王子慧(おうじ さとし)は「マリアビートル」という小説化の伊坂幸太郎に登場するキャラクター。
ストーリーの中心的な人物で好き嫌いがはっきり分かれる人物ですが、最後は死んだ?その後は?
マリアビートルの王子の最後は死んだ?その後は?
「マリアビートル」に登場する王子慧は中学生ながら大人たちに「何故人を殺してはいけないのか」という質問を投げかけるような子供。
大人たちはそれぞれの価値観から回答しますが、外見は普通の中学生ながら、それすら利用して大人を騙し、翻弄する邪悪で狡猾な性格な持ち主。
元・殺し屋の木村渉の息子である木村雄一(当時5歳)をデパートの屋上から突き落とし、意識不明の重体にさせています。
そんな王子慧を木村渉が追跡していくのが「マリアビートル」のストーリーの骨幹となっていますが、どんな悪事を働いても助かると自分の強い幸運を信じ、自分を殺しにやってきた木村を逆に手玉に取ってしまいます。
ただ、「マリアビートル」の最後の方に死体が見つかる描写が出てくるので、それが王子の可能性はありますが、小説の中でははっきりと王子のその後については名言されていません。
ちなみに、王子の発言やその性格から、もしかしたら本当に木村渉の息子を自分では突き落としてないかもしれません。
落ちるように誘導した、または他の人にやらせたとも考えられ、だからこそ警察には捕まらないのかもしれません。
でも木村にとってはそれは関係ない、つまり王子がやったのと同じですから、復讐するには十分な動機となり得ると言ってよいでしょう。
ネットでは王子の最後について嫌い派が、話しただけであんなに嫌っていた木村(父)が成敗してくれたことを願うという声がみられました。
もしくは死んでいなかった木村さん(息子)にのちのち成敗されるのを期待するといった感想もみられました。