寺島ナスとは江戸東京野菜に登録された特別なナスで「満天青空レストラン」でも紹介されました。
蔓細千成(つるぼそせんなり)とも呼ばれる小ぶりナスは丸みがあり、皮はツヤのある黒紫色。
寺島ナスの肉質は締まり皮が固めで、長さが8~9cmと小ぶりながら手に持つと重みを感じます。
江戸東京野菜とは、江戸時代から昭和にかけ東京近郊で栽培された伝統野菜で、JA東京中央会が定めたもので現在48品目ある。
昔から東京にあった野菜として知られていたのは「練馬だいこん」「谷中しょうが」「金町小かぶ」くらいだったのではないでしょうか。伝統野菜が注目され始め、「立川うど」「後関晩生小松菜」「亀戸だいこん」
寺島ナス通販お取り寄せは?
墨田区東向島は江戸時代には寺島村と呼ばれ「他の産に比すれば最も早し」と初物好きの江戸っ子に喜ばれた「寺島なす(品種は蔓細千成)」が作られていました。
元々茄子は関東でも千葉、神奈川方面にかけての沿岸部の砂地帯で多く栽培されていた野菜の一つ。
宅地化による畑の減少とF1品種の台頭により途絶えたが、ジーンバンクに残っていたタネを元に、江戸東京・伝統野菜協会が復活に成功。
京都のもぎ茄子によく似た寺島ナスは茎細く小葉で開張性が強く草丈の低い早生種。
卵円よりやや長味を帯びた形状で紫黒色で光沢があります。
通販状況を調べてみると、どうやら寺島ナスは通販での取り扱いはしていないようです。
寺島ナスの産地周辺、東向島駅前の無人販売所や、だいき青果駅前店などで店頭販売されています。
ただ寺島ナスは墨田区ではふるさと納税の返礼品として入手可能です。
寺島ナス楽天・amazon価格は?
茄子といえば通常は生長過程でツルは縦に伸びるのに対して鶏卵サイズの小ぶりな寺島ナスは横に伸びる特徴があります。
江戸時代の史料にも記されている寺島ナスは関東大震災の被害などで忘れ去られそうになっていました。
しかし80年以上したのち茨城県の研究所に種子が発見され、2009年地元の小学校が栽培に成功し甦った。
寺島ナス自体は通販での入手は難しいものの、寺島ナスと同じく江戸東京野菜の中には通販での取り扱いのある品種があります。
江戸東京野菜とは、江戸時代から昭和にかけ東京近郊で栽培された伝統野菜で、JA東京中央会が定めたもので現在48品目あります。
練馬だいこん
谷中しょうが
金町小かぶ
立川うど
後関晩生小松菜
亀戸だいこん
などが江戸東京野菜に指定されています。
寺島ナスの食べ方は?
寺島ナスは小型で熟期が早いことから、もっぱら漬物として食べられてきたそうです。
しまりある肉質は加熱するとトロみが出て美味しいことから、寺島ナスは天ぷらにするのもオススメの食べ方です。
揚げ浸しのほうにするとさらに果肉はやわらかくとてもジューシーになります。