映画「ラストサムライ」に登場する勝元盛次やネイサン・オールグレンには実在モデルがいるんでしょうか?
ラストサムライのストーリーは実話だったりするんでしょうか?
ラストサムライは実話?勝元に実在モデル?ネイサン・オールグレンは?
結論から言うと、映画「ラストサムライ」は実話もなければ原作もない創作です。
映画「ラストサムライ」で渡辺謙が演じたのは「勝元盛次」は架空の人物で、この勝元のモデルになったのは西郷隆盛と言われてます。
西郷は明治維新に尽力した後、新政府を追われて下野し、明治10年に挙兵するも、政府軍に敗れて戦死します(西南戦争)。
映画「ラストサムライ」では西郷隆盛と西南戦争をモデルとしたモノとみられます。
西南戦争は日本における最後の内戦なので、実在のラストサムライは西郷隆盛といっても良いかもしれません。
「明治10年(1877年)に起きた西南戦争がモデル。ただし実際の西南戦争そのものを描いているわけではない。勝元は西郷隆盛ではないし、木村は岩倉具視や大久保利通ではない。映画が描こうとしているのは江戸時代の封建社会から明治の近代国家に向かう中で、祖先から受け継いできた精神性や文化、価値観を守り抜こうとした者たちの戦いだ。映画では新しい価値観と古い価値観の対立を鮮明にするため、反乱軍を銃やライフルなどの近代兵器を持たない甲冑武者たちとして描き、近代的な軍服と装備の政府軍と対決させている。」
引用:http://www.eiga-kawaraban.com/03/03111303.html
その他、幕末の戊辰戦争で幕府側について戦い、「最後の武士」と言われた人物には長岡藩家老の河井継之助、新撰組副長の土方歳三がいます。
彼らは維新後の日本を見ることなく、幕府と運命を共にしました。
ちなみに、映画「ラストサムライ」では勝元たちの村を忍者たちが襲撃するシーンなど日本人から見ると設定がおかしいと感じるシーンも少なくありません。
日本側のキャストもアメリカ側のスタッフにそう教えたそうですが、アメリカ側のスタッフはどうしても忍者を登場させたかったらしく、ああいうシーンになったそうです。
また真田広之のアクションシーンがあまりにかっこよくてトムより目立ってしまうのでトム・クルーズの圧力によって 大幅にカットされたとも言われています。
カットされたシーンはDVD特典についてくる未公開シーン集(音声解説付き)に出て来ます
【収録内容】
《Disc: 1》
●本編
●監督エドワード・ズウィックによる音声解説
《Disc: 2》
●トム・クルーズ:サムライの旅
●エドワード・ズウィック:ビデオ日記
●サムライを作った二人
●ドキュメンタリー:ハリウッドと歴史
●サムライの時代の再現
●サムライの衣装
●帝国陸軍の訓練
●軍人からサムライへ
●武士道(テキスト / 武士道にいて)
●未公開シーン集(音声解説付き)
●日本プレミア
《監督・脚本・製作》 エドワード・ズウィック
《脚本》 ジョン・ローガン
《出演》 トム・クルーズ 渡辺謙 真田広之 小雪、他