7月14日の「グッドモーニング」内のクイズ「ことば検定」で出題された問題は【神様の名前に由来する県名は?】でした。
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答え:神様の名前に由来する県名は?【ことば検定】
青:三重県
赤:愛媛県
緑:大きな蟹のつもりで挑戦
答え:愛媛県(赤)
「えひめ」の地名は、古くは古事記上巻のイザナギとイザナミによる国生みの段に、「伊豫國謂愛比賣」(伊予国は愛比売と謂ひ)と見える。 のちに「愛比売」が「愛媛」へと転化した。 全国で唯一の神名をつけた県である。
「えひめ」という名称は和銅5年(712年)、太安万侶(おおのやすまろ)(?~723年)が編纂(へんさん)した『古事記』の国生みの神話に出てくる。「……次に伊豫之二名之(いよのふたなの)島(*18)を生みき。此の島は、身一つにして面四(おもよ)つ有り。面毎(おもごと)に名有り。故(かれ)、伊豫(いよの)国は愛比賣(えひめ)と謂(い)ひ、讃岐(さぬきの)国は飯依比古(いひよりひこ)と謂ひ、粟(あはの)国は大宜都比賣(おほげつひめ)と謂ひ、土左(とさの)国は建依別(たけよりわけ)と謂ふ。(⑫)」とある。このように四国の4か国にはそれぞれ名前があり、伊予の国を「えひめ」と呼んでいる。これは古代の人々が土地には神霊が宿るものと考えた信仰によるものであろうと言われている。とすれば「いよ」は地名であり、「えひめ」はその地の神の名であるから、「えひめ」は「いよ」の別名ともいえる。さらに「えひめ」はその意味するところ「うるわしい女神」であるのだから伊予の国はうるわしい女神の国であったということになる(⑪)。
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