「我はαにしてΩなり」とはどういう意味なんでしょうか?
ヨハネの黙示録にある「わたしはアルファであり、オメガである。初めであり、終わりである。」とは?
我はαにしてΩなり(アルファでありオメガである)とは意味は?由来は聖書?
我はαにしてΩなり(アルファでありオメガである)とは意味はキリスト教神学ではアルファは最初の文字、オメガは最後の文字ですから、始まりにして終わり、つまり神はすべてのものであり、全知全能ということを表していると解釈されています。
キリストに初めと終わりがあるという意味ではなく、「キリストが万物の創造者であり完成者である」という意味です。
アルファ【Α/α/alpha】
1 〈Α・α〉ギリシア語アルファベットの第1字。
2 物事の最初。「―からオメガまで」
オメガ【Ω/ω/omega】
1 〈Ω・ω〉ギリシア語アルファベットの最後の字。
2 物事の最後。最尾。
聖書で「αにしてΩなり(アルファでありオメガである)」の記述は黙示録中の三節のみにある「書き言葉」でみられます。
▼本文1:「神である主、常にいまし、昔いまし、後に来られる方、万物の支配者がこう言われる。『わたしはアルファであり、オメガである。』」黙示録1章8節
▼本文2:「また言われた。『事は成就した。わたしはアルファであり、オメガである。最初であり、最後である。わたしは、乾く者には、いのちの水の泉から、値なしに飲ませる。』」黙示録21章6節
▼本文3:「わたしはアルファであり、オメガである。最初であり、最後である。初めであり、終りである。」黙示録22章13節
「我はαにしてΩなり」の意味は「我は神である主、創造神(α)、救世神・万物の支配者・聖霊発出神、審判神(ω)であるイエス」である(厳密には下の(1))。但し「我は三位一体なる唯一の愛である創造神の一位格である事」が制約条件である。
旧約にもアルファでありオメガである神が記されていますが、この神はアブラハム、イサク、ヤコブの神の全能の神YHWHと名乗っていますので人の子イエスとして地上に来られた神と同一神です。