松浦慶斗さんは最速150km/をを誇る大型右腕で、2021年のドラフトでは注目候補として早いうちから名前が挙がっていました。
中学時代の脱臼というアクシデントを乗り越えマウンドを守る松浦慶斗さんの気になるプロフィールをまとめています。
松浦慶斗の脱臼
松浦慶斗さんは中学の時に試合中の事故で脱臼をしています。
中学校時代にヘッドスライディングをしたところ、脱臼したことから、現在もバットを振ったとき、抜けることがあるいわゆる「脱臼クセ」があるようです。
2020年11月1日に行われた秋季近畿地区高校野球大会の智弁学園戦の決勝でも、
松浦慶斗さんは4回裏の攻撃で打席に入るとファールを打った時に右肩が脱臼し、その場でうずくまるシーンがありました。
ただ、脱臼した肩を元に戻す方法は身に着けているようで、その後もマウンドとに立ってピッチングを続けていました。
松浦慶斗さんは左利きで左投げのため、ボールを投げる利き腕では無く、脱臼が投球に与えるは限りなく小さいと思われますが、先ほどの試合では脱臼後に3連打を浴びて2失点していました。
松浦慶斗の球種・球速
松浦慶斗さんは高校1年生の秋には早くも球速140キロ台をマーク。
2020年の夏の甲子園の代わりに実施された野球大阪大会の準決勝・履正社との試合では、プロスカウトのスピードガンで最速150キロのストレートを記録しています。
ワインドアップからタメを作って重心を下げ、早めに着地し、後ろ小さめに左肘を使った腕の振りからスライダー、カーブ、フォークボール、スプリットといった球種を操っています。
松浦慶斗の評価
ヤクルト・阿部スカウト
「スケールの大きな投手になる可能性を秘めている。今後の成長次第では(関戸とともに)どちらも上位(指名)もあるのでは。」
横浜・安部建輝スカウト
「しっかりまとまって投げているし、調子も上がっている」
オリックス・谷口スカウト
「春先より可動域が上がっている。フォームのしなやかさも出ている」
巨人・渡辺スカウト
「大型の左投手で直球も強い。可能性がある」
オリックス・谷口悦司スカウト
「春先より柔らかくなり、ボールの質も良くなったと感じる」
中日・中田宗男アマスカウトアドバイザー
「肩の回り方とか腕の振りとか、心配はない。あとは長いイニングを投げてどうか」
ロッテ・榎康弘チーフスカウト
「ボールに力強さを伝える感覚が良くなっていると思う」
ホークス・永井智浩編成育成本部本部長兼スカウト部部長
「潜在能力は十分ある」
ロイヤルズ大屋博行国際スカウト
「大阪桐蔭(大阪)の松浦君は、左腕で185センチという体格がまず魅力。昨年はもっと荒々しく投げていて直球にも威力があった。甲子園では力んでしまったが、直球を生かすために変化球を課題にしたい。」
阪神・渡辺スカウト
「左投手で器用に投げていた。考えながらやっている印象です。今日の試合に合わせて投げられていて十分です。」
巨人・渡辺スカウト
「コントロールが良く、空振りも取れていた。真っすぐの投げっぷりもいい。左でこれだけ大きい。素材がいい。」
ロッテ・三家スカウト
「大崩れしないタイプ。テンポよくストライクゾーンの中で勝負できている。(関戸とともに)ポテンシャルが高い。持っているものは素晴らしい。」
千葉ロッテ・永野プロアマスカウト部長|21/1/5
「みんな(松浦・関戸・池田)ポテンシャルが高い。球速も(今年のドラフト候補では)かなり上位。コンスタントに左(投手)は取っているけど、課題の一つではある」
巨人・渡辺政仁スカウト|20/8/4
「上背があるし投げ方もいい」 「(関戸と松浦は)2年生の中ではモノが違う」
オリックス・下山スカウト|20/8/4
「来年も楽しみです」
日本ハムが、今年のドラフト指名候補に道産子の大阪桐蔭高・松浦慶斗(けいと)投手(2年)をリストアップしていることが31日、分かった。
https://www.sanspo.com/baseball/news/20210101/fig21010105010001-n1.html
松浦慶斗の出身中学・小学校
松浦慶斗さんは石巻市立門脇小学校から旭川市立新富小学校へと転校し、旭川市立明星中学校に進学しています。
小学校時代は旭川の「新富野球少年団」でピッチャー兼ファーストとしてプレーをしていて、小学6年生の時には日本ハムジュニア入りを果たしています。
北海道日本ハムファイターズジュニアのセレクションでは、一次試験で1000人から150人に絞り込み、二次試験では150人から30人程度、最終試験で30人の紅白戦で18人を絞り込むという非常に狭き門。
松浦慶斗さんは北海道日本ハムジュニアに選出されると2015年のNPBジュニアトーナメントに出場しています。
中学1年では日本代表として、12歳以下の世界大会「カル・リプケン大会」に出場。
決勝のアメリカ戦など3戦に登板し、日本代表の世界制覇に貢献しています。
中学時代に在籍していたチームが「旭川大雪ボーイズ」で1年生から主力投手としてだけではなく打線の中軸も務めています。
中学3年生時には最速138km/hを記録し、夏の日本少年野球選手権大会ではベスト8入りを果たしています。
松浦慶斗の父親もすごい!
