井上マサキさん、西村まさゆきさんという2人のライターがマツコの知らない世界で路線図を紹介する回で出演をしました。
「たのしい路線図」という本も出版し路線図イベントも開催している井上マサキさん、西村まさゆきさんのプロフィールをまとめています。
井上マサキ、西村まさゆきの路線図がすごい!
井上マサキ、西村まさゆきさんは共著で日本全国の鉄道会社の路線図を一冊にまとめた図録「たのしい路線図」という本を出版しています。
普段何気なく目にしている鉄道・地下鉄・モノレールなど計149路線の公式路線図には、
よく見るといろんなデザインがあって面白いものがたくさん!
各地の駅員さんが案内のために手作りした「DIY路線図」など、レアな逸品も紹介されています。
ちなみに、路線図mの起源は19世紀のイギリス・ロンドン地下鉄に勤務していた電気製図師のハリー・ベックとされています。
従来の路線図では地図の上に路線ごとに色分けされた線路や駅が書かれており、縮尺通りに描かれていました。
ただ蒸気機関車の登場により地下鉄が1863年に開通すると1890年には電気機関車が登場。
ロンドンを網の目のように走る地下鉄の路線図はリアルな地図の上に描くには煩雑すぎて実用性が低くなっていました。
ハリー・ベックはそこで、地図と路線図を切り離すアイデアを考案。
駅間の距離や位置関係の正確性を度外視した電気回路図のようなシンプルな路線図デザインを追求した結果、
ラインを垂直、平行、斜め45度の三種類に絞り、どの駅でどの路線が交差しているのかが一目でわかるダイヤグラム型路線図を作成し、現代の路線図の起源と呼ばれるようになっています。
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■「たのしい路線図」目次
◎路線図にもいろんな種類がある
◎路線図ってどうやってできたの?
1ロンドン編「世界の路線図を変えたロンドン地下鉄」
2日本編「東京の地下鉄路線図が今のカタチになるまで」
◎路線図鑑賞のポイント
1時空の歪み
2その駅だけの一点もの ーー運賃表
3他社との遭遇 ーー近郊路線図
4レインボー路線図
◎全国の地下鉄路線図鑑賞
札幌、仙台、東京、横浜、名古屋、京都、大阪、神戸、福岡各都市の地下鉄路線図・運賃表のデザインを紹介
◎全国鉄道 路線図・運賃表・停車駅案内
北から南まで。全国の鉄道・軌道の路線図や運賃表を100点以上紹介。
◎誰にも「わかりやすい」路線図をもとめて?路線図のユニバーサルデザイン
◎偏愛! 鉄道会社公式路線図 東日本編&西日本編
オフィシャルで公開されている路線図の中から、特にデザインが秀逸な路線図をピックアップして紹介。
◎「インディーズ路線図」の世界
・座談会 みんなで『インディーズ路線図』を鑑賞してみよう
・駅員さんによる「DIY路線図」
・施設オリジナル! 「電車でお越しの方路線図」
路線図・西村まさゆきwikiプロフィール
名前:西村まさゆき
生年月日:1975年
出身地:鳥取県倉吉市(東京都中央区在住)
好きな路線図:名古屋市営地下鉄、ワシントンDC地下鉄、モスクワ地下鉄
ツイッター:@tokyo26
西村まさゆきさんは「デイリーポータルZ」のライターとして知られています。
著書にはほかにも、次のようなものがあります。
『ふしぎな県境』中公新書
『ファミマ入店音の正式なタイトルは大盛況に決まりました』笠倉出版社
ツイッターでバズった「路線図風レシピ」を考案したのも西村まさゆきさんさんで他にも、
「江戸幕府歴代将軍路線図」「歴代天皇路線図」という路線図を描いています。
歴代天皇路線図
神武天皇から今上陛下まで、126代ぐらいの歴代天皇を、かつては糞尿輸送によって日本の農業を支えた、西武鉄道の料金案内図風にまとめてみました。親、兄弟以外から皇位を継いだ天皇は、誰からの系統かを細い線で表しています。
歴代徳川将軍路線図
江戸幕府の初代将軍、徳川家康から最後の将軍慶喜まで、15代の徳川将軍を、都営地下鉄風の路線図にしてみました。大江戸線っぽいのが15代の歴代将軍です。御三家は、将軍を輩出した紀州家、水戸家のみを入れています。
路線図・井上マサキwikiプロフィール
名前:井上マサキ
生年月日:1975年
出身地:宮城県
好きな路線図:ロンドン地下鉄、プラハ地下鉄、福岡市交通局
井上マサキのブログ:路線図はたのしい
井上マサキ公式HP http://www.inoue-masaki.com/
ツイッター:@inomsk
井上マサキさんも「デイリーポータルZ」でライターをしているほか鉄道会社公式サイトや「エキレビ! 」にも路線図愛好家として記事執筆をしています。
ツイッターのアイコンは息子さんが作成していることは結婚をしているようですね。
MENSA会員で過去に『99人の壁』グランドスラム達成(路線図)をしているほか、
「たのしい路線図」をながめて「いいねぇ~」って言うだけの飲み会「路線図ナイト」を開催し、
企業が作った路線図を「インディーズ路線図」と呼ぶなどして鑑賞しています。
井上マサキさんが線図に惹かれるようになったのは新婚旅行で訪れたロンドンの路線図を目にしたことがきっかけ。