西武石油(山口製油所)が2024年3月をめどに操業停止、閉鎖されることが出光興産から発表されました。
西武石油(山口製油所)の原油処理能力は1日当たり約12万バレルと、出光グループ全体の約13%
西武石油(山口製油所)閉鎖理由は?
出光、山口製油所の精製機能を24年3月めどに停止 需要減に対応
[東京 14日 ロイター] – 出光興産は14日、出資している西部石油の山口製油所(山口県山陽小野田市)の精製機能を2024年3月をめどに停止すると発表した。人口減少や脱炭素の流れを受けて国内の石油製品需要は今後も減少が見込まれるため、製造・供給体制の見直しが不可欠と判断した。
丹生谷晋副社長は会見で「国内の石油製品需要の減少スピードは従前の予想よりも速まっている」と指摘。
https://news.yahoo.co.jp/articles/a2c9e7352be1c574e1805a0ac627745a43f85ac0
山口製油所は出光が38%出資する西部石油の製油所。
ガソリンの生産量は年間で150万キロリットルと、グループ全体のおよそ1割を締めていましたが、ガソリン需要の減少が続くなか、カーボンゼロの実現に向けた企業の構造転換すると発表されています。
ただ、山口製油所は精製設備の停止後も閉鎖はしない方針としています。
水素など今後の需要拡大が見込まれる次世代エネルギーの受け入れ基地に転換することを検討しています。
西武石油(山口製油所)跡地は?
西武石油(山口製油所)の跡地については、石油製品の備蓄や太陽光発電事業で引き続き活用するとともに、水素など今後の需要拡大が見込まれる次世代エネルギーの受け入れ基地に転換することが検討されています。
燃焼時に二酸化炭素を排出しない水素・アンモニアのほか、バイオ燃料などの新規事業も検討されています。
ショッピングモールやスタジアムなどが誘致されることはなさそうですね。