「小鳥付車止め」と言えば鎌倉・江ノ島電鉄の江ノ島駅入口で見かけた人も多いんじゃないかと思いますが、正式な名前は「ピコリーノ」。
行政側のニーズに開発者の想いも加わって誕生した小鳥付車止め「ピコリーノ」がテレビ番組「がっちりマンデー」でも紹介されました。
小鳥付車止め名前はピコリーノ!
小鳥付車止めは金属製の小鳥が4羽とまっている車止めと呼ばれる柵。
車止めとは、車両の進入を視覚的に抑止する目的で、主に車道と歩道の境界や駐車場、建物の周囲などに設置される鉄柵の一種。
小鳥付車止め「ピコリーノ」を開発したのは、1970年に旗ポールメーカーとして創業したサンポール。
80年代に入り旗ポールに次ぐ第2の柱として車止めの参入を考えていたところ、
とある自治体の公園管理者から「公園の入口に設置されている門型の車止めの上に、子どもが飛び乗って座るなどして転倒する事故が多く困っている。」という話を聞きつけます。
この声がきっかけで1981年12月に誕生したのが小鳥付車止め「ピコリーノ」です。
ピコリーノのツイッター:@picolino_sun
ピコリーノの名前の由来は?なぜ小鳥のデザイン?
ピコリーノ(picolino)という名前は、「小さいもの」という意味のイタリア語「ピコラ(piccola)」から生み出したサンポールによる造語。
2006年に2代目となる小鳥にリニューアルされています。
デザインは4羽の内1羽を他の小鳥たちから少し離した「はぐれ鳥」となっていますが、
「同じポーズの小鳥が等間隔に並んでも面白味に欠けてしまうため、あえて1匹だけ離すことで情緒を漂わせているとのこと。
ちなみに、現在の小鳥の原型は鋳金作家の村中保彦の手によって作られています。
ピコリーノの小鳥の種類はスズメ?ひよこ?
小鳥付車止め「ピコリーノ」の鳥の種類はスズメなのかそれともひよこなのか?種類は何なのかというと、実は特定の鳥をモデルにしているわけではないそうです。
創業50周年を目前に控えた2019年にはあらたに蛙をモチーフとした「KAERU」シリーズも登場しており、カエルの原型はピコリーノの小鳥と同じく鋳金作家の村中保彦さんが手掛けています。
小鳥付車止め・ピコリーノの通販価格は?
小鳥付車止め・ピコリーノの価格はサンポールのホームページでは価格63,000円から販売されています。
ただ楽天を見てみると、4万円台から販売されているので通販をするのであれば楽天から申し込みをするのが良さそうですね。
サンポールの楽天通販ショップ では他にも、鉄製の動物フックや置きもの、箸置きや取っ手などの取り扱いもあります。