素数の見分け方には簡単なやり方はあるんでしょうか?
小学生でも3ケタ以上の数の、2や3や5でも割れないような数が素数かどうか調べる方法はある?
素数の見分け方は?
素数は1とその数しか約数がない数(1は除く)のこと
81までなら九九で見覚えのない数字は大体素数です。20まででいえば1、2、3、5、7、11、13、17ぐらいです。
素数でないと簡単に判るのは、2の倍数、3の倍数、5の倍数くらいでしょうね。
又、2乗や3乗程度の倍数なら、簡単に見分けられます。
しかし、一般に或る数nの約数を見つけるには、2~√n(の整数部)まで割ってみないと判らないでしょう。
例えば1万!+1(1万!=1×2×3×・・・×10000)は10000までの数では割り切れません(常に余り1)。
この数が素数とは限りませんが、素数か否かを判断するのは現実的に無理です。
尚、もっと桁が大きくなると ミラー・ラビン法 といったフェルマの小定理を利用した判定法がある。
ここに「ミラー-ラビン素数判定法」による素数判定サイトがあります。
相当大きな数(400桁くらいでも)でも判定できます。
素数かどうか調べる方法は?
129を例に出します。
11^2 = 121
12^2 = 144
より、仮に129が素数でない場合、
(12より小さい数) * (12より大きい数)
で表すことができます。
なぜなら、
(12より大きい数) * (12より大きい数)
は144より大きくなってしまい、
(12より小さい数)* (12より小さい数)
= (11以下の数) * (11以下の数)
は121以下になってしまうからです。
なので、12より小さい素数で129を割っていき、割り切れるものがなければ素数となります。
結論としては、「素数判定したい整数nに対し、n > l^2となる最大の l を求め、 l 以下の素数で割っていく」です。
いずれにしてもだいたいでもよいので √n 以下の素数で割り切れるかを確認していきます。