ベルギーヨーグルトという日本ではまだ珍しいヨーグルトがもしかしたら以前に大流行したカスピ海ヨーグルトと同じく大ヒットするかもしれません。
メディアの扱われ方によっては、タピオカに次に流行るのがベルギーヨーグルトとなる可能性だってあり、
2020年のヒット商品番付にベルギーヨーグルトが名前を連ねることもあり得ますが、
ベルギーヨーグルトの家庭での作り方(レシピ)や通販はどうなっているんでしょうか?
ベルギーヨーグルトとは?
ヨーグルトと言えば、ざっくり行ってしまえば牛乳を乳酸菌によって発酵させたもので、
チームやキムチ、納豆などと同じく発酵食品の分類されるものです。
ちなみに、発酵と腐敗はどちらも微生物の活動によって起きていて、厳密な違いはありません。
人間にとって都合の良い反応を発酵、悪影響があるものを腐敗と呼んでいるだけです。
乳酸菌によって牛乳に含まれる成分(乳糖や脂肪)が分解されることで、
乳酸(酸っぱい味の由来)やアミノ酸(うまみ成分)が生成され、ヨーグルトの風味が生み出されますが、
ベルギーヨーグルトの特徴は長時間をかけて2段階発酵させていること。
- 一次発酵:生乳本来の甘みとほのかな酸味を生み出す
- 二次発酵:なめらかな食感を生み出す
といった製造方法となっています。
以前に流行したカスピ海ヨーグルトだと発酵方法は特に変わりはなく
「クレモリス菌FC株」と呼ばれる乳酸菌を種菌にしていたのが大きな特徴でした。
ベルギーヨーグルトの作り方(レシピ)は?
ベルギーヨーグルトは見た目や香りだけでは普通のヨーグルトと大差がないように見えるものの、
スプーンですくってみると、他のヨーグルトには見られないクリーミーさがよくわかります。
ヨーグルトは半液体といった感じで、ごくごく飲めそうなくらいドロドロしていますが、
ベルギーヨーグルトはどちらかというと、クリームチーズといった感じ。
ティラミスを作るときに使用するマスカルポーネチーズのようにねっとりとしていて、
食感はトロっとしたなめらか、味は濃厚でほどよい酸味で爽やか。
そんなベルギーヨーグルトの作り方(レシピ)はどうなっているのかというと、
カスピ海ヨーグルトとは違ってどうやら家庭では簡単に作ることができないようです。
クックパッドなどレシピサイトでもベルギーヨーグルトの作り方(レシピ)は一つもありませんでした。
おそらくは、ベルギーヨーグルトは「2段階発酵」させる必要があり、
発酵時間と温度の管理が一般家庭では難しいのではないかと思われます。
乳酸菌を牛乳に混ぜて一晩寝かせておいたら出来上がり!みたいに、
手軽な方法でベルギーヨーグルトを作ることはできないようです。
ベルギーヨーグルト(ピュアナチュール)の通販・お取り寄せは?
ベルギーヨーグルトを本場のベルギーから取り寄せるのではなく、
日本で購入しようと思っても、現時点では楽天市場やAmazonではベルギーヨーグルトを出品しているお店がありません。
ベルギーヨーグルトを日本で初めて販売している「kaneka」という会社があるものの、
オンラインでの販売は行っていないようなので、通販でお取り寄せすることはできないですね。
ベルギーヨーグルトを食べてみたいと思ったら、スーパーで店頭販売していないかどうか根気よく探すか、
もしくは、代官山に以前、期間限定でベルギーヨーグルト専門店「ピュアナチュール ベルギーヨーグルトカフェ」がオープンしていたこともあるので、
こういった販売情報に目を光らせておく必要があります。
ベルギーヨーグルト(ピュアナチュール)のカロリーは?
日本で手に入るベルギーヨーグルトは「ピュアナチュール」という製品に限られるので、
ピュアナチュールのカロリーはどの程度なのか調べてみました。
するとピュアナチュール(ベルギーヨーグルト)のカロリーは100gあたり104kcalで、
一般的なプレーンヨーグルトのカロリー(100gあたり62kcal)に比べると高カロリーだということがわかります。
常識的に考えると発酵方法によってカロリーが増えることは考えにくいので、
ベルギーヨーグルトではそもそも高脂肪の牛乳が使われているのかもしれませんね。
ヨーグルトと言えば低カロリーでヘルシーといったイメージがありますが、
ベルギーヨーグルトに関しては食べ過ぎには気を付けないといけませんね。
ベルギーヨーグルトの味感想(ツイッターの反応)
ベルギーの伝統製法
見た目には既存のヨーグルトと変わりがないように見えるが、スプーンで混ぜてみると非常にクリーミーなのはよくわかる。
とっても
「濃厚さ」と「なめらかさ」がベルギーヨーグルトの特徴のようで、本場ベルギーでは朝食だけでなくデザートとして、季節のフルーツで作ったコンフィチュールや好きな物を合わせて
パンにヨーグルトを塗って焼くとまるでクリームチーズの様になる
森永グループも同様の推計を出していた。以下は2000年の数値。
http://www.morinagamilk.co.jp/ir/pdf_explain/2003/fi1504.pdf
オランダ 22.6kg
米国 19.4kg(*フローズンヨーグルトを含む)
フランス18.7kg
デンマーク18.1kg
イツ 15.3kg
ベルギー10.7kg
英国 8.9kg
日本 7.6kg