フロドとエルフは最後/その後はどこに行ったの?ロードオブザリング

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映画「ロード・オブ・リング(The Lord of the Rings)」の最終章で、フロドたちは最後に船に乗ってどこに行ったのでしょうか?

フロド達が不死の国へ旅立ちますが、不死の国とは「あの世」のこと?

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フロドとエルフは最後/その後はどこに行ったの?ロードオブザリング

映画「ロード・オブ・リング(The Lord of the Rings)」でフロドたちが最後に乗っていたあの船はエルフたちが造った船で、西の国へ行くことができる特殊な船です。

普通の船では行くことができないところです。

フロドたちはその西の国へ行きました。

西の国はヴァラール、マイアールという神や精霊のようなものやエルフたちが住んでいるところです。

不死の国はもともと広大な海ベレガイアを隔てて中つ国のはるか西にあった大陸です。しかし指輪戦争の3500年ほど前にヌメノールの人間たちがサウロンに堕落させられて不死の命を求めて不死の国に攻め込もうとしたとき、ヌメノールの島を海に沈め、またこのようなことが二度と起こらないように不死の国を世界の外の人間の理解の及ばない場所へと移してしまいました。そういうわけでそれ以後の不死の国へは、中つ国でも有力なエルフの一人キアダンとその民たちが造る特殊な船でしか渡ることができなくなってしまいました。

エルフ族には、その上の位の存在ヴァラール(天使のようなもの)がいるのですが、彼らとエルフの間には約束がありまして、「中つ国が、エルフ以外の種族(主に人間族)によって統治されるようになるまで、世界の秩序を見守り、守ること。

その間は永遠の命を得るが、エルフにとって地上での生活はストレスであり、そのままではいずれ死んでしまうので、時期が来たら、西の国に来て、エルフらしい永遠の休息と安らかな生活をしてもよい」

まれにエルフから見ても、明らかに立派な偉業をなしとげた別種族に対して、ヴァラールの恩寵・・・つまり西の国への渡航許可が出る場合があります。その偉業こそが、まさに「指輪を所持しての棄却」であったわけです。

モルドールの剣に刺されたフロドの傷は、中つ国では決して癒されることが無く、そのままではいずれ死を迎えねばなりませんでした。

そのため、不死の国と言われる、エルフの国において、傷を癒す必要もありました。

フロドには指輪をあまりに長く所有していたため受けた指輪の毒とも呪いとも取れる力による苦しみに加えて、モルグルの魔王の短刀の傷、大蜘蛛シェロブから受けた傷、そしてスメアゴルに指を食いちぎられた傷も負っていました。

もちろん、誰を連れてって良いかというジャッジは、エルフの中の実力者(エルロンド、ガラドリエルなど)によります。

フロドに関しては、「旅の仲間」でモルグルの剣による痛手&「王の帰還」でシュロブによる毒など、闇の勢力による攻撃三重苦でしたので、もちろんこの対象となりました。

原作「指輪物語」の世界の神話を描いた「シルマリルの物語」でもフロドはホビット庄に戻った後も年々弱っていきます。

ホビットの村での暮らしを望んでいたフロドですが、もはやこの世界では傷は癒えないと悟り遂にエルフたちと共に中つ国を去る決意をします。これは指輪を手にしたときから定められていた運命ともいえます。

指輪は決して人を幸せにすることはないのです。

西の国に住んでいる者たちはみな永遠の命を持つ者であるため、「不死の国」とも呼ばれます。

フロドやビルボはエルフではありませんが、中つ国において指輪を持っていたため、不死の国へ行くことを許されました。

ビルボは史上初めて自らの意思でそれの所有権を放棄し、さらにフロドはその指輪を破壊しました。

これらの労苦に報いるため、そして中つ国で受けた傷を癒すため、不死の国へ渡ることが許されたのです。

一時的に指輪を持っていたサムも数十年後に不死の国へ渡ります。

指輪所持者は、全員、一生涯消えない心の傷を負います。

簡単に言うと、指輪を手放した後も、指輪の誘惑や、それにともなう暗い気分から抜けられないということです。

持つ時間が長ければ長いほど、その精神への汚染は深くなります。その最たる例がゴラムです。

もともとホビットであったゴラムは200年以上という長い間、指輪を所持したため、心ばかりか体も蝕み、あのような姿に成り果てました。

ちなみに、原作を補足するためにトールキンが発行した「追補編」という本では、あのあとにまだ数回の船が出向しています。

それらに乗り、最終的にレゴラス(エルフだから)、ギムリ(ガラドリエルのお気に入りだから)、サム(指輪に触ったから)の三名も西に旅立ちました。

ガラドリエルやガンダルフは以前は不死の国に住んでいました。ガラドリエルは同族の多くのエルフたちとともに不死の国を脱出して中つ国にやってきて、7000年ほど中つ国に住んでいました。ガンダルフはサルマンらとともに指輪戦争の2000年ほど前に不死の国から中つ国に派遣されてきました。つまりサルマンもガンダルフも人間ではありません。アイヌアです。ちなみに冥王サウロンやモリアのバルログもアイヌアです。サウロンとガンダルフは同じ種族なわけですね。従ってガンダルフもガラドリエルも自分たちが昔住んでいた不死の国へ帰ったわけです。なお、ガラドリエルの父親フィナルフィンは不死の国に留まっていましたし、ガラドリエルの一人娘ケレブリアン(エルロンドの妻でアルウェンの母)は一足先に不死の国へ渡っていたので、もしかしたらガラドリエルは父親や娘と再会したかもしれません。ただしガラドリエルの兄弟はみな中つ国で死んでしまいました。エルロンドは中つ国で生まれ育った人物なので不死の国に行くのは初めてですね。

詳しくは『指輪物語』やトールキンの神話全体を描いた『シルマリルの物語』、トールキンの遺稿集『終わらざりし物語』や、同じく遺稿集の「the History of Middle-Earth」シリーズ全12巻(12巻全て未邦訳)を読んで下さい。

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