「ずいずいずっころばし」の歌詞の意味は何?
本当は怖い意味があるという噂は?
ずいずいずっころばしごまみそずい、ちゃつぼにおわれてどっぴんしゃん、ぬけたらどんどこししょ、たわらのねずみがこめくってちゅう、ちゅう、ちゅう、ちゅう、おとさんがよんでもおかさんがよんでもいきっこなしよ、いどのまわりでおちゃわんかいたのだれ
ずいずいずっころばしの歌詞の意味は?
「ずいずいずっころばし」の歌詞の意味は大名行列を避ける(大名行列からこどもを守る)ためにつくられた歌という説が一般的のようです。
胡麻味噌を摩っていると(ずいずいずっころばしごまみそずい)茶壺道中が来るので(茶壺に追われて)、家の中に入り戸をピシャリと閉め(とっぴんしゃん)、茶壺道中が通り過ぎるとやっと一息つけた(抜けたらどんどこしょ)。
茶壺道中とは新茶を将軍に献上する行列のことで、庶民は粗相の無いように細心の注意を払っており、子どもたちはねずみが米を食べていても(たわらのねずみが米食ってチュウ)、親に呼ばれても(おとさんがよんでも、おかさんがよんでも)決して外に出てはならないと教えられた(いきっこなしよ)。
それなのに、こっそり抜け出して井戸の周りで遊んで茶碗を割ったのは誰?
(ところで家の中で息を潜めていると、米を齧っているネズミの鳴き声や、井戸の近くで茶碗が割れたような音まで聞こえてくるよ。)
江戸時代には、現在の京都府宇治市の名産品である宇治茶を徳川将軍家に献上するため、茶を詰めた茶壺を運ぶ行列が行われた。大名行列同様、街道筋(東海道、中山道)の住民は土下座などを強要されたことから「茶壺道中」と呼ばれ、1633年から徳川幕府が倒れるまで続いた。途中、徳川吉宗の倹約令が出るまで行列の規模はふくれあがり、一時は数百人から数千人の規模になったという。田舎の大名行列を凌ぐ茶壺の行列の様子は、現代でも童歌のずいずいずっころばしで歌い継がれている。
引用元………http://ja.wikipedia.org/wiki/%E8%8C%B6%E5%A3%BA
つまり、この住民の子供のことについて歌っている歌です。
茶壺道中がきたからあんた達(子供)は戸を閉めて隠れていなさい。通り過ぎたら騒ぎましょう。ねずみが大事な大事な米を食べていても、お父さん、お母さんがどれだけ呼ぼうとも、動いたり、声出したりしちゃだめよ。それなのに、こっそり抜け出して井戸の周りで遊んで茶碗を割ったのは誰?
と言う話です。