ベルメスの顔とは?場所はどこ?世界の何だコレ!?ミステリー

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ベルメスの顔とはスペインのとある村で確認された、コンクリートに不思議と浮かび上がる不気味なシミ。

シミが生じる原因は顔のように見える理由が定かではなく「ベルメスの顔」が一つの観光名所となっていますが、日本のテレビ番組「世界の何だコレ!?ミステリー」でも紹介されました。

El misterio de las caras de Bélmez de la Moraleda
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ベルメスの顔とは?場所はどこ?

ベルメスの顔(Caras de Belmez)はスペインの田舎町、アンダルシーア州ハエン県のベルメス・デ・ラ・モラレーダの民家で発生した現象。

1971年8月23日の朝、ベルメスの妻であるマリア・ゴメス・カマラが食事の用意をするために、かまどに火をつけようとしたとき、ふとカマドの前の床(コンクリート製)を見たところシミのようなものが浮き上がってきます。

最初は夫婦とも誰かのいたずらだろうと思い、雑巾でこすってシミを消していたそうですが、いくら消してもシミは浮かび上がり、次第に悲しげな表情に変化していきます。

夫婦は驚きと恐怖のあまり破壊して新しい床に替えますが、その顔は新しくした床のコンクリートからあまたもや浮かびだしてきます。

そこで床のタイルをはがしセメントを流し込みますが、それでも顔は浮かび上がり続けます。

しかもその顔は、前よりもはっきりしているうえ、表情が変化するのが判りました。

顔は多い時で18個も浮かび上がったと言います。噂が広まると市長は破壊を禁じますが、事件は大きく報道され、ベルメスの顔を見るためにスペイン各地から徐々に多くの観光客が集まるようになります。

ベルメスの顔ができる原因は?真相は?

最初にこれを超常現象だと言っていた「プエブロ」紙は1972年に調査チームを立ち上げて破壊されたコンクリートを採取し独自の分析を行います。

コンクリートのサンプルを分析したところ

ペイントで作成されていない

外から何か手を加えられた要素はない

という結論に至ります。

さらに今までの分析で出てきた「酢酸とススの混合物」「硝酸銀や塩化銀」「鉛を含むエナメル」などで実験したところ、ベルメスの顔を再現することはできませんでした。

つまりベルメスの顔は科学的にまだまだ謎に包まれているのです。

ちなみに、ベルメスの顔のある家では、念のため家の下を掘ってみたら、なんと大量恩人骨が出てきたとのこと。昔、その家のあった場所は墓場だったそうです。

ベルメスの顔のその後・現在は?

ベルメスの顔の見るために、一番多い時には観光バスに乗って見に来るような状態にまでなっていたようです。

ベルメスの顔は全く異なった男女の表情に変わり続ける。

この現象は調査しても、一向に原因究明されない怪奇現象だと言われているが、その後のさらなる調査では、いたずらである可能性も高いことが分かっています。

誰かが意図的にコンクリートにいくつかの薬剤(酢酸やセメント等)を使用し、これらが紫外線によって変色した可能性が指摘されています。

これらの検証により、その後、2004年2月にマリア・ゴメスが死去。この時、超心理学研究協会は「染みは霊体によるものである」と主張。

現在も怪奇現象信者と懐疑派の間では議論が行われており、家はスペインに現存している。

関連性のあるマリアの生家を調べると、その家の床にも顔が浮かび上がっていたそうですが、こちらは観光客を呼ぶために作られた偽物の可能性がほぼ確実とみられています。

当初、町は観光の目玉として最初にベルメスの顔が出現したマリアの家を購入しようと考えていたものの、価格が約8400万円と高騰したため断念。

代わりに約1200万円と安かったマリアの生家に目を付け、関係者と連携。「新たな顔」を出現させることで観光に利用しようと計画したのだという。

これに対しマリアの家族側は、金目当てであることをもちろん否定しています。

ところがその後の調査で、スペインの特許商標局に「Las Caras de Belmez」(ベルメスの顔)という商標登録がされていることが判明(記録番号はM2611792)。

権利者はマリアの家族、カルメン・ゴメス・エルヴァスとなっていました。

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