東野圭吾の小説「ある閉ざされた雪の山荘で」の宣伝では「漢字一文字で結末が!」とありました。
小説のどの部分がその漢字一文字になるんでしょうか?
「ある閉ざされた雪の山荘で」漢字一文字は?東野圭吾
東野圭吾の小説「ある閉ざされた雪の山荘で」はある山荘にオーディションに合格した男女7名が集められ、舞台稽古が始まる。雪で孤立した山荘での殺人劇。
まず、殺されたと思われる仲間が、実は生きていたというところ。
そして、壁の中で、(主犯の女性が)山荘の中での出来事を観察し、その視点の記述もあったり。
そして、いろいろな真相が明らかになり、というところでしょうか。
「漢字一文字で結末が!」とは、よく見たらわざわざルビが振られて強調されていましたが「私」です。
東野圭吾さんの作品で「山荘シリーズ」と言われているものが、
・ある閉ざされた雪の山荘で
・仮面山荘殺人事件
・白馬山荘殺人事件
の3つで、ファンの間では3部作とも言われています。
作品に共通するのは「閉ざされた空間」とか「密室」とかの設定であって、特にそれぞれの作品に関連性があるものではありません。
最近は、ヒューマンミステリーが多くなった東野さんですが、本格ミステリーものにこだわっていたころ作品になります。
ちなみに、『ある閉ざされた雪の山荘で』という本には山荘の間取り図が載っていてとてもイメージしやすく配慮されていますが、「十字屋敷のピエロ」も同じように間取り図のおかげで読みやすくなっています。
「十字屋敷のピエロ」や、「十角館の殺人」の現場も図面が引かれています。費用や建築基準法に違反しているかなども検証されています。
「犯行現場の作り方」では、推理小説の犯行現場の建物を実際に建築したらどうなるか、という視点で書かれています。
他にも東野圭吾さんの「放課後」も間取り図という程ではありませんが、図が載っています。