「破産者マップ」とは自己破産した人の氏名や住所をGoogleマップ上にプロットしていたかつて存在していたサイト。
2022年に入って、新たに2009年から2018年までの破産者の氏名と住所を掲載した、新・破産者マップ(モンスターマップ)が公開され6万円分のビットコインを支払えば情報を削除するとして話題となっています。
注意
破産者情報自体は官報で公表されるものの、だからと言って、新破産者マップ(モンスターマップ)のようなサイトを作って第3者が公開することは違法となる可能性があります。
新・破産者マップ(モンスターマップ)とは?ビットコイン要求
「新・破産者マップ」が出現 掲載取り下げにビットコインの支払い要求
自己破産した人の氏名や住所をGoogleマップ上にプロットした「破産者マップ」が公開されたことが6月20日までに分かった。2009年から2018年までの破産者の氏名と住所を掲載しており、6万円分のビットコインを支払えば情報を削除するとしている。
https://news.yahoo.co.jp/articles/ff0d7641c3294a6e68a49ac641d0d35a09508dc2
「破産者マップ」は2019年に公開されたものの批判を浴びて閉鎖
しかし、2022年3月にも破産者情報を掲載したWebサイト(通称、新・破産者マップ(モンスターマップ))が確認され、個人情報保護委員会がサイトの停止命令を出していました。
新・破産者マップ(モンスターマップ)では地図上に載ったピン(破産者の情報)を非表示にするには6万円分、ピンごと削除するには12万円分のビットコインが必要と記載。
支払い後、24時間以内に情報を削除するとしている。不備があった際の連絡先としてメールアドレスの記載も求めています。
新・破産者マップ(モンスターマップ)url・見方は?
新・破産者マップ(モンスターマップ)のURLについて調べたところ、以下のURLが確認されました。
「https://www.hasanmap.***」
当該サイトには非常にデリケートな破産者の情報が掲載されている他、ビットコインのマイニングプログラムも仕込まれている節が見られることから、不用意にアクセスするのを防ぐため一部URLを伏字にしています。
具体的なURLはtwitterで「破産者マップ」と検索して調べることもで切るものの、繰り返しになりますが興味本位でアクセスするのは控えることをおすすめします。
同サイトのサーバー情報を調べてみると運営は日本国内ではなく海外となっています。
そのため現地の法律が適応されるとして「基本的な問い合わせは受け付けておりません。支払い時に問題があった場合のみ対処いたします」と記載されています。
ちなみに、破産者マップの類似サイトである「モンスターマップ(Monster Map)」も一時期は公開されていましたが2020年8月に閉鎖されています。
また、破産者マップと同様、破産者の情報を掲載する似たようなウェブサービスがいくつも作られました。こちらは運営そのものが削除するなら数万円を支払うように要求していたという悪質なものでした。もちろん、個人情報保護委員会は違反していると判断して停止命令を出し、ウェブサービスは閉鎖されました。
無料で公開されている情報だからといって、個人情報を取得してインターネットに公開するのは、法律に違反する可能性があるということは覚えておきましょう。人はこのような情報に興味を持つので、閲覧回数は稼げるかもしれません。実際、破産者マップはサーバーが不安定になるほどのアクセスが集中することもありました。しかし、自分のお金儲けのために、更生しようとしている人の名誉を毀損してはいけないのです。
https://internet.watch.impress.co.jp/docs/column/dousuru_risk/1365751.html