甲子園では負けた高校のチームが甲子園の土を持ち帰るのが恒例となっていますが、なぜ持ち帰るんでしょうか?
甲子園の土を持ち帰るようになったのはいつから出、その後、甲子園の土はどうするんでしょうか?
甲子園の土はなぜ持ち帰る?いつから禁止?
高校野球・甲子園で敗退した高校は甲子園球場の土を持って帰りますが、目的はなぜかというとやはり県代表として甲子園出場の記念でしょう。
一般人が甲子園球場の土を持って帰ることはできません
ちなみに、負けた高校だけではなく優勝校も甲子園の土を持ち帰ります。
2021年、2022年はコロナウイルスの感染がひどくなった後を機に禁止になりました。後日、球場のスタッフから各出場校に送る事に変わっています。
甲子園の土はなち帰ってどうする?
甲子園の土を持ち帰るとどうするかで、お世話になった人に配ったり、持ち帰るのを頼まれることも多いようです。
他には部屋に飾るとか、グラウンドの自分ポジションの所や自宅の庭に撒くなど。
高校によっては部室と校長室、玄関のトロフィーなどが展示してあるところにふるいをかけてケースに入れ飾ったりするそうです。
甲子園の土はいつから持ち帰る?
甲子園の土を初めて持ち帰った球児は誰なのかというと、諸説あるようですが、終戦直後の1949年夏の甲子園(第31回全国高校野球選手権)に出場した福岡の小倉高(この年の校名は小倉北)のエース・福嶋一雄さん(2013年に野球殿堂入り)の名前が上がっています。
ただその前の1946年夏の第28回大会でも、初出場の東京高等師範学校附属中学(高師附属中、現・筑波大附属高)でも甲子園の土を持ち帰ったというエピソードがあるようです。
福嶋投手は試合後、三塁ベンチから一塁側の退場口に向かう途中、本塁ベースとバックネットを結ぶ中間あたりでグラウンドの土をすくってポケットにしまい込んだ。「もう、甲子園に来ることがないと思うと寂しさがこみあげ、とっさに手が土にいきましてねえ」
「甲子園の土」を持ち帰ったのは、戦前の川上哲治さん(熊本工)が最初とも言われている。ともあれ、福嶋さんの自然な心情から生まれた行為は、いまも選手の間に受け継がれている。
https://www.asahi.com/articles/ASN8W7RPZN8WULZU00Q.html