小倉美咲さんは「山梨キャンプ場女児失踪事件」とwikipediaで紹介されている女の子で、2019年9月の家族キャンプ中に失踪。
その後、警察消防・自衛隊も含めて大規模な捜索が開始され、小倉美咲さんの母親を誹謗中傷したとして逮捕者が出るなど社会問題となりまりました。
小倉美咲さん失踪当時の様子
姿を消した2019年9月時点で小倉美咲さんは千葉県成田市の小学1年生。
休日に家族や子育てサークルで知り合った家族ぐるみの友達と「椿荘オートキャンプ場」を訪れた一緒に遊んでいたところ行方が分からなくなりました。
A家 4人(父、母、子2)
B家 5人(父、母、子3)
C家 5人(父、母、子3)
D家 4人(父、母、子2)
E家 3人(母、子2)
F家 3人(父、母、子1)
小倉家 3人(母、子2)
計27人(父5、母7、子15)
子供の年齢は一番大きい子が小学6年生で一番小さい子が小学1年生。それより小さい子が3人となっています。
キャンプ場は神奈川県との境に近く、村役場の東約2キロの山間部にあり、
母親が美咲さんから目を離した時間はわずか10分ほど。
午後3時40分に広場から続く下り坂を下った先の丁字路を小川のある左に曲がる姿を目撃されてたのを最後に、親たちが探し始めるまで約20分間ほどあったとされています。
■小倉美咲の失踪直前から警察に通報までの事件の経緯
3時35分 先におやつのチョコバナナを食べ終えた子供9人が遊びに行く
3時40分 美咲さんが後を追いかけるように遊びに行く
3時50分 大人が子供たちを迎えに行く
4時 美咲さんがいないので、父母たちが周辺を探し始め、山にも登り始める
4時17分 グループLINE(ライン)を使って連絡しながら捜索を開始。テント内なども確認
4時35分 テントの中を再確認
5時 日没が近づいてくるので警察に連絡を入れる。美咲さんがいなくなったことを雅さんに連絡
小倉美咲さん失踪後から現在まで
小倉美咲さんが行方不明になったとして通報し、警察が18時01分頃にキャンプ場へ到着
母親のとも子さんが事情を聴かれる中、その他の大人は周辺の捜索を続け、20時を過ぎて子供を寝かせた後も大人は周辺を捜索を続けます。
日付をまたいだ22日午前1時半には仕事を切り上げてきた父親の雅さんも到着し、
午前3時まで警察犬やヘリも導入 消防・警察70人態勢での捜索が続けられました。
その後の経緯は下記のとおりです。
23日 通常の7歳児の行動範囲より広げ行方不明地点から東西5~6km
消防・警察70人態勢
24日 体温感知センサー搭載のドローンで空からも捜索
消防・警察50人態勢
25日 小屋(空き家・倉庫・別荘など)100件ほど捜索
消防・警察・自衛隊294人態勢
26日 空き家や倉庫などを再確認 国道・村道で車両からスピーカーで呼びかけ
消防・警察・自衛隊260人以上
27日 これまでの捜索範囲を再確認 全く目撃情報がないため人里に降りていないと判断
消防・警察・自衛隊約260人体制
28日 消防・警察・自衛隊 前日と同規模で午前中捜索 自衛隊打ち切り
29日 消防・警察約80人態勢 捜索規模縮小
小倉美咲さんの失踪当時の身長は125センチくらいでやせ形。服装は黒の長袖シャツにジーパン姿で、緑のスニーカーを履いていました。
9月30日からは事件の可能性も視野に入れ小倉美咲さんのの写真が公開され、
警察などは16日間にわたり、のべ1700人を動員して捜索が継続されたものの、小倉美咲さんは現在も発見には至っていません。
山梨キャンプ場女児失踪事件では誹謗中傷も
小倉美咲さんの母親のとも子さんは、なぜ一緒についていかなかったのかと、現在も後悔し続けているというのに、
SNSでは、母親のとも子さんを犯人扱いする声がみられました。
「自首しろ」というような書き込みやとも子さんのSNSのアカウントに、「殺すぞ」などと脅迫するメッセージが送られ、
静岡県熱海市桜木町の自称投資家・野上幸雄が名誉毀損の疑いで千葉県警成田署に逮捕されています。
野上幸雄容疑者はネットで「和田隆二」肩書きは「霊媒師」と名乗って「怨霊の憑依」と呼ばれるブログを運営しており、
事件発生直後から毎日、とも子さんへの憶測や偏見を生み出す書き込みを続けていました。
小倉美咲さんの情報提供を募るHP開設
小倉美咲さんの母親のとも子さんは娘の特徴や当時の状況などについて書かれたチラシを作製したり、
SNSで情報提供を呼び掛けを続けています。
2020年7月にはホームページも開設して情報提供を呼びかけ続けていて、
「行方不明当日のキャンプ場周辺のドライブレコーダーの映像などがあれば、提供して欲しい」と呼びかけています。
警察でも引き続き小倉美咲さんの情報提供を呼びかけていて、
連絡先は山梨県警の大月警察署「0554-22-0110」となっています。
小倉美咲ちゃんの捜索に関して、成田市長からも動画で呼びかけを行っています。