2019年11月9日に放送された「青空レストラン」では千葉県で開発された新品種のピーナッツ、
Qナッツ(キューナッツ)が紹介されました。
Qナッツとは品種改良の末に生み出された強い甘みが特徴のピーナッツで、
千葉県を中心に店頭販売されているほか通販でも購入することができます。
Qナッツ(キューナッツ)とは?名前の理由は?
Qナッツ(キューナッツ)とは、2018年から市場に出回るようになった新しい品種の落花生で、
従来のピーナッツに比べて口に入れた瞬間の甘さが際立って甘いのが最大の特徴です。
一般的な落花生の糖含有率は4~5%なのに対してQナッツ(キューナッツ)の糖含有率は
なんと6~7%と最大で1.5倍ほども強い甘みを誇っています。
しかもQナッツ(キューナッツ)は品種改良の過程で、
- 発芽率が高い品種
- 病気に強い品種
を掛け合わせていることから農家にとっても収穫量が安定しているというメリットがあります。
発芽率が高いということは種まきに必要な種の数を減らすことができるため種代が安くすむようになるうえに、
発芽しなかった場所に植え直す手間が省けるのでピーナッツ栽培の人件費を削減できます。
その上でQナッツ(キューナッツ)は病気に強いので収穫量が安定して多くみこめるので、
今後はもしかしたら千葉県産のピーナッツはQナッツ(キューナッツ)が主流となるかもしれません。
ちなみに、落花生王国の千葉県で栽培されている品種は、
- 千葉半立(ちばはんだち)
- 中生豊(なかてゆたか)
- 郷の香(さとのか)
- おおまさり
の4品種があり、郷の香とおおまさりはゆで落花生向けの品種とされています。
Qナッツ(キューナッツ)という名前の由来は、品種改良中は「千葉P114号」と呼称されていたものの、
公募で6330件の中から「落花生新品種愛称選考委員会」の方々が吟味してQナッツ(キューナッツ)となりました。
「従来のピーナッツ(Peanuts)を超える」という意味で「Pの次」、
つまりアルファベットのPの次がQが来ることから、Qナッツ(キューナッツ)と命名されました。
Qナッツ(キューナッツ)の美味しい食べ方・レシピは?
Qナッツ(キューナッツ)はシンプルに塩茹でで食べても十分な甘みを楽しめるそうですが、
炒って食べると甘みが一段と引き立って美味しくなるそうです。
Qナッツ(キューナッツ)の甘みを生かしたレシピとしては、
ピーナッツクリームがあります。
■材料
ラッカセイ80g
無塩バター50g
はちみつ おおさじ1
キビ砂糖 おおさじ1(代替可)
■レシピ
殻・薄皮をとった落花生をフードプロセッサーに入れて混ぜる
少し落花生が馴染んで滑らかになってきたら室温に戻しておいたバターを入れてさらに混ぜる
そのあと、キビ砂糖と蜂蜜を入れて混ぜ、滑らかになたら清潔な器などに入れる
混ぜるだけで手軽に作ることができる小学生の子供でも作れそうなくらい簡単なレシピですが、
驚くほど濃厚で様々なパンに相性抜群の自家製ピーナッツクリームに仕上がります。
Qナッツ(キューナッツ)店頭販売店は?通販はアマゾン?楽天?
Qナッツ(キューナッツ)は、アマゾンや楽天でも取扱い店舗があるのでネット通販可能となっているほか、
千葉県内各地にある販売店でも店頭販売されています。
Qナッツ(キューナッツ)の販売店のごく一部を紹介すると下記のような店舗があります。
- 房の駅農場 市原市
- しくやピーナッツ 市原市
- 千葉ピーナツ 千葉市稲毛区
- 清本園 千葉市稲毛区
- チーバくん物産館 千葉市中央区
- マルハチ 千葉市緑区
- 豆処はせべ 千葉市若葉区
- 下田農場ふれあい館 千葉市若葉区
- 花島商店 八千代市
- 豊園茶舗 柏市
- 佐藤昭商店 船橋市
- 池宮商店 豊里市
- JA豊里市産直センター
- 笹森商店 成田市