『カズレーザーと学ぶ。』で紹介された、まつ毛ダニ「デモデックス」について
2024年8月20日(火)放送の「カズレーザーと学ぶ。」では「最新研究で判明!目を守る新常識」というテーマで、『夏場の異常繁殖に要注意!まつ毛ダニ デモデックス』が取り上げられました。
説明してくれたのは慶應義塾大学 医学部 特任講師 眼科医 内野美樹さん。
カズレーザーと学ぶ。|まつ毛ダニ「デモデックス」予防・対策(8月20日)
「カズレーザーと学ぶ。」で、まつ毛ダニ(デモデックス)について特集されました。
デモデックスは人間の顔に生息するダニの一種で、通常は皮脂を食べて肌の健康を保つ役割をしています。
しかし、過剰に繁殖すると目ヤニやかゆみ、まつ毛の抜け毛などの原因となる可能性があります。番組では、デモデックスが引き起こす症状や、その予防法として、目元の清潔を保つことの重要性などが解説されました。
特に、目元専用の洗浄料であるアイシャンプーの使用が効果的であると紹介されています。デモデックスによる症状は花粉症と見分けにくいため、目の異常を感じたら自己判断せず、眼科医に相談することが大切です。
カズレーザーと学ぶ。|まつ毛ダニ「デモデックス」について
「カズレーザーと学ぶ。」で取り上げられた「まつ毛ダニ(デモデックス)」について、番組内容をさらに深掘りし、より詳細な情報を提供します。
まつ毛ダニ(デモデックス)とは?
まつ毛ダニは、正式には「デモデックス」と呼ばれる、人間の毛包や皮脂腺に寄生するダニの一種です。肉眼では確認しづらいほど小さく、多くの人のまつ毛に生息しています。一般的には無害ですが、過剰に繁殖すると、様々な目のトラブルを引き起こす可能性があります。
デモデックスが引き起こすトラブル
- 目のかゆみ、充血: ダニの活動や、それに対するアレルギー反応が原因です。
- まつ毛の抜けやすさ: ダニが毛根を傷つけることで、まつ毛が抜けやすくなります。
- 目やにが増える: ダニの活動や、それによる炎症が原因で、目やにが増えることがあります。
- まぶたの腫れ: ダニの活動や、それに対するアレルギー反応によって、まぶたが腫れることがあります。
- ドライアイ: ダニがマイボーム腺を詰まらせることで、涙の分泌が妨げられ、ドライアイを引き起こすことがあります。
デモデックスが増殖する原因
- 清潔不足: クレンジングが不十分だったり、メイク道具を清潔に保てない場合、皮脂やメイク汚れが残り、ダニのエサとなって増殖しやすくなります。
- 免疫力の低下: 免疫力が低下すると、ダニに対する抵抗力が弱まり、増殖しやすくなります。
- ストレス: ストレスは免疫力を低下させるため、間接的にデモデックスの増殖を促す可能性があります。
まつ毛ダニ「デモデックス」予防・対策
- 清潔な状態を保つ:
- クレンジングをしっかりと行い、アイメイクは丁寧に落とす。
- まつ毛エクステをしている場合は、専用のクレンジング剤を使用する。
- まつ毛を清潔に保つために、アイシャンプーを使用する。
- まつげエクステのグルーやマスカラなどの残りをしっかり落とす。
- 定期的な交換:
- まつげエクステのグルーやマスカラは、定期的に新しいものと交換する。
- メイクブラシやビューラーは、定期的に洗浄または交換する。
- 温湿布:
- 温かい蒸しタオルなどで、目を温める。これにより、マイボーム腺の分泌を促し、ダニの繁殖を防ぎます。
- 眼科を受診:
- 上記の対策を行っても症状が改善しない場合は、眼科を受診し、専門医に相談しましょう。
デモデックスと他の目のトラブルとの関係
デモデックスは、他の目のトラブルと関連している可能性も指摘されています。
- マイボーム腺機能不全: デモデックスがマイボーム腺に寄生することで、マイボーム腺の機能が低下し、ドライアイを引き起こす可能性があります。
- アレルギー性結膜炎: デモデックスに対するアレルギー反応が、アレルギー性結膜炎を引き起こす可能性があります。
デモデックスのケア用品
**まつ毛ダニ「デモデックス」のケア用品として推奨されているのが「アイシャンプー」です。
** アイシャンプーは、目元専用の洗浄料であり、まつ毛ダニの除去効果が大学病院の研究で論文として発表されています。
具体的な製品名としては、「メシル 洗うまつ毛美容液シャンプー」や「アイシャンプーロング」が挙げられています。 これらの製品は、ネット通販や一部の薬局、ドラッグストアで購入可能です。 目への刺激が少なく、万が一、目に入った場合でも痛みは少ないとのことです。
アイシャンプーを使用する際は、以下の手順で行うことが推奨されています。
