丸構文は、その独特さから賛否両論を呼んでいます。
■肯定的な意見:
頭脳明晰で論理的な石丸氏ならではのコミュニケーション方法である。
相手の質問の本質を見抜き、的確に論破している。
言葉遊びや皮肉を用いて、ユーモアのある会話にしている。
■否定的な意見:
質問に答えていないだけで、単に話が噛み合っていないだけである。
揚げ足取りや論点のすり替えは、相手を尊重していない態度である。
言葉遊びや皮肉は、相手を不快にさせるだけである。
まとめ:石丸構文wiki|例文・使い方は?小泉構文(進次郎構文)との違いは?
石丸構文とは、東京都知事選挙に出馬した石丸伸二氏がインタビューなどで見せた、独特な受け答えを指す言葉です。質問に対して質問で返す、論点をずらす、揚げ足を取るなど、一見論理的に聞こえるものの、実際には話が噛み合わず、煙に巻くような印象を与えるのが特徴です。
石丸氏は頭脳明晰で論理的な人物として知られていますが、石丸構文はこうした彼の知性を逆手に取ったようなコミュニケーションと言えます。意図的かどうかはさておき、石丸構文はネットを中心に話題となり、様々な分析や考察が行われています。