毎年、日が長くなるのは長くなるのはいつごろからになるんでしょうか?
境目となる冬至は何月何日?
日が長くなるのはいつから?冬至から1日何分?
日が長くなるのはいつから地域にもよりますが、例えば東京の例です。
冬至である12月22日の日の出は2013年は6:47:38、日の入りは16:32:06でした。
これに対し、2014年1月13日の日の出は6:50:57、日の入りは16:48:16です。
冬至以降、22日の間で、昼間の時間は12分51秒長くなりました。
これを割り算すると、一日当たり35秒、日が伸びているという計算になります。
ちなみに、冬至はあくまで日照時間が一年で最も短い日です。
日の出が最も遅いのは1/7頃
日の入りが最も早いのは12/5頃
のようです。
日の出と日の入りの時刻は時期によって異なり、下記の法則があります。
・日の出が一番早い日は、夏至より1週間ほど前になる。
・日の出が一番遅い日は、冬至より2週間ほど後になる。
・日の入りが一番早い日は、冬至より2週間ほど前になる。
・日の入りが一番遅い日は、夏至より1週間ほど後になる。
逆に日はいつ頃から短くなるのかというと、6月21日頃が夏至の日(今年は21日)で、最長です。
夏至の日は、1年のうちで昼間が一番長い日、また、冬至の日は、1年のうちで昼間が一番短い日ですね。
しかし、昼間が一番長い日に、日の出がもっとも早く、日の入がもっとも遅くなるわけではありません。
同様に、昼間が一番短い日に、日の出がもっとも遅く、日の入がもっとも早くなるわけでもないのです。
日本では、日の出がもっとも早い日は、夏至より1週間ほど早く、
●日の入がもっとも遅い日は夏至より1週間ほど後になります。
冬至に関しても、日の出がもっとも遅い日は冬至の後、
●日の入がもっとも早い日は冬至の前になります。
この現象は、日本中どこでもほぼ同様です。
ちなみに、なぜ、日の出は冬至ではなく1月上旬が最も遅く、しかもそのあともなかなか早まらないのかということを簡単に説明しますと、南中時刻(太陽が昼間、真上にくる時間)が毎日変化しており、毎年11月から1月にかけて急速に南中時刻が遅くなり、その前後では日の出日の入も後ろ倒しになるためです。
東京を例にとりますと、11月15日頃の南中時刻が11時25分なのに対し、2月1日の南中時刻は11時55分と1か月半で30分も違います。 なお、南中時刻がこのように変わるのは、太陽からの距離に応じて公転のスピードが変わることが主な原因です。
それから、日の出までは真っ暗で、日の出と同時に明るくなる訳ではなく、その前から徐々に明るくなるわけですが、日の出何分前から「明るくなった」「夜が明けた」と言えるのか?ということも問題になりますが、それを現す時間としては「薄明」という概念があります。もちろん、徐々に明るくなっていくわけですから、薄明には3段階あり、
1.天文薄明…一見真っ暗だけど太陽の光が僅かに届き、星が見えにくくなっていく時間帯。およそ日の出時刻の1時間半前に始まる(1月28日の東京では午前5時17分)
2.航海薄明…照明をつけないとまだ何も見えないけど、空が白み始め、海と空の境目(水平線)が識別できるようになる時間帯。およそ日の出時刻の1時間前に始まる(同じく28日の東京では5時47分)
3.市民薄明…照明なしでも屋外で活動できるほど明るくなった時間。日の出のおよそ30分前に始まる(同じく28日の東京では6時18分)
4.そして、日の出(同じく28日の東京では6時45分)
という具合になります。
世間一般に世が明けたというのは、3の市民薄明であり、日の出時刻の30分前からというふうにになります。