- アイメイクをしている場合は、クレンジングでメイクを落とし、通常の洗顔を行う。
- アイシャンプーを適量手に取る。(60mlボトルの場合、5~6プッシュ、95ml・200mlボトルの場合、2プッシュが目安)
- アイシャンプーを目元に伸ばし、まつ毛の根元の汚れを落とすように優しくマッサージする。
- 水またはぬるま湯で洗い流す。
まつ毛ダニは、酸化した脂を栄養源としているため、皮脂汚れやアイメイクが残ったまま就寝すると繁殖しやすくなります。 そのため、日常生活におけるまつ毛ダニ対策として、目元を清潔に保つことが重要です。 アイシャンプーは目に優しく、目の縁まで安心して洗うことができるので、毎日のケアに取り入れてみて下さい。
その他、まつ毛ダニ対策として、以下の方法が挙げられています。
- クレンジングを徹底し、アイメイク残留物を残さないようにする。
- ウォータープルーフのマスカラやアイラインを使用する場合は、ポイントメイク用のクレンジングを併用する。
- メイク道具(ブラシ、スポンジ、ビューラーなど)は、定期的に洗浄し、清潔に保つ。
- 古くなったメイク道具は、雑菌や皮脂が溜まりやすいため、まつ毛ダニの増殖を助長する原因となるため、定期的に交換する。
- 目元を温める習慣をつける。 蒸しタオルやホットアイマスクを使用することで、マイボーム腺に詰まった皮脂を溶かし、まつ毛ダニが寄生しにくい環境を作ることができる。
- 寝具を清潔に保つ。 枕カバーやシーツは定期的に洗濯し、特に顔に直接触れる枕カバーはこまめに交換する。
上記以外にも、まつ毛エクステを使用している場合は、エクステ専用のクレンジング剤やアイシャンプーを使用することが推奨されています。 まつ毛ダニの繁殖を防ぐためには、毎日の丁寧なケアが大切です。
まとめ:カズレーザーと学ぶ。|まつ毛ダニ「デモデックス」予防・対策(8月20日)
2024年8月20日放送の日本テレビ系「カズレーザーと学ぶ。」という番組で、まつ毛ダニ「デモデックス」が紹介されましたね。この番組は、お笑いコンビ・メイプル超合金のカズレーザーさんがMCを務め、毎回、人生観が変わるような新知識を最先端の研究者から学ぶことができる番組です。
今回のテーマは「現代人を襲う目のトラブルの予防法」で、特に夏場に気になる「まつ毛ダニ デモデックス」の異常繁殖について詳しく解説されていました。
まつ毛ダニ「デモデックス」とは?
まつ毛ダニ「デモデックス」は、正式名称を「ニキビダニ」といい、人を含む哺乳類の皮膚に寄生するダニの一種です。体長は0.2~0.4mmと肉眼ではほぼ見えないほど小さく、顕微鏡を使わないと確認できません。人間の顔、特にまつ毛の毛根部や毛包の周辺に生息し、皮脂や角質を食べて生きています。
実はこのまつ毛ダニ、日本人の5人に1人は持っていると言われているんです。普段は特に悪さをせず、むしろ、寝ている間に皮脂を食べて肌の健康を守ってくれるという一面もあるんですよ!
まつ毛ダニが異常繁殖するとどうなる?
まつ毛ダニは、皮脂をエサに繁殖します。通常は問題ありませんが、不衛生な環境で皮脂が過剰に分泌されると、まつ毛ダニが異常繁殖し、様々な目のトラブルを引き起こす可能性があります。
番組内では、慶應義塾大学医学部特任講師で眼科医の内野美樹先生が、まつ毛ダニの異常繁殖によって引き起こされる症状やトラブルについて解説されていました。
まつ毛ダニの異常繁殖が引き起こす可能性のある症状・トラブル
- 目ヤニやかゆみなどのアレルギー反応
- まつ毛が抜けやすくなる
- 角膜炎
- 結膜炎
- 視力低下
- ドライアイ
- マイボーム腺機能不全
これらの症状は、花粉症と見分けにくい場合もあり、眼科医でも診断が難しいことがあるそうです。
まつ毛ダニの異常繁殖を防ぐには?
番組では、まつ毛ダニの異常繁殖を防ぐために、日常生活におけるまつ毛周辺のケア方法を徹底解説していました。
まつ毛ダニ対策
- 目元専用のアイシャンプーなどを使って、まつ毛を中心とした目の周りを丁寧に洗う
- マイボーム腺の開口部を塞ぐような粘膜メイクは避ける
- アイマスクやホットタオルなどで目元を温める
- クレンジングを徹底し、アイメイクの残留物を残さない
- メイク道具を定期的に洗浄・交換する
- 枕カバーやシーツなど、寝具を清潔に保つ
特に、アイメイクを落とさずに寝てしまうのは、まつ毛ダニのエサを増やすことになるため要注意です!
まつ毛ダニは、誰にでもいる可能性のある生き物ですが、正しい知識を持って、適切なケアを行うことで、目のトラブルのリスクを減らすことができます。毎日の生活に、まつ毛ダニ対策を取り入れてみてくださいね。