数学Ⅰと数学ⅠAの違いは?
大学入学共通テストでは数学Ⅰと数学ⅠAという科目がそれぞれありますがどんな違いがあるんでしょうか?
数学Ⅰと数学ⅠAの違いは?大学入学共通テスト
数学Ⅰ・Aとは「数学Ⅰ+数学A」ということです。
数学Ⅰでは、式の計算、方程式・不等式、2次関数、2次不等式、三角比、図形の計量を学びます。
数学Aでは、場合の数、確率、論理と集合、平面図形を学びます。
数学Ⅰは
式の計算・・・展開、因数分解、平方根など中三の発展版。
方程式・不等式・・・二次方程式などの発展版
二次関数・・・中三の二次関数の発展版
三角比・・・sin,cos,tanなどの新しい分野
図形と計量・・・図形の合同と相似の発展版
数学Aは
場合の数と確率・・・順列・組み合わせや確率などの発展版
論理と集合・・・新しい分野
平面図形・・・三角形や円周角などの発展版
どちらにしても、中学数学がベースになっています。
ちなみに、
数学Ⅱ…複素数と方程式・式と証明、図形と方程式、三角関数、指数関数・対数関数、微積
数学B…数列、ベクトル(平面・空間)、確率分布、統計処理
数学Ⅲ…複素数平面、平面上の曲線、関数と極限、微分法、微分法の応用、積分法
各教科(Ⅰ、Ⅱ、Ⅲ、A、B)で抑えるべきところは
Ⅰ…ほぼ中学校の発展ですから、中学校をしっかりしていないと痛い目を見ます。さらに2次関数はこれからの関数にかなり影響を及ぼすので、2次関数ができないと厳しいということもあり得ます。
A…これも中学校の発展。確率が少し深くなるぐらいです。あとは図形の性質。三角形に内心・・・などの五心というものがあって、これは大事です。
Ⅱ…一番大事な教科と思います。三角関数と微積はこの上なく大事です。
B…おそらくやるのは数列とベクトル。これらは苦手な人と得意な人がわかれると思います。
Ⅲ…高校の最後の教科。教科書が確か一番太かったような…。微積が抑えられれば強くなると思います。