松浦慶斗さんも父親・松浦吉仁さんも元高校球児で甲子園経験者です。
札幌では野球の強豪校として知られる北海高校で1988年春のセンバツと1989年夏の選手権大会 2度の甲子園出場を果たすと、
社会人野球でもプレー(山陽国策パルプ旭川、日本製紙旭川)しています。
※山陽国策パルプ旭川硬式野球部は、本社の合併に伴いチーム名を日本製紙旭川硬式野球部に改称。
親子で甲子園出場となる。
2000年に移籍した日本製紙旭川硬式野球部で現役を引退すると、同チームで監督も務めていました。
松浦慶斗と古谷優人はいとこ同士
松浦慶斗さんの親族は野球一家で、松浦慶斗投手の母親の妹の次男が、現ソフトバンクでプロ野球選手の古谷優人選手です。
2016年のドラフト2位でソフトバンクホークスに入団すると、2020年の3軍戦で160キロを記録しいる右腕。
松浦慶斗さんは古谷優人選手が高校時代から150キロを超える速球を間近で見ていたことから「直接は教えてもらっていませんが、古谷さんのようなストレートは投げたいと憧れを持っていました」話しています。
松浦慶斗wikiプロフィール
名前:松浦慶斗 (まつうら けいと)
生年月日:2003年7月1日
年齢:18歳
出身地:宮城県石巻市
年齢17歳
身長:185㎝
体重:88㎏
投打:左投げ左打ち
小学校:石巻市立門脇小学校→旭川市立新富小学校
出身中学校:旭川市立明星中学校
出身高校:大阪桐蔭高等学校
松浦慶斗さんは小学校2年生の時に東日本大震災で津波が押し寄せて被災しています。
その後、父親の仕事の都合で北海道旭川市に移り住んでいます。
大阪桐蔭に進学をしたのは、在籍していたチーム「旭川大雪ボーイズ」が大阪で行われた日本少年野球選手権で8強入りし、その時の力投が大阪桐蔭関係者に高く評価されたからとのこと。
ちなみに、旭川実業高校出身で同じくドラフト候補だったとは幼馴染。
もともと父親同士が同じ職場の同僚で、当時住んでいた宮城県石巻市の社宅でも隣同士。
田中楓基選手はその後、小学1年の時に一足早く旭川に引っ越していたことから、旭川でも新富野球少年団で一緒にプレーすることになります。
松浦慶斗の経歴
松浦慶斗さんは大阪桐蔭に進学するとは1年生の夏に最速142km/hを計測すると1年秋から背番号15でベンチ入り。
秋季大会ではリリーフ・先発で5試合の公式戦登板を果たし、大阪桐蔭高校の大阪大会優勝&近畿大会準優勝に貢献しています。
松浦慶斗の身長・体重は?
松浦慶斗さんの身長体重は次のとおりです。
身長:185㎝
体重:88㎏
同じくドラフト候補に名前が挙がっている小園健太さんに勝るとも劣らない体格の大型左腕ですね。