ヤクルト(プロ野球セ・リーグ)がプロ野球史上最速で優勝へのマジックナンバー「53」が点灯ました。
唯一、自力優勝の可能性を残していたDeNAに勝利しましたが、マジック対象チームはどこなんでしょうか?
ヤクルトのマジック対象チームは?
最速でマジック点灯のヤクルト 窮地を救った「村神様」と高津監督の“選手ファースト采配”〈AERA〉
プロ野球のヤクルトが2リーグ制以降では最速の優勝マジック「53」を点灯させた。2019、20年とセ・リーグ最下位に沈んだチームが快進撃を続ける理由を探る。AERA2022年7月18-25日合併号の記事を紹介する。
短期間でここまで強くなるチームは極めて珍しい。セ・リーグ2連覇を狙うヤクルトだ。7月2日のDeNA戦(神宮)でサヨナラ勝ちし、1950年の2リーグ制導入以降では史上最速の優勝マジックが点灯。5日時点で「51」だ。
https://news.yahoo.co.jp/articles/311df6077a27db124b6819fdda7beb8d156b4694
ヤクルトのマジック対象チームはDeNAですが今後も入れ替わる可能性はあります。
マジック対象チームは、2位以下のチームが残り試合全勝した時の勝率が一番高いチームです。
7月3日の試合前にはマジック53で対象チームは巨人、広島、DeNAの3チームでしたがヤクルト勝利、巨人勝利、広島敗戦となりマジック51になりました。
2位~6位が混戦なのでややこしいですがマジック対象は2位巨人ではありません。
ヤクルトが残り67試合でDeNAとの直接対決14試合に全敗しても53勝すればDeNAが残り71試合に全勝してもヤクルトは勝率が上回る。
広島は巨人より2試合少なく、引き分けが3試合あります。
巨人は引き分けが無いですね。
もちろん、今後の試合結果で巨人が対象に入れ替わることもあります。
ヤクルトのマジック消滅条件は?
プロ野球の優勝チームのマジック対象チームはどうやって決まるのかというと、ほとんど2位ですが、3位のチームとかもありえます。
残り試合を全勝した場合に一番勝率が高くなるチームです。2位と3位のゲーム差が3あっても、3位の残り試合数が2位のものより7試合多いのなら対象は3位のチームとなります。
ただマジックが点灯したら、必ず優勝できるとは限りません。 自力優勝の可能性があるチームが他に出てきたら、マジックは消滅します。
たとえば、マジック点灯チームの敗戦が続き、マジック対象チームが連勝すれば、当然ゲーム差が小さくなって自力優勝の可能性が出てくるので、マジックは消滅します。
ちなみに、2位チームの方が残り試合数が多い場合は、2位チームにマジックが点灯することが有ります。
特に、直接対決が少ないか、全くない場合は、全勝した場合の最終到達勝率が高い方にマジックナンバーが点ります。
一番有名なケースが、有名な「10.19決戦」が行われた、1988年のパリーグですね。
10月4日の時点で、2位の近鉄にマジック14が点灯してますし、その後も何度も残り試合の多い近鉄にのみマジックが点灯した後、全試合を終了した西武が首位、4試合を残した2位の近鉄にマジック3が点灯という状態になりました。
ただ、その直後阪急に敗戦し、ロッテ戦3試合を残してマジック3、全勝すれば優勝、一つでも引き分け以下があれば西武優勝という状態になり、最後のロッテ3連戦、それも最後の2試合はダブルヘッダーという状況で、劇的な試合展開で2連勝したものの、最後の試合に引き分け、優勝を逃しています。