加藤巍山さんは仏像彫刻家としてクリスティーズのオークションにも彫刻作品を出品
テレビ番組「情熱大陸」でも紹介された加藤巍山さんの気になるプロフィールをまとめています。
加藤巍山wikiプロフィール
名前:加藤巍山(読み方:かとう ぎざん)
本名:調査中
生年月日:1968年
年齢:53歳(2021年現在)
出身地:東京都墨田区本所両国
「巍山」の名前の由来は、「人や物などが、他よりも抜きん出て優れているさま」という意味を持つ「巍然屹立」という言葉に由来
過去から現在、未来と優れた仏師、彫刻家が存在するなか、高くそびえ立つようにありたいと願って、加藤巍山さんが自ら名付けたそうです。
加藤巍山の経歴
25歳の時に仏像彫刻の世界に入ると、高村光雲の流れを汲む仏師・岩松拾文さんさんのもとで13年間の修行を経験。
加藤巍山さんはその間、西洋彫刻の技法の一つ「星取り技法」に習得に心血を注いでいます。
「星取り技法」は日本には明治期に伝わり、高村光雲の工房で採用されていたもの。
発祥は古代ギリシャ・ローマ時代で、石像彫刻に利用されていたそうで、星取り機はコンパスの役割を持ち、原型に記した無数の星(ポイント)を、完成品となる素材に写し取っていきます。
平面の図面ではなく立体で寸分違わぬ原型をつくる技法が「星取り技法」で、それはそれは緻密な作業が続く。
その間、自身の作品制作にも挑み、平成16年(2004)には「白髪~斎藤別当実盛」で日展に入選。
現在は独立し埼玉県白岡市の自宅兼工房で日々創作に励んでいます。
近年では岩手の江岸寺に釈迦如来坐像を納めて、2020年にはニューヨーク・クリスティーズのオークションで彫刻作品が約3,285万円で落札されています。
<主な経歴>
・2008~ タカシマヤ(日本橋、横浜、大阪、京都、JR名古屋)、三越(日本橋本店)にて展覧会
・2016 「白隠展」(東北歴史博物館)
・2017~ 「驚異の超絶技巧!展」三井記念美術館(東京)、岐阜県現代陶芸美術館(岐阜)、山口県立美術館(山口)、富山県水墨美術館(富山)、あべのハルカス美術館(大阪)
・2019 「示現/加藤 巍山」個展(日本橋タカシマヤXギャラリー)
・2020 クリスティーズ NY(日本・韓国美術)に「示現・Ⅰ」を出品
(その他チャリティ活動など)
・2011~ 〈縁〉仏像奉納プロジェクト(仏師・三浦耀山氏とともに東北の被災地へ祈りと鎮魂の仏像を奉納する活動)
・2019 台風19号チャリティー展(新宿タカシマヤ)
・2020 〈瑞光〉-新しい時代の兆し-チャリティプロジェクト(銀座蔦屋書店)
https://gizan.tokyo/profile
■加藤巍山の「情熱大陸」出演情報
「勇気をもらえる。」「毎日拝みたい。」
彼の彫った仏像を見た人々は皆、口を揃えてそう呟き、無意識に手を合わせてしまうという。仏師、加藤巍山。埼玉県白岡市に工房を構え、どこの団体にも属さず一人で活動している。彫刻家としての顔も持つ加藤が名を上げたのは昨年。NYのオークションにて作品が約3,285万円で落札されたのは大きな話題となった。
青年時代はギタリストだった加藤。だが、あえなく挫折し失意の日々を過ごした。そんな時、たまたま訪れた寺で仏像に出会った。その存在感に圧倒され、仏師になることを決意した。13年の弟子修行を経て、独立したのは38歳。やや遅すぎる巣立ちだったが、圧倒的な作品の表現力で様々な業界から高い評価を獲得。今や6年先まで予定が埋まっている人気の仏師となった。
加藤が信じるのは、人が彫ることの意味。科学がますます発展し、3DプリンターやAIが普及したとしても、人が自らの手で彫ることに意味があって、1つ1つの地道な作業によって、数値化されない魂のようなものが作品に込められると語る。そんな加藤の思いが仏像に伝わり、人々は皆、手を合わせたくなるのだろう。
番組では、福島の寺院に奉納する阿弥陀如来立像を制作する加藤を追った。約5ヶ月間に渡る取材から見えてきたのは、加藤巍山の、仏師として生きることへの葛藤だった。好物のうなぎを食べている時も突然「失敗したら奈落の底に落ちる」と不安を吐露し、数少ない息抜きがコンビニの駐車場で飲む100円コーヒー。店員とのやりとりに癒されるらしい。制作に集中できない時は、いきなり涙をこぼすこともあった。
「俺、人間的に弱いから」と自身を語る加藤。彼がなぜ、木から仏像を彫り出すことができるのか。加藤巍山の魂の奥底を見つめた。
https://www.mbs.jp/jounetsu/2021/08_22.shtml
加藤巍山のツイッターやインスタグラム
加藤巍山のツイッター
加藤巍山のインスタグラム
@gizankatoh
https://www.instagram.com/gizankatoh/
加藤巍山のフェイスブック
加藤巍山の公式HP
https://gizan.tokyo/
加藤巍山の高校や大学など学歴は?
加藤巍山さんの出身中学や高校については学校名を特定できるだけの情報が出てきませんでした。
加藤巍山さんは家業は仏教や神道がらみでもなく、彫刻に関する職業でもなかったにも関わらず、小さいときから、お寺や神社が好きだったそうです。
学生時代を振り返ると「そこそこやんちゃだった」と話していて、浅草の江戸木彫師の作品を見て、感動したことがこの世界に入るきっかけとなったそうです。
加藤巍山の結婚した嫁や子供は?
加藤巍山さんは結婚をしています。
子供については明言されていないものの、もしかしたら子供は誕生していないのかもしれません。
加藤巍山の作品は?
雄略天皇像
釈迦如来坐像(二尺)
慈
示現・I
示現・序
誰が為
葛飾北斎像(1760?1849 江戸時代後期の浮世絵師)
ご神像 《天児屋根命》
竹生島
法然(ほうねん/1133年 ? 1212年)
稚児大師(ちこ゛た゛いし)
金剛界大日如来坐像
親鸞(しんらん/1173年 ? 1263年)
源太が産衣(げんたがうぶきぬ)
白隠慧鶴(はくいん えかく/1686年 ? 1769年)
布袋
しかみ(徳川家康像/1543年 ? 1616年)
朧月夜 ~藤原保昌(ふじわらのやすまさ/958年 ? 1036年)
白髪 ~斎藤別当実盛(さいとうべっとうさねもり/1111年 ? 1183年)
月下桜 ~佐藤義清(さとうのりきよ/1118年 ? 1190年)
一条戻橋 ~渡辺 綱(わたなべのつな/935年 ? 1025年)
不動明王立像原型(三尺)
釈迦如来坐像原型(二尺)
剛~木曾義仲(きそ よしなか/1154年 ? 1184年)
若武者 ~源 爲朝(みなもとのためとも/1139年 ? 1170年)
恋塚(こいづか)~遠藤盛遠(えんどう もりとお/1139年 ? 1203年)
投華得仏(とうけとくぶつ)