netflixの「呪詛」は「ブレア・ウィッチ・プロジェクト」や「パラノーマル・アクティビティ」をほうふつとさせるホラー映画。
6年前にある地方の密教を取材した結果、母親とその娘を中心に恐ろしいことが次々と起きる話。
台北映画祭で7部門 (長編映画賞と監督賞を含む) にノミネートされるなど、高い評価を得ていますがストーリーをネタバレ気味に解説・考察!
呪詛(netflix)元ネタは実話?
Netflixで配信の台湾ホラー「呪詛」、非英語映画で世界4位に 日本でも好調
台北中央社)動画配信サービス、ネットフリックスで8日に全世界配信が始まった台湾ホラー映画「呪詛」(咒)が、4日から10日までの世界全体の視聴時間で、非英語映画部門の4位に入った。台湾や香港、日本などのアジア地域を中心に上位に入り、注目を浴びている。
同作は台湾で実際にあった出来事を基にした作品。ドキュメンタリー風に撮影され、観客を作品の世界に引き込む演出で話題を集めた。
https://news.yahoo.co.jp/articles/cd61b3c496e4b17414b080bdf66181be335edfe2
呪詛(netflix)は実話をもとに5年の準備期間を経て制作されたそうですが、元ネタとなったのは2005年に台湾・高雄市でおきたショッキングな事件。
当時、神に憑依されたと主張する6人家族がお互いに呪いあい、自傷行為など奇怪な行動を繰り返した挙句、長女が死亡した事件です。
家族でお互いに「悪霊が取り憑いている!」と殴り合い、排泄物などを食べさせたようです。
呪詛(netflix)ネタバレ考察・解説
呪詛(netflix)のキャストは、ツァイ・ガンイエン(蔡亘晏)、ガオ・インシュエン(高英軒)、ショーン・リン(林敬倫)、阿Q、ホアン・シンティン(??庭)
呪いの効力を知っていながら、娘を助ける為にお母さんが他のもっと沢山の人に呪いをかけるというストーリーです。
心霊スポットとか巡ってるYouTuberのような配信者3人組が、閉鎖された宗教集落みたいなとこへ行って、”入っちゃダメ”って言われたとこに入ったがために呪われる
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その時の1人が主人公のお母さんで、既にお腹の中に赤ちゃんがいて、赤ちゃん(娘)も呪われる
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娘が呪われてると思ったので、産んですぐ施設に預ける
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お母さんは、あの時の話をすると皆んなが不幸になると思っておかしくなって、精神科でお世話になるが6年後に回復して迎えに行く
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一緒に住み始めたら呪いの現象が沢山起こる
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お母さんが娘を呪いから助けるために色々するけどどうしたら良いか分からず、動画サイトの視聴者にも過去の話をして助けを求め、「もしこの動画を見て何かあったらこのお経を覚えてて欲しい」と視聴者に言う
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娘がいた施設の人が呪いを解く為に色々協力してくれて、お経の言葉の意味が何なのかを突き止めお母さんに解説の動画を送るが、途中で呪いで死ぬ
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その動画をもとにお母さんが呪いの元の宗教集落に戻り、ライブ配信をしながら”入ってはいけない場所”へと進む
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そこで急に視聴者へ謝罪をするお母さん
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実はそのお経が呪いを拡散する(言った人が呪いを受ける)意味の言葉で、これまでの動画サイトの視聴者にも呪いがかっていることが判明、呪いが多くの人にかかった方が一人一人の呪いが薄まるので、娘を助ける為に動画を投稿しました、的な発言をする
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呪いの根源の仏像がその集落の”入ってはいけない場所”にあって、その仏像の顔に呪いが集中しているとかなんとか、、
なので呪いが強すぎる為にその集落の人たちは仏像の顔を布で隠して、呪いが薄まるようにしていた
そして亡き施設の人が送ってくれた、お経の解説映像を配信で流す
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最後に、ライブ配信でその仏像の顔の布をめくり(皆に呪いがかかって娘が助かりますように的な感じで)、お母さんは呪いの影響でそのまま死ぬ
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the end(笑)
物語の内容はこんな感じです。
実際には、時系列ではなく色々な時代が色々な視点で次々と切り替わり、行ったり来たりしてます。
「グロ」「集合体恐怖症の人は無理」というのは、呪いの内容がそういった表現をされているので、苦手な方には結構気持ち悪いかと。
では続いて、この映画に盛り込まれている怖い仕掛けについて解説します。
↓↓怖い仕掛けと解説1↓↓
最後、お母さんが視聴者に謝った時に流した映像は、娘がいた施設の人が送ってくれた、お経の解説をしてくれている和尚さんの映像だった
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その和尚さんの映像の最後に、お腹が大きいお母さんがチラッと映る
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ストーリーの流れで、和尚さんの解説映像は、娘がいた施設の人が送ってくれたものだと思っていたが、実はお母さんが過去に撮った動画であり、お母さんも同じ和尚さんの所に6年前(赤ちゃんが産まれる前)に行っていたことが判明=このお経が呪いの言葉だと知っていた、更に多くの人に言うことで呪いが薄くなることを知っていた
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これまで周りの人にその話をしたことで不幸になる、と精神科で言っていたことは本当で、呪いを恐れておかしくなったと思われていたが、実際は精神科に行く前に何人かに試してた
(動画を見せてその話をして、お経も言ってもらうような話を恐らくしていたと思われる。それを裏付けるのが↓)
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物語の冒頭でお母さんの両親と思われる人が事故死したり、警察にカメラを拾ったフリして持って行って見せて、その後それを見た警察が死ぬ描写があるので、恐らくそれは呪いの効果を確認していた
↓↓怖い仕掛けと解説2↓↓
3人がその集落へ行った時、全員お参りのようなことをさせられ、そこで自分の名前を祀ってる仏像に捧げるよう言われます。
そこで何故か、名前を捧げたんだから二度と使っちゃダメよ、頭の中で考えるのもダメ、って言われます。(ダメって言われると考えちゃいますよね(笑))
その時お腹の子の名前も捧げているので、その後娘を施設に預けた時には違う名前で預けたようです。
そうして6年後に引き取った時に、あなたの本当の名前はこれよってお母さんが教えたことによって、娘の呪いが始まります。
そして物語のクライマックス、お母さんが視聴者に向かって、あなたの名前は?って聞いて仏像の顔の布をめくるんですね。
引用:https://detail.chiebukuro.yahoo.co.jp/qa/question_detail/q10264571725