十二国記の出版社おすすめは?なぜ新潮、講談社、ホワイトハート

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小野不由美『十二国記』シリーズはなぜホワイトハート文庫」と「講談社文庫」、「新潮文庫」の三形態があるんでしょうか?

十二国記はどの出版社のものを買えばいい?おすすめは?

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十二国記の出版社おすすめは?なぜ新潮、講談社、ホワイトハート

『十二国記』シリーズが最初に発表された番外編となる『魔性の子』は新潮文庫であり、これは言うまでも無く一般向けレーベルです。

その後『月の影 影の海』が講談社のホワイトハートX文庫、即ちライトノベルのレーベルから発表されました。

十二国記は、もともと、講談社Xホワイトハート文庫という、今のラノベのような少年少女向けの文庫で出てました。

でも、大人の方からも評価が高まって、ホワイトハートではデザインとかも大人が買いづらいものだったので、普通の講談社文庫として再文庫化されました。

このとき、講談社文庫では、ホワイトハートのとき入っていた挿絵はなくなりました。

2000年の初頭から、『月の影』から順次、講談社文庫(一般向け)から再出版が行われ、最終的には『黄昏の岸 暁の天』は講談社文庫で出版されたものが、その一ヶ月後にホワイトハートX文庫から再出版されるという、一般向けを優先した展開へと変化しました。

しばらくは講談社X文庫ホワイトハートと講談社文庫の両方から出版されていました。

が、短編集である「華胥の幽夢」発売後、執筆は一時ストップすると、ラノベとして再出版されています。

2012年、完全版として新潮社文庫から新刊の発表と共に、魔性の子含めて一作目から新たに出版されなおされることになりました。

挿絵やあとがきの有無、誤字などの修正はありますが、大きな話の変更はどれも無いそうです。

なので、既存巻全てを今読みたいなら講談社版。ただし、今後の新刊発売に対応するかは分かりません。

新潮文庫版は、ホワイトハートで挿絵を担当した山田章博さんが、新たに、新潮文庫用の挿絵を描いているそうです。

なので、挿絵があるほうがいい、新作と今までのを同じ新潮文庫でそろえたい、という場合は新潮文庫ですね。

十二国記の出版社おすすめは?ネットの口コミは?

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