テレビ番組表の「試験電波発射中」とは?
NHK BS103などテレビを見ていると、「試験電波発射中」という画面が出てくることがありますが、意味・目的は?
試験電波発射中とは?NHK BS103テレビ番組表でカラーバー
試験電波発射中とは、無線局や放送局が送信する電波が規格に合致しているかの確認及び試験調整のために送信する電波のことです。具体的には、以下の目的で行われます。
送信機とアンテナの動作確認: 送信機とアンテナをケーブルで接続した状態で電波を発射し、周波数精度や空中線電力などの規定された項目をチェックします。
サービスエリアの確認: 電界強度測定を行い、電波がどの範囲まで届くのかを確認します。
混信・妨害の調査: 周囲の電波状況を調査し、混信や妨害が発生していないかを確認します。
これらの確認・調査結果に基づいて、問題がなければ正式な免許が交付され、放送や通信が開始されます。
試験電波発射中の画面
試験電波発射中の画面には、以下のような情報が表示されます。
「試験電波発射中」の文字: 電波が試験電波であることを示します。
局名: 電波を発射している局名が表示されます。
カラーバーまたはモノスコープ: 映像信号の調整に使用される静止画が表示されます。
テストトーンまたは音楽: 音声信号の調整に使用される音声が流れます。
近年では、気象情報やフィラー番組などを流す局も増えています。
試験電波発射中と混同されやすいもの
試験電波発射中と混同されやすいものとして、以下のようなものがあります。
カラーバー: テレビやディスプレイの調整に使用される色チャートです。試験電波発射中に表示されることもありますが、必ずしも試験電波発射中であるとは限りません。
サービス放送: 地上デジタルテレビ放送の場合、映像・音声信号のない状態(いわゆるPN信号)での試験電波の後、映像・音声信号がついた(いわゆるTS信号)本放送と同内容の試験放送(いわゆるサービス放送)を行うのが一般的です。サービス放送は、試験電波発射中よりも正式な放送に近い内容となります。
試験電波発射中の種類
試験電波発射には、大きく分けて2種類があります。
開局前の試験電波: 開局前に予備免許を取得し、送信設備や電波の規格が基準を満たしていることを確認するために送信する電波です。
開局後の試験電波: 開局後も定期的に送信を行い、放送・通信設備の品質を維持するために送信する電波です。
■試験電波発射中の時間帯
試験電波発射は、主に深夜や早朝に行われます。これは、視聴者に影響を与えない時間帯を選んでいるためです。
試験電波発射中に関するよくある質問
Q1. 試験電波発射中を見ても大丈夫ですか?
A1. はい、問題ありません。試験電波発射中の電波は人体に影響を与えるものではありません。
Q2. 試験電波発射中はテレビが見られませんか?
A2. 多くの場合、試験電波発射中はテレビ視聴に影響はありません。ただし、まれに電波の混信などにより、視聴に影響が出る場合もあります。
Q3. 試験電波発射中に何かする必要がありますか?
A3. 試験電波発射中に特別なことをする必要はありません。
Q4. 試験電波発射についてもっと詳しく知りたい場合はどうすればいいですか?
A4. 総務省のホームページや、放送局のホームページなどで情報を確認することができます。
まとめ:試験電波発射中とは?NHK BS103テレビ番組表でカラーバー
試験電波発射中は、放送局が電波の品質やサービスエリアなどを確認するために送信する電波です。試験電波発射中の画面には、「試験電波発射中」の文字やカラーバーなどが表示されます。試験電波発射中を見ても問題ありませんが、画質や音質が安定していない場合がありますので、ご了承ください。
2024年にはNHK能登半島地震チャンネルが終了したので試験電波+灰色画面を送信しています。しばらくすると全く映らなくなり4K放送へ移行します。
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この3チャンネルが放送開始します。映ってるのは2Kであり4Kではありません。そのまま見てても4Kチャンネルはスタートしません。