高校受験では志望校に対して自己推薦書(志望理由書)の提出を求められることがあります。
高校入試の自己推薦書(志望理由書)では、
自分はどういう人物なのか?
高校三年間で何を学びたいのか?
高校で学んだことを卒業後どう生かしたいのか?
といったことを書けばよいと言われていますが、高校に進学しても特にやりたいことがない、将来の夢がない場合はどうすれば良いんでしょうか?
高校受験の自己推薦書(志望理由書)書き方は?
高校受験の自己推薦書(志望理由書)の一般的な書き方は
私が貴校を志望した理由は○○なところに魅力を感じたからです。私は将来○○を目指しているので、高校生活では、中学校で得た○○を活かし、○○していきたいです。
といった感じになるでしょう。
この構成をベースに付けた詩をしていくならば、その高校がどのような生徒を求めているかを調べましょう。
例えば、文武両道を掲げているような高校ですと
部活動をやってきていたこと。それによって健康な体と精神を得られたこと。勉強のあとに家の近所で練習することでリフレッシュになり、より成績が上がった。以上のことから、私は部活と勉強を両立させることができます。
みたいな感じで書くのが良いでしょう。
その高校の校訓や校風、教育目標がいいと思ったらその旨を伝えます。
ここで重要なのはその高校ならではのことを入れることです。どの高校にも当てはまるようなことでは説得力がないので。
そうすればよく調べてるなって思われるし熱心なんだなって印象は持たれます。
また学校説明会に行ったならばその時感じた雰囲気や先輩の様子を言い、私もこういう先輩になりたいとでもいいます。大学進学実績からアプローチするのもいいかもしれません。
高校受験の自己推薦書(志望理由書)で将来の夢がない場合は?
高校入試で受験する学校が志望校ではなく滑り止めだった場合。
さすがに自己推薦書(志望理由書)での志望理由に「すべり止めだから」だと書くわけにはいきません。
将来の夢がない、決まっていない場合には、「将来の夢については、まだ具体的には決まっていません」と素直に書きだしていくようにしましょう。
そのうえで、「この3年間で自分のやりたいことを見つけ、人の役に立てる人間になりたいと思います」というような感じで良いでしょう。
中学生で「将来の夢」がきちんとある人なんて、ほとんどいないですよ。
みんな漠然と、それこそ「子供だまし」な夢・・・声優になりたいだの、パティシエになりたいだの言ってるだけで、本気で考えている人なんて、まずいません。
だから、いちいち「夢がない」などと書く必要はありません。
将来就きたい職業を模索するために、この高校で様々な経験を積みたい、というほうが、中途半端に「夢」を語るよりも、よほどしっかりとしている人だと感じますよ。
あと、「将来の夢」は必ずしも「職業」じゃなくてもいいと思います。
例えば、「いろいろな世界を見てみたい」とか「理科が好きだからそれを生かした仕事に就きたい」とかでもいいと思いますよ。
■将来の夢
まだ決まってはないが高校生活を通して見出そうとしていることをアピールします。将来の夢が無いのに嘘をついて夢を言うとそこからまた質問されて困ってしまうので正直に夢は無いことを言います。夢が無いことは全然恥ずかしくありませんから自信をもって言ってください。
高校受験の自己推薦書(志望理由書)の例文
■どのような高校生活を送りたいか
大学進学を見据えて学習に取り組むこと、部活動と勉強の両立、その高校ならではの行事などを言うといいかもしれません。
■自己PR
自分の長所や短所、特技や検定の所持級や今頑張っていることを言います。長所を言う人が多いですがあえて短所をいうのもありかもしれません。短所は自分でいうのは恥ずかしいけれど今どう対応しているかを言うことによって(これについては高校側はしらないので嘘でもいい)自分と向き合っているということをアピールできます。特技は紹介だけにとどめておき、大会などがあれば実績を伝えます。
私は中学校でバスケ部のキャプテンしていました。
バスケットを通じて学んだことは、『艱難辛苦汝を玉にす』という言葉で表現ができます。
辛く、挫けそうになったときに「自分に解決できない問題はない」と思えるようになりました。
そして、常に前向きに明るく、小さなことを積み重ねていけば、大きな目標も達成できるということを知りました。
私は貴校にて、保育士に関する基礎的な知識・技能を習得したのちに、大学へ進学しようと考えています。
最終的には、地域産業の振興・発展に役立つ人材になるのが目標です。
よくわかりませんが、保育士になる基礎が学べる学校ですか?
そうでなければ、書かない方がイイですよ。
私は貴校で(特色)を学んで、大学へ進学したいと思っています。
最終的には、地域産業の振興・発展に役立つ人材になるのが目標です。
私は中学生時代から文武両道を意識し勉強と部活動のバランスを考えて学習に励んできました。
貴校に入学したら高校時代と同様に勉強や部活動、課外活動に取り組みたいと考えています。
また私は難関大学の現役合格を目指しており、同じ意志を持つ生徒が周りにいる貴校なら私の希望を実現でき、そのための努力ができ成長出来ると考えたためです。
このことから私を貴校に推薦します。